JAZZ最中

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ファンタジスタな DI MEZZO IL MARE / EGEA ORCHSTRA

2008-09-01 21:24:48 | 聞いてますCDいいと思う


イタリアのペルージャにあるEGEAからアルバムを出している一流のミュージシャンが集まって演奏したアルバムです。
息子がサッカーをやっていたころ、プレースタイルが似ていたので大ファンだった中田英寿がセリエAに移籍したのが1998年、あのペルージャの試合をよく見ていました。
あのチーム今どこに行ってしまったのでしょうか。(セリエC1まで落ちています。)
イタリアサッカーでは賞賛に値する創造的プレーをいつもする、極限られた選手を
ファンタジスタと呼びます。
イタリア語におけるファンタジスタの原意は「多芸多才な人」、このアルバムのミュージシャン全てをファンタジスタと呼ぶことはできませんが、このアルバムを聴いていると、セリエAを思いだし、ファンタジスタを思い浮かべました。(もちろんペルージャから容易に行き着くんだけれど)
個性も強く、実力もある10名のミュージシャンがしっかりしたアレンジの元に見事に力を発揮した強力盤です。(サッカーの事を書いたらどうもスポーツ調から抜けられません。)
全6曲それぞれの曲でのソリストをまず書いておきます。

solo 1 TEDESCO ZUTZOLO KRMER
2 PIERANUNZI TONOLO
3 ZURZOLO MIRABASSI MARAS
4 PIERANUNZI CASATI
5 TONOLO LEVERATTO TONOLO
6 BIANCHETTI TEDESCO MIRABASSI

1曲目、ちょっと派手目な曲調でトロンボーンとフルートの絡みが美しい、10人の顔見せみたいなところがあり私は二曲目以後がすきです。
2曲目ピエラヌンツィのピアノソロが幻想的で、最近会ったばかりのトノロのソプラノも美しい、ベースのラインが効いています。
3曲目、10人のビックコンボにオーケストラのようなアレンジを取り入れて、重厚でありながら変化に富んだバックにソロの妙技がさえわたる、良いサッカーの試合をみているようです。
4曲目、これもピエラヌンツィのピアノが冴えるグルーヴ感のある曲。
5曲目トロノのテナーが力強く、太い。ところがバックにいる楽器の音もひとつひとつしっかり聞こえている素晴らしい録音です。
最後は生ギターの音が爽やかで、このアルバムでもとても目立つミラバッシが個性で持っていてしまう演奏です。
トータルアルバム見たいに個性のはっきりしたEGEAのアルバムの中で、10の個性が詰まったアルバムでした。
もう一人入れて11人にしてくれたらもう一度サッカーに戻っていたかも。

DI MEZZO IL MARE / EGEA ORCHSTRA

Enrico Pieranunzi piano
Gabriele Mirabassi clarinetto
Marco Zurzolo sax contralto,flauto
Pietro Tonolo sax tenore,sopurano
Massimo Bartoletti tromba
Alessandro Tedesco trombone
Giancarlo Bianchetti chitarra
Salvatore Majore contrabbasso
Alfred Kramer batteria
Fulvio Maras percussioni
Germano Mazzocchetti musiche e arrangimenti

1.Il Bacio Della Tarantola
2.Porto Antico
3.Staccomato
4.Festa lonica
5.Terre D'Ombre
6.Mezzo

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