JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

乗客ナンバー23の消失  セバスチャン・フィツェック 著 酒寄進一 訳

2018-07-30 17:02:22 | 


どっかの評を読んでおもしろそうだと図書館に予約して半年ぐらいまっていた。
連絡をいただいたので、読みかけのを途中にして(こっちの本で休憩になっているのがもう一冊ある)こちらを読みだした。

船上での失踪のはなしだけれど、繰り返された失踪の意味合いなど結構息をつかせず続いていく。
サイコパスな話になっていて、それも欧州風の陰湿な感じがきつい。ちょっと戸惑ったけれど、章立ても短く、切れが良いので久しぶりにページの進みが早い。
何度も章の最後で驚かされるから次へ次へと進んでいって、結構驚いて358ページで終わるのだけれど、360ページには、作者が「本書は369ページにまさかの展開が用意してあります」てあってエピローグが最後にあった。

プロローグと対になるエピローグだけれど、私的には354ページの最後の76章がエピローグのようでこっちが良いと思った。この本んをえいがにしたら、プロローグとエピローグはカットになるような気がする。

どちらにしてもさすが、評判になるのがうなづける本だった。評判になったのをもう一冊予約しているけれどいま69人待ちだから1年先だろうな。

で読みかけに戻ればいいのだけれど、去年ずいぶん読んだシリーズの新作が出たので、置いてあるは置いといてそっちに行くことにした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする