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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

若きアルバイト ニューヨークの子守歌  / ニューヨーク・ストリング・カルテット

2020-06-03 08:26:48 | 聞いてますCDいいと思う


散歩の途中にある中古屋さんで1枚を買うことという遊びをしているけれど、そこで実はもう一枚買ったのがこれ。弦楽4重奏の演奏だけれど、「ニューヨークの人気ジャズ・メンたちをバックに奏でる」なんて書いてあって曲はスタンダードだから買ってみた。もちろんチェロがどんなかなというのが買いの理由です。
このような女性だけのカルテット、まあスタンダードのリラックス弦が聞ければいいやと思っていました。



大分前に出たものらしく、メルダックという会社、調べたら日本の徳間書房がつくった会社らしく、日本企画でした。
ですから演奏している女性もここか32年たっているわけで、いまではっていうのは関係ないか。
1曲目、” サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー”はカルテットだけの演奏、2曲目”バードランドの子守歌”の途中からジャズ・ギターが結構なアドリブで入ってくる。
録音風景、カルテットはこんな感じです。



何をもったいぶって書いているかというと、次のジャズ・メンの写真、人気ジャズ・メンなんて書いているけど期待もしなかったら、なんと真ん中の写真、フレッド・ハーシュじゃないですか。こりゃ驚いた、3曲目”A列車でいこう”ではとっているし、さっきのギターソロは若き川崎瞭氏だったのです。(つい先日亡くなりました)



このアルバム川崎氏もプロデユースに加わっていますが1988年の録音です。日本盤ですからライナー・ノーツもあって、そこにはハーシュのことは「コンコードから『ホライゾン』のリーダー・アルバムをだしている「『才能あるイキなピアニスト』と紹介している。そのリーダー・デヴュー作がこちら。1984年の録音。



1984 Horizons Concord Jazz Trio with Marc Johnson and Joey Baron

フレッド・ハーシュは一時期、持っていないものがあれば買っていた時期がある。だから結構探して買うこともあり、デヴゅ当時のアルバムも結構もっている。デビュー作のあとの2枚は持っていない。ヘイデンと演っている「 Sarabande 」はなぜW持っていないか疑問でこれは修正しておこうか。

1984 As One JMT Duo with Jane Ira Bloom (soprano sax)
1986 Sarabande Sunnyside Trio with Charlie Haden and Joey Baron

そのあとのディスコ・グラフィーにのっている4作目と5作目がこちら。



1988 E.T.C. Red Trio E.T.C. with Steve LaSpina and Jeff Hirshfield



1989 Heartsongs Sunnyside Trio with Michael Formanek and Jeff Hirshfield

この弦楽4重奏のアルバムと同じ年の演奏です。
という事でこのアルバム5曲目”ブロードウェイ”7曲目” ブロードウェイの子守歌”8曲目”ニューヨークの秋”でもハーシュは端正なソロを聞かせる。
デヴューしたて、いろいろなところで弾き始めているハーシュだけれど、まだまだ満足な収入はなかったのだろうと思う。こうやってアルバイトで収入を得ていただろうとほほえましい。
ディスコ・グラフィーにも載っていないかもしれないアルバムとの出会いにはびっくりしました。散歩の途中で出会うにはちょっとびっくりなアルバムでした。
ちなみに熱帯で723円で手に入るかもしれないので、ハーシュ研究家のかたはお早めに。

LULLABY OF NEW YORK / NEW YORK STRING QUARTET

1. サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー
2. バードランドの子守歌
3. A列車でいこう
4. ラブ・フォー・セール
5. ブロードウェイ
6. ソフィスティケーテッド・レディ
7. ブロードウェイの子守歌
8. ニューヨークの秋
9. スワンダフル
10. マンハッタン

コメント
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