
一昨日はお稽古で、その町にはショップがあるので、寄ってくる。これは買いでしょうというピアノを2枚、チェロのアルバムを一つ、そしてもう一つは、この手のジャケはふつうは買わないけれど、買ってみました。
ジャケは確信犯のブラフ、良いジャケです。
私にジャズ情報を与えてくれる人が何人かいますが、何日か前に急に欲しくなって、ショップで名前を懸命に思い出して買ったアルバムです。
近藤等則って昔は知っていたけれどとおもったら、アムステルダムに行っていたのですね。ですから最近はどんな音楽を演っているのか全然しりません。このアルバムの記事をよんだら無性に聞いてみなければと思ったわけです。
1曲目“Summertime”から、鳥のさえずり音の入って“The Girl From Ipanema”これって完全な打ち込みなのかな、ギターは演奏みたいだけれどと思いながら聞き始めました。
打ち込みは基本聞かないのでこれはどうしたものか、ライナーを読んだら、本人が打ち込み音楽を追及したとも書いてあった。
そして最後まで聞いた結論はこの打ち込みは許せる、とってつけたというかリズムが浮いてしまう打ち込みを聴かないことにしているけれど、このアルバムでは抑え気味の打ち込みで聴けました。追及したと言う通り使い方は悪くなかった。
電気ペットでスタンダードを吹くという企画でしょうか、電気ペットはドン・エリスが昔使っていたのと大きく違うわけでもない。だから聴き始めて思い浮かべるのはエリスになってしまう。
そして、さっきも書いたけれど結論は良いねの判子なのはもう少し聞いたほうがいいのかもしれません。
そして結局なんだかというと、近藤等則が吹く電気ペットのスタンダードの歌心がつまらない心配を凌駕したことになるのでしょう。
昔CTIが世の中に出た時には驚きました。心地よいところに、発想の価値がありました。
このアルバム、そこまでの驚異的な価値はあるとは思いませんが、オッという発想があります。
ちょっと不思議なアルバムだけれど、結構何の気なしに聞くことになるアルバムかもしれません。
最後の“What A Wonderful World”だけは2014年の録音だそうですが、宗教音楽のような和音には驚きました。これいいと思います。
You don't Know What Love Is / Toshnori Knndo
Toshinori Kondo ( el-tp )
Eraldo Bernocchi ( el-g,except #8 )
Channel K ( Tracks #8 )
1. Summertime
2. The Girl From Ipanema
3. Autumn Leaves / 枯葉
4. You don't Know What Love Is
5. In A Sentimental Mood
6. Misty
7. Blue Monk
8. My Funny Valentine
9. Round About Midnight
10. What A Wonderful World
Toshinori Kondo ( el-tp )
Eraldo Bernocchi ( el-g,except #8 )
Channel K ( Tracks #8 )