
買ったCDで気にったものを携帯機器にいれてアルファベット順にきいている。時々このピアノ良いじゃないかと思って確かめることがある。
数回確かめたのがこのアルバム。

「PIERIS」 2018年リリース
1987年スペインメノルカ島生まれのピアニストマルコ・カスキーダ。2018年には東京JAZZにも来ているみたい。アルバム出ているかとおもったらかなりあった。スペインではかなり有名になっているみたい。いくつか聞いてエイ2枚買ってしまえと注文した。二ついっぺんに記事にしようかとおもったが、内容もちょっと違うし、どちらも良いので2つに分けて紹介。
まずはトリオの演奏。ベースではなくてチェロとドラムスでのトリオ。2022年録音でもう一つ新しいのが出ているみたいだけれど、そちらは聴いていない。まずこのピアニスト、とても優しい気分にさせてくれる曲を書く。
1曲目、落ち着いた序章のような始まり。ノートに彼自身が書いていますが1歳になった息子Milosniへの愛の手紙として作られたものだそうで、多くの分野の音に対してのマルコの思いがこめられているアルバム。
5曲目などはジャズのアドリブ感が多いし6曲目はブルースの色合いもある。しかしベースはイベリア音楽が根底にながれる。10曲目 ”Pandero Suite”がまさにそれになる。スペインにはチャノ・ドミンゲスというピアニストがジャズとスパニシュを両方こなすけど、その後継者になると思う。
個人的にはチェロがもうちょっとアルコで行ってくれたらと思ったけれど(最後の曲でちょっとだけソロをとっている)、それはしょうがない。もう一枚のマルコはまたこのアルバムとはちょっと違っていて、そちらも凄い魅力だ。
Letter to Milos / marco mezquida
Piano and Keyboards – Marco Mezquida
Cello – Martín Meléndez
Drums, Percussion – Aleix Tobias
2022年作品
1. Nacimiento
2. El Cielo En Tus Brazos
3. Sonajero
4. Corazón Feliz
5. Charrada de la Vida
6. Percebes y Zamburiñas
7. El Beso
8. Onírico
9. Letter To Milos
10. Pandero Suite
11. Pauta Completa
12. Umbilical
13. Lluminosa
14. Passarinho
15. Milos Smiles
16. Infinito
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