JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

六本木バードランド・ライブ・ハクエイ・キム2nd set

2006-04-16 16:52:38 | サポート中、ライブ
4/14 六本木バードランドでのハクエイ・キムTRIOのライブ感想の続きです。
2nd set  伯英 (p) 鉄井孝司 (b) 天倉正敬 (d)

3 DEAR SHISHO
  ハクエイのCD Open The Green Doorに収録されている曲です。彼の音楽の師オーストラリア在住のMIKE NOCK氏にささげられた曲。私はこの曲を彼の卒業論曲だったんではないかと想像する。彼の師への敬愛の思いは深く、その分曲もこっていてます。演奏するときも気張るところがあり、聞く側もかまえることのある曲です。
1ヵ月後のオーストラリアでの(CDを録音しにゆく)師との再会を思ってか、本日の演奏はナイーブで素直なフレーズがあふれ出し、大変わかりやすく感じました。そのピアノをうけて鉄井さんも曲想をつかんで心にしみるベースソロを聞かせてくれました。

4 曲名忘れた。 ソニーロリンズの曲だそうです。 
  DEAR SHISHOの流れを受けて肩の力が抜けていながら、メロディがあふれ、グルーブ感もあり良い演奏でした。

2nd setの後にハクエイと話したとき、テンションが低いと思ってか、“スミマセン”などといっていましたが非常に落ち着いた説得力のあるステージだと思い、DEAR SHISHOのとところで感じた事を話すと元気がでたといってくれました。


3rd set

1 DRY DANCE
  これもハクエイのアルバムからの曲です。 2ndの感じを引き継いでメロディを探りながら演奏を続けていく感じで、その我慢の中からダンダンと見つかるものが増え、気がつくとメロディがあふれていました。いつもの曲調とは違って聞いたのは私だけだったのでしょうか。この我慢の中から次第にメロディがあふれる演奏は2曲目にも続き、私はこのDRY DANCE と次が今夜のBESTだと思いました。

2 SOMEDAY MY PRINE WELL COME
  ソロの探るような感じから、やがて良く知れ渡ったメロディヘ到達するとそのまま、やさしい曲調を持続させながらグループ全体が調和します。ピアノトリオの演奏として一段高い出来を感じました。このTRIOを聞いたことのない人にこの演奏を届けたい。

3 CARAVAN
  ハクエイは良く演奏するかも知れませんが私は初めて。だいぶ元気になったというよりか、元気になりすぎちゃった。私1、2曲のあとで頭が休憩中でよく覚えていない。ドラムの天倉さんが元気良かったやつだっけ。

4 HONE BEYOND CLOUD
  ハクエイの新曲。日本の唱歌を思わせる曲で風景の中に音楽が感じられるような曲に思います。ふるさとの北海道を思っての曲でしょう。

5 アンコールは枯葉で、ラテンタッチも入って良し良し気持ちを楽に聞ける締めでした。
 
ぜひ機会がありましたら、キム・ハクエイと彼のトリオを体験してください。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六本木・バードランド・ライヴ ハクエイ・キム 1st set

2006-04-16 01:02:14 | サポート中、ライブ
4月14日 六本木バードランドで行われたハクエイ・キムトリオのライブに行ってきました。
ハクエイは、今私が応援しているピアニストで大変な実力の持ち主です。どのようなピアノで、どのように応援する様になったかはおいおい書くとして、ハクエイに了解をもらったので今後ハクエイの事を書く事にしました。CDの事をブログに書いていますが、これもハクエイと知り合った事が影響しています。
 まずはライブの感想を書きます。ハクエイをご存知ない方も興味が出てハクエイを聞いてやろうと思ってくれたら幸せです。ハクエイは2枚目のCD(1枚目は昨年スウィング・ジャーナル誌でジャズディスク大賞にノミネートされています)の録音の為5月16日よりオーストラリアにいきます。私としては渡豪前の最後の応援ライブのつもりです。
ライブは7時より3set行われました。 伯英(P) 鉄井孝司(b) 天倉正敬(d)

1st set
1 You don't Know what love is
お客がまだ落ち着いた状態にならないままスタートしました。ちょっと沈んだ感じの曲調はめずらしい気がしました。鉄井さんのウォーキングベースが良く鳴っていると言うのが第一印象です。

2 FOOTPRINTS
ウエインショーターの曲でハクエイがのろうとする時良く選ぶ得意の2曲目だと思います。今一つのり切れないところあってフレーズの切れいまいちと感じました。

3 Blue in Green
ビル・エバンスの曲。テーマの入り方から集中しているので、どのように展開して行くのか、期待している中(時にずーと向こうまでいってしまうことがあり)良く抑制の効いた落ち着いた、しまった演奏となりました。

4 Alone Together
ハクエイの1stアルバムでも演奏している、お気に入りの曲。CDにいれたスタンダードをライブでもよく演奏しています。幾度も聞く聴衆に変化を与えようとして、曲の持つ素直な流れをまげてします事があります。そのような事をこの曲を演奏するハクエイに感じた事もありましたが、本日の演奏は素直に曲に身をゆだねしっとりと仕上がりました。

2ed set
1 ハニーサックルロード
2 リズム・ア・ニング
  連続して演奏されました。2曲目はセロニアス・モンクの曲だそうです。私しらなっかった。ファンになった昨年の10月より4月迄、月1度の割でハクエイのライブを聞いてきましたが、コノ2曲を聞くと、グループがよりコントロールが取れたと感じました。演奏の流れは複雑になってきていますが曲としてはまとまっていると感じられるます。

実はここらへんで、後ろに座っていたケバイネーチャン(こんな言葉は本当は使わないが)そいつとビジネススーツの男が演奏中にペチャクチャしゃべりおって緊張が途切れた。昨日の印象なのでこのまま書いておきたいが、休憩をいれて後は後半2ndにて報告します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする