
先日聴いたアルゼンチンのトリオがとてもよかった。
知らないところにまだまだ驚くものがあるけれど、評判がよくても、自分にはしっくり来ないアルバムもあるものです。
このアルバム、有名文庫本でもお薦めで、ジャケを覚えていたので、期待して拾いました。
ピアノの音は柔らかくいい音で弾いていると思います。
2曲目の曲も繊細でそれにあった演奏だな思います。
11曲中7曲がオリジナルですが、これって面白いのでしょうか。アドリブのフレーズをつないだような曲が多く、テンポを途中で色々変えたとしても深くは入っていかないように思います。
いかにもJAZZ的な感じを出しますが、それはずっと弾いているJAZZフレーズの鼻唄みたいなもので、曲としてのテーマには足りないと思います。
このアルバム、オリジナルが残念ながら水準にいたりません。
4曲目のベースのソロのピッチは不安だし7曲目のアルコソロは世界に披露する水準ではありません。
ドラムスを評価する向きもありますが、タイムのはずし方は古臭いし、ベースのテクと同じくらいに感じてしまいます。
ただピアニストの音色と“Nature Boy”のタイム感など悪いピアノとは思いませんから好みでしょう。
実はその前のアルゼンチンのアルバムで驚いたので、その落差が響いた記事になりました。
スペインのJAZZもこのごろとてもよくなっているように思いますが、比較したのはアンラッキーでした。
Pas Del Temps / Marti Ventura
Marti Ventura (p)
Miquel Angel Cordero (b)
Lluis Ribalta(ds)
1 NIT EN BLANC
2 EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MAGIC
3 MR I
4 PAS DEL TEMPS
5 KLOWN
6 FOOL OF FEEL
7 MY ONE AND ONLY LOVE
8 PEL RAFA
9 NATURE BOY
10 CURT
11 POTSER SORT
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