
ビル・フリゼールのアメリカに生まれ育ったことをまさに表すようなアメリカーナな作品が大好きだけれど、今回はなんとチェロまで使ってくれた作品なので大満足。ブルーノートからは初タイトルだそうで、移籍第一弾などと書かれると驚いてしまう。
メンバーはC・ヘイデンのペトラがメイン・ヴォーカルでビルフリのギター以外楽器は弦だけだから、ちょっと変わったサンドかもしれないけれど、やっぱりビルフリのアルバムらしい始まり。
2曲目がカントリー調の曲になって、こういうのが聞きたかった。チェロのハンク・ロバーツもヴェテランでフォークもロックもこなす人、ヴォーカルもペトラと良いハーモニー。
6曲目ヘイデンの曲を選んでくれてうれしい。ここではチェロも効いている。
8曲目”On The Street Where You Live”や10曲目” Lush Life”などのよく知ったアメリカンソングがちょっと地味になりそうな編成のアルバムを華やかにっしている。
そして、この曲、ビルフリのベースだろうと思う”Red River Valley”の再演もとてもうれしいと思ったらなんとペトラとハンクのアカペラだった。それでもうれしい。
どこのレーベルに行っても、どんな編成でも、ビルフリはビルフリのアルバムって、これほど個性を持つ人も珍しい。
HARMONY / BILL FRISELL
Bill Frisell (guitar)
Petra Haden (vocal)
Hank Roberts (cello,vocal)
Luke Bergman (guitar,baritone-bass)
1. Everywhere
2. God's Wing'ed Horse
3. Fifty Years
4. Hard Times
5. Deep Dead Blue
6. There In A Dream
7. Lonesome
8. On The Street Where You Live
9. How Many Miles?
10. Lush Life
11. Honest Man
12. Red River Valley
13. Curiosity
14. Where Have All The Flowers Gone?
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