
ジャズ・マンが亡くなってもあまり追想の文は書かないけれど、この人は書いておきたい。前日まで演奏をしていたのだから突然の死はとても残念でならない。
コリエルもステーヴ・マーカスの側に行ってしまった。
ラリーコリエルはあのゲーリー・バートンのカルテットで来日した時が最初で、フィードバック奏法をこの目でみて大笑い(いや当時は真剣でした)
その後も、田園コロシアムやマフラフリンとパコとでトリオも思い出深い。
一時期聞かなくなっていたけれど最近また聞く機会が増えてアルバムを買いだしていたから訃報はうつろの感覚を作っている。
この年になってくると、まぁいろんな最後があることも納得しないわけじゃないから、追悼ということでいくつかを聞いて偲ぶことにことにした。

「葬送」も聞いておこうと思ったらCDがない。もしかしたら持っていないのかもしれない。聞かないわけにはいかない感じになってLPを引っ張り出して、テーブルに、これもお弔いかしら。

B面2曲目〝悲歌”ラリー・コリエルのまさにコリエルの歌、ちょっと涙でした。

Barefoot Boy / LARRY CORYELL
Larry Coryell – guitar
Steve Marcus – soprano saxophone, tenor saxophone
Lawrence Killian – conga
Roy Haynes – drums
Harry Wilkinson – percussion
Mervin Bronson – bass
Mike Mandel – piano
1 GYPSY QUEEN
2 THE GREAT ESCAPE
3 CALL TO THE HIGHER CONSCIOUSNESS
前日までライブで演奏をしていながら,その直後に亡くなるというのが,ミュージシャンらしいと言えば,ミュージシャンらしいです。私はCoryellのいいリスナーだったとは思いませんが,Steve Khanとやったデュオのライブ盤には影響を受けました。
多作の人だったので,アルバムとしてはつかみどころのないものもありましたが,スタイルを確立することの重要さを示していた人だと思います。改めて惜しい人を亡くしました。
ということで,遅ればせながらTBさせて頂きます。
年を取ってくるとこのようなこともあるのだと覚悟しなけれと思うこともあります。
コリエル、青春の時の人たちが抜け落ちるようにいなくなります。