JAZZ最中

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甘さの新鮮 PIERIS / MEZQUIDA BODILSEN ANDERSEN

2018-07-31 17:08:48 | 聞いてますCDおすすめ


まるで知らないピアニストだけれど、ベースをひいているのがイエスパー・ボディルセンなので買ってみた。ボディルセンとボラーニとのトリオの演奏がとてもいいし、ワケニウスとのアルバムも大好きだからこれはいいかもしれない。

1曲目、ゆったりした静かなピアノで始まる曲はボディルセンの曲、美しく、ちょっと甘い感じのピアノ・タッチも個性的でいい。
ベース・ソロで始まる2曲目はスペインの曲でしょう、哀愁を帯びたピアノのソロが素晴らしい、これはスペインの人だからかもしれない。
3曲目はそのメスキーダの曲で、スペインからフレンツェに移って少し柔らかい雰囲気のイタリア旅行でしょうか。
4曲目もメスキーダの曲で“Joy”素直な優しい曲で、この人まるで知らなかったけれど、とても好人物なのかもしれません。ベースのソロもその雰囲気をうけて、軽やかなな駆け引きです。
そして5曲目、どこかで聴いて心に残るスペインの哀歌、育った地の曲を素直に歌わせていて、良いピアノだと思います。
この後ボディルセンの2曲にホレス・シルバーとメスキーダの曲、アルバム全体はボディルセンが基調となって、そこにメスキーダの良いところをうまく生かした、さすが予想に外れなしの好アルバムでした。

このピアニスト初めて会ってのだけど、きちんと個性を持ったタッチの雰囲気は次も気になる感じで、新鮮さという意味で高得点となりました。

PIERIS / MEZQUIDA BODILSEN ANDERSEN

Marco Mezquida (piano)
Jesper Bodilsen (bass)
Martin Maretti Andersen (drums)
2017年7月14or17日 デンマーク-コペンハーゲンのVillage Recordings

1. Hidden Beauty
2. Nostalgias
3. Florencia
4. Joy
5. Piensa En Mi
6. A Speciel One
7. Min Sommerfugl
8. Peace
9. Coral De La Flor D'Estiu

コメント (2)
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