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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

またも美人チェリスト登場 ELLIPSES / Anastasia Kobekina

2023-01-12 10:18:51 | チェロ無難


チェロを弾く人は美男美女が多いとかいたけれど、また一人美女が登場した。というよりかこのチェリストを知って記事を思いついたのです。
ロシア生まれのまだ20代、きれいだからアルバムを買ったわけではなく、良さそうなので買ったのです。



1曲目、シチリア島が生んだカリスマ・チェリスト、ジョバンニ・ソッリマの曲、カスタネットが入ってかっこよい。(ソッリマ、実は来年に来日するこのになっている。(実はチケットを手にいれているのだけれど、5が厚なので公園のことを記事にするかも。)
2曲目がドヴュッシーの曲。オーフラ・ハーノイの音がだいすきだけれど、この人も実にいい音をもっている。ふくよかでで優しい。
3曲目。ヴィラ=ロオスの”ブラジル風バッハ第5番”の音もいい、ギターのアルペジオバックに、この曲が実に魅力的だ。
ゆるやかな舞曲シシリエンヌが4曲つづくが、フォーレに続いたマリア・テレジアの”シシリエンヌ”が魅力的だ。

チェロを弾く人に美人が多いというのは間違えだとはおもわないけれど、その人のアルバムを選ぶのはもちろんその音楽的な魅了くからだとは書いておこう。

ELLIPSES / Anastasia Kobekina

Anastasia Kobekina (cello)
Vincent Boccadoro (piano)
Emmanuel Arakelian (harpsichord)
Thibault Cauvin (guitar)
Tristan Pereira (percussion)

1 Fandango Per Violoncello Solo
Composed By – Giovanni Sollima
2 Sonata For Cello And Piano
Composed By – Claude Debussy
3 Bachianas Brasileiras No5
Composed By – Heitor Villa-Lobos
4 Sicilienne Pour Violoncelle Baroque Et Clavecin
Composed By – Willem de Fesch
5 Sicilienne, Op. 78 For Cello And Piano
Composed By – Gabriel Fauré
6 Sicilienne (Transcr. For Cello & Piano)
Composed By – Maria Theresia von Paradis
7 Sicilienne For Bassoon Or Violoncello
Composed By – Johann Ernst Galliard
8 Les Folies D'Espagne (Transcr. For Cello & Harpsichord)
Composed By – Marin Marais
9 La Follia Pour Violoncelle Solo
Composed By – Thierry Escaich
10 Détail Pour Violoncelle Baroque Et Clavecin
Composed By – Jules Matton
11 Gallardo Pour Violoncelle Et Tambourin
Composed By – Владимир Кобекин
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復帰のお祝いに BACK TO BACH / OFRA HARNOY

2023-01-06 14:44:37 | チェロ無難


オーフラ・ハーノイが肩を壊して、演奏からと遠ざかっていて、13年ぶりに復帰したと知ってとてもうれしかった。本当にうれしいので、復帰1弾も買うこちにした。届いたジャケには近影だろう写真があった。美人の誉高い人だけれど、ちょっと「セックス・アンド・シティ」のような気がしないでもない。



昔の方が好みなんだけれど、それは全く関係がない。



ネットに今回のアルバムについてのハーノイのコメントがあったのでちょっとそのまま引用させてもらう。

【オーフラ・ハーノイのコメント】~日本語訳:生塩昭彦
「裂孔を患って以降の私の初の新アルバムとなるこのレコーディングで、私は最初期のいくつかのアルバム中のレパートリーと、それ以前に録音したことのなかった作品を組み合わせることができて、わくわくしている。このプロジェクトにあたっては、これらの音楽についての私自身の個人的なヴィジョンを実現するために、私は選んだ曲のいくつかで大規模なチェロ・アンサンブルをひとりで生み出すというコンセプトを探求することに、そしてまたその他の曲で金管楽器群による伴奏という、美しいオルガン風のサウンドを実現する革新的なアプローチを導入することに、興奮を覚えたのだった。」

この復帰作はバッハやテレマン、ヘンデル、コレッリを演奏したもので、ハーノイのヴィバルディにほれ込んでファンになったのだから、これは嬉しい。ホーンとの多重とか、チェロの多重録音になっているが、あまり気張ったサウンドろいうより、復帰そのものを、もしくは音楽に対する喜びを素直にあらわすたような音に感じる。
どちらにしても復帰のよろこびは1枚だけじゃ足りなかった。

BACK TO BACH / OFRA HARNOY

オーフラ・ハーノイ(チェロ)
マイク・ヘリオット(ピッコロ・トランペット、トランペット、フリューゲルホルン、フレンチ・ホルン、トロンボーン、コントラバス)

録音時期:2019年
録音場所:カナダ、ニューファンドランド、セント・ジョンズ、ドッグハウス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

● テレマン:ソナタ第1番(6つのソナタ TWV.40:118より)
● J.S.バッハ/ヘリオット編:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564よりアダージョ
● ヘンデル/ヘリオット編:チェロ・ソナタ第3番ヘ長調
● J.S.バッハ/ヘリオット編:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042よりアダージョ
● コレッリ:ソナタ第8番ニ短調 Op.5-8
● シュテルツェル/J.S.バッハ編/ヘリオット編:御身が共にあるならば
● コレッリ:ソナタ第5番変ロ長調 Op.5-5
● アレグリ/ヘリオット編:ミゼレーレ
● J.S.バッハ/ヘリオット編:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068より)

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復帰を喜ぶ ON THE ROCK / OFRA HARNOY

2023-01-04 15:42:09 | チェロ無難


美女のオーフラ・ハーノイがすきだけれど、最近会わないとちょっと前に書いた。サブスクをみたら新しいアルバムがあった。タイトルが「ON THE ROCK」とあるから、ロック(彼女が演奏したビートルズ集は大好き)をやっているのだろうと注文した。
届いたアルバムはおバカなことに勘違いだったけれどいろいろなことが判った。



実はオーフラ・ハーノイは演奏活動の無理がたたって方に致命的な損傷(裂孔)を受け活動休止していたのだそうだ。会ってないのはわけがあったのだ。そして2015年手術をうけ、2018年に15年ぶりにステージ復帰したそうだ。
ということで復帰2作目のアルバムがこれになる。
で勘違いはロックの曲集ではなく、カナダの州ニューファンドランドの音楽を集めたものでジャケ写真でわかったけれど文字そのままだった。
共演のマイク・ヘリオットという人がジャズの人だそうで、完全なマルチ奏者。そしてハーノイのパートナーだそうで、ちょっとしゃくだけれど中が良さそうなのでしょうがないか。





アルバムの方はアイルランドの音楽がはいったようなフォーク調の曲が多い。それはそれで楽しいし、何よりも彼女の復帰を喜びたい。
復帰作の『バック・トゥ・バッハ』も注文しちゃおうかな。

ON THE ROCK / OFRA HARNOY

オーフラ・ハーノイ(チェロ)
マイク・ヘリオット(ピッコロ・トランペット、トランペット、フリューゲルホルン、フレンチ・ホルン、トロンボーン、バス・トロンボーン、エレクトリック・ベース、フレットレス・エレクトリック・ベース、パーカッション)
スペシャル・ゲスト:
アマンダ・カッシュ(ヴォーカル)
アラン・ドイル(ヴォーカル)
モーリーン・エニス(ギター)
ファーガス・オバーン(ヴォーカル、ギター、バンジョー)
ケリー=アン・エヴァンス(ヴォーカル)
ボブ・ハレット(アコーディオン、マンドリン、アイリッシュ・フルート)
カンデル・カーソン(フィドル)
ヘザー・バンブリック(ヴォーカル)
録音時期:2020年
録音場所:カナダ、ニューファンドランド、セント・ジョンズ、ドッグハウス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

● ニューファンドランドの伝承曲:シーズ・ライク・ザ・スワロー
● ウェイン・チョーク[1949-]:ソルトウォーター・ジョイズ
● スコットランドの伝承曲:ドナルド・ウィリー・アンド・ヒズ・ドッグ
● ロン・ハイネス[1950-2015]:セント・ジョンズ・ワルツ~カラズ・ワルツ
● ニューファンドランドの伝承曲:グリーン・ショアーズ・オヴ・フォーゴ
● ロン・ハイネス:ソニーズ・ドリーム
● オットー・ケランド[1904-2004]:レット・ミー・フィッシュ・オフ・ケイプ・セント・メアリーズ
● ロニー・パワー:トゥー・ロニーズ
● ジャック・ウィザーズ/バクスター・ウェアハム:ハーバー・バフェット・ダブル
● ニューファンドランドの伝承曲:マスルズ・イン・ザ・コーナー
● スタン・ロジャーズ[1949-1983]:バレッツ・プライヴァティアズ
● ニューファンドランドの伝承曲:ペティ・ハーバー・ベイト・スキー
● ニューファンドランドの伝承曲:ロンリー・ウォータールー

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ジョバンニ・ソッリマ 無伴奏チェロ・リサイタル 2023/5/3 フィリアホール

2022-12-30 09:22:55 | チェロ無難
来年のリサイタルだけど、ちょっと血迷いそうになったので記事にしてします。

100人チェリスト・コンサートをしたり、ミュージシャンからも信頼の高いジョバンニ・ソッマリが来日する。わが沿線のファリア・ホールから案内がきて、発売日11時にポチゥたら前から2番めの席がとれた。



ジョバンニ・ソッリマは見逃しているいて、しばらくぶりの来日だ。アルバムこのアルバム「natural songbook」からも演奏される曲が予定されている。



Anastasia Kobekinaのアルバムの1曲目に入っていた”ファンダンゴ「(ボッケリーニへのオマージュ)”も演目にあって楽しみだ。

コンサートを見てから記事にしろと言われるだろうけど、ちょっとわけがある。
実はこのコンサートのチケットの購入者は、ソッマリのワークショップを受けられる。それを知って一瞬受けようかと思ってしまった。ソッリマに教授を受けるなどは一生の思い出じゃないか。と思うわけだ。
しかしよくよく考えて遠慮することにした。わが沿線には立派な音大がある。今回のチケットも一瞬のうちに良い席はなくなったし、きっとチェロの演奏を生業としようと思っている学生さんもたくさんこれを狙うだろう。そんな方が教えを受けるべきで、ただ楽しみだけで弾いているこちらには無駄なこと。でもちょっと迷い込んだ妄想は記事にしておくことにした。
聴講も100人となっていて、そんな人の前で弾く勇気はないのが本当だけど。

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美男美女

2022-11-28 14:37:31 | チェロ無難
チェロを演る人は総じて仲間を大切にし、控えめな人だといわれている。
もう一つきがついたのだけど、外観が美しい人が多い。



ついつい手が出てしまったオーフラ・ハーノイさん。そうはいっても、手を出したのはこの人の音が好きだからです。
だだもうちょっとお年なので最近お会いしません。

そこで乗り換えっちゃったのがこの人。



新倉瞳ちゃん、こちらはちょっとやましい。コンサートでのキラキラした瞳にいかれてしまいました。いや演奏もすごい。

まだまだ美しい人はいます。



左上から、水谷川優子さま(チェロを始めたころお会いしたらとても優しかった)遠藤真理さん、水野由紀チャン、あとはお会いしたことないけれど、Zhao Jing,Kristina reiko Cooper,Jorane,Sol Gabetta,Ophelie Gaillard,Naomi Berrillさんたち。

文句が出るからつけくわえておくけれど、バイオリンにも美しい人はいる。



チェロのクリスティーナ・レイコさんとコンビたっだローラ・フラウチさん。

いや女性だけではありません。男性だって結構見た目が良い。



Gavriel Lipking,宮田大チャン、Jean-Guihen Queyras,Gautier CapuCon,2CELLOSの二人、古川展生さん。

チェロをやっている人は見た目が良いでしょう。と多くの人が思うおもう。こんなことはまじめな音楽好きは言わないだろうけれど、きっと納得するはずだ。

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編曲を聴く Super Cellists / The Super Cellists

2022-11-10 22:53:17 | チェロ無難


バイオリンの高橋ちさ子はTVのバラエティの方がうでは良いみたいだけれど、12人の女性バイオリニストを集めた楽団など企画力も旺盛だ。彼女がチェリストを集めて結成させたのが10人のチェロストからなるザ・スーパー・チェロスツ。ちさ子の出るTV番組にもよく出演するので見たことがあるかもしれない。
そのグループがアルバムを出したので買ってみた。このグループ曲弾きなどもするし舞台うけのところもあるけれど,アルバムはどうだろうか。
リーダー格にあたる古川展生TVではニコニコ人柄も良いが、実は最近はバッハの無伴奏チェロ組曲集のアルバムをリリースする実力者なのだ。持ているアルバムを並べてみた。



  「NOBUO FURUKAWA plays ASTOR PIAZZOLLA」



「A SONG fOR YOU」



「CROSSOVER」

最初のはピアソラの曲集、次がポップスの曲集、次がベストだけれど尾崎豊や陽水などの日本のポップも加えている。普通そのような演奏はちょっと馬鹿にされるかもしれないが、聴くと佐野レベルの高さにまったく不快感はない。日本の多くの人にチェロの魅力を伝えるにに大きく貢献してきた人と思う。

そして今回のアルバム、古川自身が前におしでることはない。チェリストって、仲間を大切にする傾向があって、メンバー全員の調和をとった演奏になっている。そして曲目をみると、なんとまあべな選曲であるか。リベルタンゴ、 G線上のアリア ウィリアム・テル序曲、 白鳥、チャルダーシュである。だからこれはCDの売り狙いのためのアルバムだったとは言えない。
もう少し高貴な意思があると思う。チェロ・アンサンブルの魅力はそれほどまでには浸透していないが、実に楽しく、美しい。(こちらも経験している)
まさにそれを多くの人に楽しく聞いてもらうがための選曲なのだろう。
そして、このアルバムの聴きどころは実は一人のチェリストにある。根場―の小林幸太郎である。1991年生まれの桐朋音大チェロの首席卒業者だ。



これまでいくつかのコンサートで会ってきているが、チェロ・アンサンブルの編曲を多く手掛けてきた。今回このアルバムでも12曲のうち9曲を彼が編曲している。それをよしとするチェリストからの信頼があるからなのである。彼の編曲で聞いていると、書くパートのチェリストが実にうまく活躍の場所を得ている。チェリストにとって実に気持ちのよい展開なのである。

ということでべたではあるば、逆にこのチェロ・アンサンブルで編曲をあじわうのが、このアルバムの醍醐味だと思う。そこに注意を以って聞くとこれは、これよく作ってくれましたとチェリスト(?)は思う。
地味かもしれないけど幸太郎君、これからもがんばってね。





Super Cellists / The Super Cellists

■スーパーチェリスツ・メンバー
江口心一 Shinichi Eguchi
大宮理人 Yoshito Omiya
奥泉貴圭 Takayoshi Okuizumi
小林幸太郎 Kotaro Kobayashi
佐山裕樹 Yuki Sayama
中条誠一 Seiichi Nakajo西方正輝 Masateru Nishikata
西方正輝 Masateru Nishikata
古川展生 Nobuo Furukawa
森山涼介 Ryosuke Moriyama
山本大 Dai Yamamoto

1. リベルタンゴ(A.ピアソラ/小林幸太郎 編曲)
2. G線上のアリア(J.S.バッハ/小林幸太郎 編曲)
3. ウィリアム・テル序曲(G.ロッシーニ/W.トーマス=ミフネ 編曲)
4. 白鳥(C.サン=サーンス/小林幸太郎 編曲)
5. チャルダーシュ(V.モンティ/小林幸太郎 編曲)
6. 舞踏会の美女(L.アンダーソン/小林幸太郎 編曲)
7. ラ・クンパルシータ(G.M.ロドリゲス/小林幸太郎 編曲)
8. 「カルメン」組曲第1番〜前奏曲(G.ビゼー/小林幸太郎 編曲)
9. カルメン幻想曲(G.ビゼー/W.トーマス=ミフネ 編曲)
10. エレジー(古川展生/小林幸太郎 編曲)
11. 2年ぶりの春(西方正輝)
12. 鳥の歌(カタロニア民謡/P.カザルス〜小林幸太郎 編曲)

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ムード音楽革新 THE PLAYER / HAUSER

2022-10-28 15:34:57 | チェロ無難


2チェローズの片割れステファン・ハウザーの2枚目のソロ・アルバムが出た。アルバムの奏者はHAUSERと1枚目とともになっているのでコンガはハウザーという名前で活動していくのだろう。
というのもこの秋、今まで活躍してきた2CELLOSが解散することとなった。ちょっと残念だけれど、それぞれが活動場所の希望がわかれてきたのでしょうがない。(世界を股にかけたいハウザーと、子供もできて家庭のある場所で活躍したいルカとなった。)それぞれの場所で頑張ってほしい。それぞれに十分な魅力を備えているので当然なことだ。
このアルバムの前にこれまでのアルバムを並べてみる。まず2CELLOSだけれどイケメン度が向上しているのがおかしい。



そしてそれぞれのアルバムを出すようになったわけだけれど、まずハウザーが「CLASSIC」というアルバムをだした。



ロンドン交響楽団と共演したもので、”白鳥の湖””G線上のアリア”ショパンの”ノクタウン”などの名曲を弾いている。あのハウザーの音でよく知った曲を演奏してくれるので、うっとりと聞き入ってしまう作品だった。
これからこの路線なのかと思ったら、なんと・・・というのが今作だけれど、その前にルカ・スーリッチもその前の歳に、ヴィヴァルディの「四季」をチェロ用に編曲し弦楽合奏壇と共演しリリースしている。



こちらもチェロで「四季」という大変な力作だった。ルカの方はクラシック路線なのだろうか。

ということでハウザーに戻ると、今回の2作目には驚いた。1曲目” スウェイ”曲名は知らないかもしれないけれど、聴けばすぐわかる「キエン・セラ」これが何とも盛り上がる。その後も「べサメ・ムーチョ」「キサス、キサス、キサス」「ある恋の物語」などが演奏される。パレス・プラードの”セレソ・ローサ”なんてのも演っていてくれて何ともうれしい。
バックがナショナル交響楽団なのにこれが何ともノリノリのラテン・バンドで度肝を抜かれる。
これまさに、名曲を演奏しているラテン・ムード音楽楽団だと思った。それも抜群の技量とアレンジを持った楽団。
それも、これまでにないムード・サウンド、で理由に気が付いた。
チェロ、それもハウザーの音色をメインにしたムード・音楽・サウンドなんてなかったかのだ。ハウザーの音色で楽団バックに弾かれたらこれはたまらない。
とにかく今までにないラテン・ムード音楽のサウンドだ。まさにムード音楽の革新だと思う。
映像があったので貼っておきます。のってください。




THE PLAYER / HAUSER

ハウザー(チェロ)
 チェコ・ナショナル交響楽団
 スティーヴン・メルクリオ(指揮)

1. スウェイ
2. リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ
3. ラ・イスラ・ボニータ
4. べサメ・ムーチョ
5. クアンド、クアンド、クアンド
6. チェリー・ピンク&アップル・ブロッサム・ホワイト
7. セニョリータ
8. オブセッション
9. キサス、キサス、キサス(feat. キャロライン・キャンベル)
10. ヒストリア・デ・ウン・アモール
11. レッツ・ゲット・ラウド
12. ワカ・ワカ

 


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バンドネオンでバロックの風 IN SPIRITUM MUSIC FOR CELLO AND BANDNEON

2022-10-16 13:08:11 | チェロ無難


ダニエレ・ディ・ボナヴェンチュラというイタリア人のバンドネオン奏者がいる。1966年生まれの56才、紹介文には”世界的な”とつくから、そちらではかなり有名なのだろう。ボナヴェンチュラとのお付き合いを書いてみる。

最初に出会ったのは2013年の「canto alla Terra」というアルバムで、うまいけれど普通のバンド奏者ぐらいに思っていた。

その後、2015年にパオロ・フレスとのデュオ「In maggiori」で驚いた。それですぐに自身のアルバム「Nadir」を買った。



フレスとの共演は続いていて「TANGO MACONDO」というアルバムをだしたし、なんと大好きなMICHELE DI TOROと「VOLA VOLA」というアルバムを出している。



前置きがながくなってしまったけれど、ネットでみたらチェロとデュオしているアルバムがあるので、これはぜひと思ったら手に入れた。2020年録音で21年リリースの新しいアルバムだった。
曲目をみると、どうやら15,6世紀の声楽曲を選んで演奏している。
バンドネオンが楽器だけれど、分類をするならばほぼクラシック。チェロは通奏低音のガンバの系列だからアロック調ガンバに響く。バンドネオンも機構上の仲間オルガンの響きと似て、バロック音楽とアルバムになんの違和感尾尚。
小編成に罰ロックをゆったりと聞いているという感じになる。曲調がにているので特にこのきょくという変化には乏しいが、そこのゆったりした流れもまた良い。
ただし ボナヴェンチュラが3曲、自作を入れている。とても美しい曲で、ほかのバロックの中にあって、同じような響きで違和感はまるでない。うれしいことに11曲目の「コラール」はアルバム「Nadir」でも演奏していて、聴くと曲を思い出した。バロック調のアレンジで、とても美しい。
今回、クラシックの人との共演になり、ダニエレ・ディ・ボナヴェンチュラが非常に懐深い奏者だとわかる。ピアノだけのアルバムも出していてそちらもなかなかの雰囲気だ。
今回はバンドネオンで中世の風というアルバムだった。チェロの人もありがとう。

ボナヴェンチュラもうちょっと聞くことにしよう。

IN SPIRITUM MUSIC FOR CELLO AND BANDNEON

Federico bracalente cello
Daniele di Bonaventura bandoneon
録音時期:2020年10月
 録音場所:イタリア

● デュファイ:めでたし、海の星
● エリゼーオ・ギベッリーニ[c.1520-after 1581]:Tu dormi et Amor veglia per mio danno
● ボナヴェンチュラ[1966-]:セクエンツィア I
● デュファイ:私の心は殉教者のように痛む
● ボナヴェンチュラ:欲望のテーマ
● アグリコーラ:さよなら我が恋よ
● ボナヴェンチュラ:セクエンツィア II
● アグリコーラ:僕の彼女はいいところばかり II
● バンショワ:Adieu adieu mon joyeulx souvenir
● パレストリーナ:驚異の王、イエス
● ボナヴェンチュラ:コラール
● ボナヴェンチュラ:セクエンツィア III
● ムートン:処女なる御母は男を知らず
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今年一番の驚き Where Is Home (Haw Ke Kae) / Abel Selaocoe

2022-09-30 09:31:12 | チェロ無難


久しぶりにショップに行ってチェロのアルバム2枚とジャズを一枚(全部記事にする予定)の一枚。
その一枚がこれで実に適当なせんたくだったけれど、これが大当たり。
実は、ヘンリー王子とメイガン妃のロイヤル・ウェディングで演奏したシェク・カネー=メイソンの新しいアルバムかと(これまで一枚も持っていない)思ってよく見ずに買ってきた。
曲名を見てもよくわからない、バッハの名前があるのが判るだけ。それで聞いてみたのだけれど、1曲目”Ibuyile I'Africa / Africa is back”でぶっ飛びました。クラシックの棚にはあったけれど、これはその範疇ではない。何とも美しい賛歌ではないか、”Africa is back”なのだ。Yo-Yo Maも高い評価をもっていて、ボストンからリモートで録音に参加、感極まった表情で演奏している。



全部で16曲、アベル・セラオコーの曲が10曲、ジョバンニ・プラッティのチェロソナタバッハの無伴奏チェロ組曲から2曲になっている。
1曲目の”Ibuyile I'Africa / Africa is back”の美しさにびっくり、しちゃったけれど、その後も驚くことがある。12曲目バッハの”無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009~ IV:サラバンド”だけど、なんとセラオコーがチェロを弾きながら歌うのである。
3曲目、ちょっとだみ声の歌にはタンザニアとかアフリカという言葉がでてきて、旋律、和音と同じように民族というものが要素として同じような重さである。9曲目”Qhawe / Hero”ではだみ声のお経みたいにきこえなくもなく、好みじゃないとなるかもしれないけれど、11曲目”Seipone / Mirror”では、ケチャのようで、そういえばジョン・マクラフリンが同じように演っていたのを思い出した。
4曲目から7曲目のプラッティのチェロ・ソナタはバロック。チェロをつかっていてバロック音楽なので、クラシックの棚にあるのだけれど、セオコラーの曲6曲ではエレベが使われている。クラシックとはジャズという枠はなく、先に書いた旋律、和音、に民族というものになんの違和がないということなのだろう。クラシックの日地はかなりの衝撃ではないだろうか。
こちらも衝撃を受けたわけだけれど、そういえばリチャード・ボナが登場したときに感じたものを思い出す。
ジャズとして聞くとかの問題ではないけれど、テキストの中、「compositions/inprovisations Abel Selaocoe」と明記されているからその部分も大雪で、9曲目などでチェロがまさにインプロしているのを聴くことができる。

今年一番驚いたアルバムに偶然巡り合うことが出来た。皆さんにも聞いてほしいと思ったらネットに1曲目の演奏があった。
ぜひちょっと驚いてみて下さい。



Where Is Home (Haw Ke Kae) / Abel Selaocoe

アベル・セラオコー(チェロ:2,4-7,11,15/チェロ&ヴォーカル:1,3,8-10,12-14/ヴァーカル&パーカッション:16)
ヨーヨー・マ(チェロ:1)
コリン・アレクサンダー(チェロ:1,3,10)
Simran Singh, violin(1,3,9,10,13,14)
Max Baillie, violin(1,3,10)
Rakhvinder Singh, violin(9,13,14)
Ruth Gibson, viola(9,13,14)
Fred Thomas, piano(1); high percussion(3,8,10,13-16); double-bass(4,6,7)
Alan Keary, electric bass(3,8,9,10,13,14)
Sidiki Dembele, calabash & djembe(3,8,10,13,14)
Mamadou Sarr, congas & talking drum(3,10,13,14)
Kadialy Kouyate, kora(4,6,7)
Elizabeth Kenny, theorbo(4-7)
Alice Zawadzki, voice(1,3,8,13,14)
Cherise Adams-Burnett, voice(1,3)
Thandanani Gumede, voice(1,3)
The Selaocoe Family, voices(16)

録音時期:2021年8月26日
録音場所:ロンドン、Church Studios
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
*ヨーヨー・マは2021年9月23日、ボストンからリモート参加

1. アベル・セラオコー:Ibuyile I'Africa / Africa is back
2. アベル・セラオコー:Dipolelo / Recite
3. アベル・セラオコー:Zawose (for Hukwe Zawose)
4-7. ジョヴァンニ・プラッティ:チェロ・ソナタ第7番ニ長調 I.84
8. アベル・セラオコー:Hlokomela / Take care
9. アベル・セラオコー:Qhawe / Hero
10. アベル・セラオコー:Lerato / Love
11. アベル・セラオコー:Seipone / Mirror
12. J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009~ IV:サラバンド
13. アベル・セラオコー:Invocation
14. アベル・セラオコー:Ka Bohaleng / On the Sharp Side
15. J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011~ IV:サラバンド
16. アベル・セラオコー:Ancestral Affirmations



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3000時間

2022-09-15 16:52:11 | チェロ無難
3,000時間というものをどうとらえるのだろう。日にちに直せば125日、分に直すと180,000分になる。
どちらもそれ自体にいみはないけれど、チェロをはじえて、練習の時間を毎日きろくしてきたけれど、それが3,000時間をこえた。
チェロを買って練習を始めたのが2014年の7月の末、8年と1か月ちょい2,964日になる。そうなると1日1時間練習したことになる。



2,964日付き合ってくれているわが愛器

もちろん練習しない日もある。2,3日練習しないということはちょっと出かけたりであることはある。振り返ったら連続6日というのが一回。2015年で声は海外に遊びに行ったとき、それともう一回は2020年でこちらは入院だった。
これまでのレッスンの回数は176回、最初から同じ師匠、相性がいいのだろう。
始めた当初、500時間弾けばある程度弾けるといわれていたけれど、そんなことはないと思いながら1,000時間を超えるときもやはりそう思った。2,000時間を超えて少しはとはおもたけれど、自分の音楽を演っているとはとてもおもえない。
そして3,000時間、スズキ・メソッドは5巻まできてあと少し、ついに難関の6巻にてがとどくのだから、やっぱり練習の賜物なのだろうな。



本日も1.3時間練習しました。
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