ACTから出ているデュオのシリーズで、この組み合わせはかなり強力(もう一枚これからでるものでこれは凄いというがある)で熱帯にあったのでホッとした。
シムコックとゴロウベフは別のアルバムでも共演していてとても信頼感のある二人なのでしょう。
そしてクラシックの素養が十分でそのアートがこのアルバムの源流だと思う。
クラシカルなピアノソロからアルコのベースが入ってくる静かな1曲目。カテリーンのくつろいだアルバムとは違った一寸生真面目な始まりです。感じとしてはシムコックのソロ・アルバム「Good Days AT Schloss Elmau」にベースが加わった感じです。
と書いたら、このアルバムのタイトルは“Reverie at Schloss Elmau”だった。“シュロス・エルマスでの幻想”ということでしょうか、Good Daysより幻想的です。
2曲目はゴロウベフの曲、この人いろんなピアニストのアルバムに参加しているけれど、シムコックの相性はとても良いと思う。
3曲目シムコックの内省的な曲。
4曲目、クラシックの小品の様に始まって、ピチカートのバースのライン、いかにもゴロウベフらしい。
5曲目、アルコは昨日の人より安心して聞けるし、続くピアノ・ソロも良くて絶妙のバランス感です。
6曲目ゴロウベフの曲、クラシックで培った素養を二人とも十分維持しているというデュオ。
最後だけはコントラバスのパガニーニと呼ばれるジョバンニ・ホッテジーニという人の曲、最後にこれを持ってきてこのデュオはArtって呼べる納得です。
Reverie at Schloss Elmau
Gwilym Simcock / piano
Yuri Goloubev / bass
1 Pastoral
2 Lost Romance
3 Shades Of Pleasure
4 Antics
5 A Joy Forever
6 Non-Schumann Lied
7 Flow
8 Vain Song
9 Reverie
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