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ムード音楽革新 THE PLAYER / HAUSER

2022-10-28 15:34:57 | チェロ無難


2チェローズの片割れステファン・ハウザーの2枚目のソロ・アルバムが出た。アルバムの奏者はHAUSERと1枚目とともになっているのでコンガはハウザーという名前で活動していくのだろう。
というのもこの秋、今まで活躍してきた2CELLOSが解散することとなった。ちょっと残念だけれど、それぞれが活動場所の希望がわかれてきたのでしょうがない。(世界を股にかけたいハウザーと、子供もできて家庭のある場所で活躍したいルカとなった。)それぞれの場所で頑張ってほしい。それぞれに十分な魅力を備えているので当然なことだ。
このアルバムの前にこれまでのアルバムを並べてみる。まず2CELLOSだけれどイケメン度が向上しているのがおかしい。



そしてそれぞれのアルバムを出すようになったわけだけれど、まずハウザーが「CLASSIC」というアルバムをだした。



ロンドン交響楽団と共演したもので、”白鳥の湖””G線上のアリア”ショパンの”ノクタウン”などの名曲を弾いている。あのハウザーの音でよく知った曲を演奏してくれるので、うっとりと聞き入ってしまう作品だった。
これからこの路線なのかと思ったら、なんと・・・というのが今作だけれど、その前にルカ・スーリッチもその前の歳に、ヴィヴァルディの「四季」をチェロ用に編曲し弦楽合奏壇と共演しリリースしている。



こちらもチェロで「四季」という大変な力作だった。ルカの方はクラシック路線なのだろうか。

ということでハウザーに戻ると、今回の2作目には驚いた。1曲目” スウェイ”曲名は知らないかもしれないけれど、聴けばすぐわかる「キエン・セラ」これが何とも盛り上がる。その後も「べサメ・ムーチョ」「キサス、キサス、キサス」「ある恋の物語」などが演奏される。パレス・プラードの”セレソ・ローサ”なんてのも演っていてくれて何ともうれしい。
バックがナショナル交響楽団なのにこれが何ともノリノリのラテン・バンドで度肝を抜かれる。
これまさに、名曲を演奏しているラテン・ムード音楽楽団だと思った。それも抜群の技量とアレンジを持った楽団。
それも、これまでにないムード・サウンド、で理由に気が付いた。
チェロ、それもハウザーの音色をメインにしたムード・音楽・サウンドなんてなかったかのだ。ハウザーの音色で楽団バックに弾かれたらこれはたまらない。
とにかく今までにないラテン・ムード音楽のサウンドだ。まさにムード音楽の革新だと思う。
映像があったので貼っておきます。のってください。




THE PLAYER / HAUSER

ハウザー(チェロ)
 チェコ・ナショナル交響楽団
 スティーヴン・メルクリオ(指揮)

1. スウェイ
2. リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ
3. ラ・イスラ・ボニータ
4. べサメ・ムーチョ
5. クアンド、クアンド、クアンド
6. チェリー・ピンク&アップル・ブロッサム・ホワイト
7. セニョリータ
8. オブセッション
9. キサス、キサス、キサス(feat. キャロライン・キャンベル)
10. ヒストリア・デ・ウン・アモール
11. レッツ・ゲット・ラウド
12. ワカ・ワカ

 



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