JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

モラヴァ川の岸辺 MORAVA / GEORGE MRAZ

2008-12-28 21:34:25 | 聞いてますCDいいと思う


N・H・O・Pがその技量を認めた、George・Mrazは今一番安心して効くことのできるベーシストだと思います。
色々なアルバムに参加していますが、リーダー作はあまり出ていない気がします。
中古屋さんで見ていたら、このアルバムに出会いました。
知らない人でvoccalとあるので、ちょっと躊躇しましたが、ジャケもECM風で、ムラーツなので拾ってみました。
ドラムスがBilly Hartでこれは問題なし、ピアノはチェコのEmil Viklickyという人で、と思ったら、この人のアルバム記事にしていました。
ピアノは大変よいとおもったのに、ベースが合わずさよならしてしまったアルバムのピアノでした。
そしてvocalもムラーツと同じチェコのひとで、JAZZというより、チェコのフォークみたいなものをアレンジしたもののようです。
スザナ・ラブチーコヴァという女性が弾くツインバルという楽器の音色から始まる1曲目、驚いたのはピアノのEmil Viklickyがとても美しい透明感のある音で、これならば人気あるはずです。印象かわりました。
曲はフォーク調の歌の部分と、トリオで演奏する東欧の雰囲気もでたピアノジャズを交互に聴く感じです。
アレッと思うジャッジーな始まりの曲もありますが、ベルギーの言葉か、そちらの方のものなので単語一つわからず、ちょっと12曲は辛くなります。
途中のムラーツのベースソロはアルコあり、ウォーキングありで、充分存在を堪能できますし、Viklickyとの駆け引きは上等な澄んだお酒を思わせます。
2007年にはIva Bittovaという女性とViklickyと同じようなアルバムを出しているので、この方向ムラーツの好みみたいで,このジャケットのような東欧の雰囲気がもっと判っていたら、たとえば東欧を流れるモラヴァ川の岸辺の風景を眺めながら聴くと良さも増すように思います。

JAZZ Vocalと違うので、ちょっと飽きがくるかもしれませんが,ムラーツのウッドを効くには良いと思う一枚です。

MORAVA / GEORGE MRAZ

George Mraz : double-bass
Zuzana Lapcikova : vocal and cymbalom
Emil Viklicky : piano
Billy Heart : drums

01.Aspen Leaf
02.Oh, Mountain
03.Gray Pigeon
04.Up in a Fir Tree
05.Myjava
06.She Walks in a Meadow
07.Little Black Swallow
08.Desire
09.Wine, Oh Wine
10.Gray Falcon
11.The Sun Goes Down
12.Jurenko, Jurenko

Recorded June 9-11, 2000
at The Studio, New York City.
コメント
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