オーフラ・ハーノイが肩を壊して、演奏からと遠ざかっていて、13年ぶりに復帰したと知ってとてもうれしかった。本当にうれしいので、復帰1弾も買うこちにした。届いたジャケには近影だろう写真があった。美人の誉高い人だけれど、ちょっと「セックス・アンド・シティ」のような気がしないでもない。
昔の方が好みなんだけれど、それは全く関係がない。
ネットに今回のアルバムについてのハーノイのコメントがあったのでちょっとそのまま引用させてもらう。
【オーフラ・ハーノイのコメント】~日本語訳:生塩昭彦
「裂孔を患って以降の私の初の新アルバムとなるこのレコーディングで、私は最初期のいくつかのアルバム中のレパートリーと、それ以前に録音したことのなかった作品を組み合わせることができて、わくわくしている。このプロジェクトにあたっては、これらの音楽についての私自身の個人的なヴィジョンを実現するために、私は選んだ曲のいくつかで大規模なチェロ・アンサンブルをひとりで生み出すというコンセプトを探求することに、そしてまたその他の曲で金管楽器群による伴奏という、美しいオルガン風のサウンドを実現する革新的なアプローチを導入することに、興奮を覚えたのだった。」
この復帰作はバッハやテレマン、ヘンデル、コレッリを演奏したもので、ハーノイのヴィバルディにほれ込んでファンになったのだから、これは嬉しい。ホーンとの多重とか、チェロの多重録音になっているが、あまり気張ったサウンドろいうより、復帰そのものを、もしくは音楽に対する喜びを素直にあらわすたような音に感じる。
どちらにしても復帰のよろこびは1枚だけじゃ足りなかった。
BACK TO BACH / OFRA HARNOY
オーフラ・ハーノイ(チェロ)
マイク・ヘリオット(ピッコロ・トランペット、トランペット、フリューゲルホルン、フレンチ・ホルン、トロンボーン、コントラバス)
録音時期:2019年
録音場所:カナダ、ニューファンドランド、セント・ジョンズ、ドッグハウス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
● テレマン:ソナタ第1番(6つのソナタ TWV.40:118より)
● J.S.バッハ/ヘリオット編:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564よりアダージョ
● ヘンデル/ヘリオット編:チェロ・ソナタ第3番ヘ長調
● J.S.バッハ/ヘリオット編:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042よりアダージョ
● コレッリ:ソナタ第8番ニ短調 Op.5-8
● シュテルツェル/J.S.バッハ編/ヘリオット編:御身が共にあるならば
● コレッリ:ソナタ第5番変ロ長調 Op.5-5
● アレグリ/ヘリオット編:ミゼレーレ
● J.S.バッハ/ヘリオット編:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068より)
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