JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ファイナル・ターゲット トム・ウッド著 熊谷千寿訳

2013-10-20 17:34:41 | 


読む本が切れたので、図書館で検索したら一寸面白そうな本があったので予約しました。

トム・ウッドという人のシリーズ2作目だそうで、主人はヴィクターという暗殺者、前作の「パーフェクト・ハンンター」でいろいろ設定がなされているのだろうけれど、まずは上巻をよみ始めました。

書きだして8ページ目、まずはさわりを

 照準を窓の中央に合わせ、スコープの倍率を上げると、さっきの光は、陽光が双眼鏡や望遠鏡のレンズに反射していたのではなく、こちらと同じくライフルのスコープだとわかった。
 わずかばかりの発射炎が見えたとき、銃弾が頭に到達するまでの三分の二秒のあいだに、ビジネスマンの驚きが恐怖に変わった。
 ピンクの霧が宙をまった。

こりゃおもしろい、丁寧は筆遣い、訳も良くて読みやすい。ページが進みます。

話はCIAの指令をうける暗殺者はヴィクターは、陰謀をふくんだ指令の実行に窮地に陥っていく。自分の身を守るためにという話。

下巻に入って一寸抜き書き

 モスクワ・エリートのための、代わりばえのしないパーティーだった。政治家や大富豪や有名人がみな互いの肩をなで合い、愛想よく笑ったりしているが、心の中では憎み合っている。大富豪は政治家の持つ権力をきらい、政治家は大富豪の富を嫌い、両者は有名人の人気を嫌い、有名人は有名でないと理由で政治家と大富豪をきらう。カサコフは唯一、三者とも嫌いだった。

後半、銃撃戦も凄い面白いし、読み終わっていないけれど、最終に向けてもおもしろさが加速していくから昨日はだいぶ遅くまで読んでしまったし、この前作を図書館に予約しました。

そして読了、いや面白かった、プロットがすごいわけではありませんが勢いがある。
終わり方が問題を残していてこれは次ありということで、自作はすでに出版されたようです。熊谷さん頑張ってと言っておいて、この前作「パーフェクト・ハンター」に取り掛かりました。

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