JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

居座るLABEL BLEUの魅力  Groove Gang / Julien Lourau 

2008-12-03 20:55:16 | 聞いてますCDいいと思う


記事にできるかなと思い、書き始めたけれど結末までいかなくて没にするアルバムがいくらもあります。これはだめだというのは外れますから、そんな意味ではいつまでも完成しない、結構困ったしまった中古品です。
LABEL BLEUのアルバムで少し古いというものは、内容が練れていてとても面白いものがあってびっくりします。
このアルバムもメンバーなどまるでわからずに購入して、結構面白いと思っていますが、なかなか記事にはなりませんでした。リーダーのJurien Lourauについては以後もLabel Blueでいくつか会っています。
1995年の録音で、ブラス・ファンクという感じとシリアス・ジャズとPOPがヨーロッパの土壌で絡み合った、ヨーロッパのアルバムよくある多管の演奏です。
1曲目はPOP系が強いグルービー色を出した曲。
3曲目はバイブとペットがリズムにのったハードプレーでなかなか素晴らしい演奏です。
4曲目はリーダーのsaxのJulien LOURAUのエキゾチックなソロから管が増えて、それぞれのパートが結構個性的な演奏は、この感じずっとヨーロッパのJAZZに生きづいているのでないでしょうか。
ヨーロッパのブルーノートレーベルのアルバムにも引き継がれているように感じます。
さてリーダーのJulien LOURAUについてはほとんど知りません。ソプラノが一番しっくり来る感じです。
6曲目はオーネットとD・チェリーみたいに始まりますがアフリカンなリズムが追い討ちを掛けてきて、そこにウッドベースのピッチカーとのフリーソロ、このような感じがヨーロピアンですが、説明はとても難しい、他民族の集まっているフランスを感じてしまいます。
7曲目もsaxの民族的なフレーズから宗教的なフレーズへ移行しいるオリエンタルな曲、そのまま8曲目のトルキシュな曲、考えてみればこのようなものを好きという人は少ないのかも知れません。
よくよく見てみれば、ジャケに写っている奏者のポートレートは皆さん白いイスラムの衣装のデザインが入っていて、ここら辺としっかりしたビートのドラムスが融合したアルバムです。
9曲目ベースとソプラノのデュオにバンドネオンなどが絡むモダンフレンチな演奏、トランペットのNicolas Genestがもっと吹いてもいいんじゃないかと思うけどトータルのアレンジでしょう。
LABEL BLEUのアルバムでこの時期のものはなかなかめぐり合えませんが、知らない物でも買ってしまいます。もちろんすべてが当たりではありませんが、このアルバムのように、いつまでも記事にしろと下書きのところに居続けて、やっと記事になるものもあります。
このレーベルは侮れません。

Groove Gang / Julien Lourau 

Julien Lourau (ts,ss,bs,vo)
Nicolas Genest (tp,bugle)
Daniel Casimir (tb,vo)
Norbert Lucarain (vib,marimba,per)
Jules Bikoko Bi N'Jami (b,vo)
Daniel Garcia-Bruno (ds,per,bandoneon)
Seb Whammy Martel (g,vo)
Erik Funka Borelva (ds)

1 Erotik
2 Chain Of Fools
3 Falling
4 L'Homme Bleu
5 Sisvijana
6 Funkaception
7 Chant De Veillee
8 Verhovec
9 Madres De Plaza De Mayo
10 Blues For Shepp




コメント
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