
エドワード・サイモンって結構アルバムがでているけれど、なぜか拾ってなかった。LATIN系のJAZZをたまに拾うから今回は一つ好みが入った感じで買ってみた。
1曲目がリベルタンゴっていうのは、最初に勝負ついちゃうじゃん的ではないでしょうか。印象強いメロディを多くのミュージシャンがそれぞれ個性をだした演奏してきたから、これで驚かすのは結構大変です。
その1曲目、この人の特徴なのでしょうか、入れこまずにこの曲をすんなり、すんなりは違うか、変な形を作らずすんなりと弾いていて、そうかこれならば合格かという感じです。
派手なテクを見せないけれどきちんと弾けるというと変化もしれませんがそんな感じ、今まで普通の世界で合わなかったけど、今度のラテンはその部分で色が強くてよかった感じです。
2曲目、有名でない曲の方がその点すんなりとこの人のピアノをスッと鳴らす魅力があって、そんなのがこのアルバムの魅力に思います。
ベースソロとの掛け合いなども魅力的です。
ピアノ・トリオの魅力をいろいろな面で考えますが、このようなストレートにグループの良さを表現する演奏、たぶんそれもラテンだから素直に良いと思います。
3曲目特に凄いテクを見せる演奏ではないので、、それでも人気なのはなんか安心するのでしょうか、私はその点特に評価を高くしませんがなんか安心でいる演奏です。
世の中の評判ってそんな面を言っているのでしょうか。
4曲目、トリオのまとまりは素晴らしいと思う、哀愁あるラテンの曲をこうやって曲としてまとめるのはすごい力だと思う。
5曲目もその感じ感情のこもったラテンらしいテーマをゆったりと始めるあたり凄い好みです。癖のないピアノ音がそのまま伝わって、それがラテンをするからその色合いが強くなっていい塩梅になったという感じです。
6曲目のジョビンの曲もその良さが出た演奏でしょう。
この人をあまり聞かなかったのも、今度聴いて良いと思うのも同じ理由かもしれません。
LATIN AMERICAN SONGBOOK / EDWARD SIMON
Edward Simon (p)
Joe Maritin (b)
Adam Cruz (ds)
1. Libertango(Astor Piazzolla)
2. Alfonsina y el Mar(Ariel Ramirez)
3. Capullito (Rafael Hernandez)
4. Volver(Carlos Gardel)
5. Graciasa Lavida(Violeta Parra)
6. Chega de Saudade(Antonio Carlos Jobim)
7. En La Orilla del Mundo (Martin Rojaz)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます