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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

お祝いとして A GATHERING OF FRIENDS / JOHN WILLIAMS YO -YO MA

2022-09-13 15:48:07 | チェロ無難


ジョン・ウィリアムズとヨーヨー・マが共演したアルバムが出た。大好きな「シンドラーのリスト」も演奏されているので買ってみた。
ジョン・ウイリアムスの90歳の記念で20年ぶりの共演そうだ。もっと共演していたような気がしていた。その20年前の盤も以っている。



1曲目の「チェロ協奏曲」が同じ曲、聴いているとジョン・ウイリアムズだとわかるのが面白い。そして「シンドラーのリスト」はこれまで2CELLOSが愛聴だったけれど、オーケストラ・バージョンとして格調高いのが加わった。ヨー・ヨーマの音もさすが。この曲聞いている分にはいいけれど自分で演るとなったらだらけないように弾くの難しいと想像する。





ということで、一向に歳が変わらないようなウィリアムズさんと歳をとったマさん、でした。今回最後のパブロ・サインス=ビジェガスとのギターも入った『「ミュンヘン」より平和への祈り』も時代を感じて良い。


A GATHERING OF FRIENDS / JOHN WILLIAMS YO -YO MA

ヨーヨー・マ(チェロ)
   ジョン・ウィリアムズ指揮ニューヨーク・フィルハーモニック 
   パブロ・サインス=ビジェガス(ギター*)
   ジェシカ・ジョウ(ハープ)
2021年9月 NY マンハッタンセンター
作曲:ジョン・ウィリアムズ

1. チェロ協奏曲(2021改訂版)
2.「シンドラーのリスト」より3つの小品
  (I.テーマ II. 1941年冬、クラクフのユダヤ人街 III.追憶)
3. ハイウッドの幽霊
4.「リンカーン」より誰に対しても悪意を抱かず
5.「ミュンヘン」より平和への祈り*


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3台目のチェロ

2022-04-03 13:06:50 | チェロ無難
3台目のチェロを購入した。1台目が2014年7月末だったから8年もたってしまった。500時間弾けば大体弾けるようになる、なんて読んだことがあるけれど、昨日で2858時間弾いているのにうまくならない。

2台目を買ったのは2016年でこれは小ぶりなものだった。そして3台目は一番小さいもので、美術館に行ったときに出会った。



これは自分で作らなければいけない。



パーツを抜いて組み立てはじめたけれど、これがこの年には大変。指先は細かい感覚がなくなっているし、よく見えない。10分もあればできるだろうと思ったけれど、20分たっても全然すすまない。



こんなのも総動員して、最後はオクサンの手も借りなければいけない。

そしてどうやら、やっと



3台目のチェロ、棚に収まっています。



やれやれ。
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驚異的 ADAGIO Ensemble of loneliness Yuki Ito

2022-03-17 17:35:23 | チェロ無難


パブロ・フェルナンデスというスペインのチェロに出会ってとてもよかったけれど、日本でも一人であった。ショップで見ていたら面白そうなので買ってみた。フェルナンデスと同じようにラフマニノフを取り上げていて、これも同じようにカタルーニャ民謡の「鳥の歌」を演奏している。それに嬉しいことに、モリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス・メロディー」とピアソラの「リベル・タンゴ」も演奏している。
演奏しているのは伊藤悠貴という人で現在33歳、英国王立音楽大学を首席で卒業した人。

そしてこのアルバム、ただうまいということだけではない。帯に書いてあるけれど、「もはや多重録音ではない!?多重録音の域を超えた見事なアンサンブル!」というように全曲、一人で多重録音している。1曲目の「アダージョ」4チェロのアンサンブルが何とも美しい。アンサンブルに聞きほれるとはこういうことだ。
使用楽器がマッテオ・ゴフリーラ(1974年製、日本バイオリンより貸与)とあるから1本のチェロの音の多重なのだろう。2曲目ヘンデルの「サラバンド」同じ人が同じ楽器を弾けば同じ音色なのだろうが、1弦2弦3弦4弦それぞれの音が見事に絡み合って、3人で弾いたのとは別の纏まりになっているのだろう。
最初の2曲で感動してしまったわけだけど、チェロを弾く身としては開いた口がふさがらないわけで、チェロ・アンサンブルをあまりお聞きにならない人も是非驚いてほしいと思う。

ADAGIO Ensemble of loneliness Yuki Ito

演奏:伊藤悠貴(チェロ)
録音:2021年7月 キング関口台スタジオ 第2スタジオ

1.ラフマニノフ:交響曲第2番より「アダージョ」 (4チェロ、伊藤悠貴編)
2.ヘンデル:サラバンド (3チェロ、伊藤悠貴編)
3.モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス・メドレー (6チェロ、小林幸太郎編)
4.ピアソラ:リベルタンゴ (6チェロ、小林幸太郎編)
5.カタルーニャ民謡/カザルス:鳥の歌 (1チェロ、伊藤悠貴編)
6.ワグナー:エルサの大聖堂への行進 (4チェロ、グリュッツマッハー編)
7.ラフマニノフ:ヴォカリーズ (6チェロ、伊藤悠貴編)

録音:2021年7月 キング関口台スタジオ 第2スタジオ

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REFLECTONS / PABLO FERRANDEZ

2022-03-15 08:06:04 | チェロ無難


最近チェロのアルバムの購入も減ってきたけれど、ちょっと気になって買った。塩素王は聞いたことないけれど勘が働いた。、スペイン、マドリード生まれのチェリストで1991年生まれだから31歳。1曲目のラフマニノフから2曲目ファリアに移っていくところなどスペイン人らしい雰囲気。
「21世紀のカザルス」と目される人だそうで、音色もつややかで、情熱的なところもある。
ラフマニノフをベースにファリヤ、グラナドス、それにカタロニア民謡の「鳥の歌」だからアルバム自体に統一感があって楽しめる。
注目のチェリストが登場したと思う。

REFLECTONS / PABLO FERRANDEZ

パブロ・フェランデス(チェロ)
デニス・コジュヒン(ピアノ)
録音時期:2020年8月24-28日
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ

1. ラフマニノフ:12のロマンス Op.21より第7曲:ここは素晴らしい場所
2. ファリャ:スペイン民謡組曲より第2曲:子守歌(7つのスペイン民謡~第5曲、マレシャル編)
3. ラフマニノフ:幻想小曲集 Op.3より第1曲:エレジー(ヴラソフ編)
4. ラフマニノフ:チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.19
5. ラフマニノフ:12のロマンス Op.21より第9曲:メロディ
6. ファリャ:スペイン民謡組曲より第5曲:アストゥリアーナ(7つのスペイン民謡~第3曲、マレシャル編)
7. ラフマニノフ:14のロマンス Op.34より第14曲:ヴォカリーズ(横山真一郎編)
8. グラナドス:スペイン舞曲集より第2曲:オリエンタル(マレシャル編)
9. カタロニア民謡:鳥の歌(カザルス編)

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今年二つ目は襟を正す PIAZZOLLA / Dai Miyata

2022-01-05 16:10:20 | チェロ無難


今年一番をアート・ブレーキ―に譲ったけれど、襟をただしてきくのだったらこちらと感じるアルバムです。
わが宮田大ちゃんがピアソラだけのアルバムを作りました。
大ちゃんはピアソラをよく弾くけれど、それは昔からYo yo-Maのピアソラ演奏が愛聴だったからで、ピアソラの音楽の思い入れが深い。



2017年のアルバム「木漏れ日」では”カフェ1930”と”グランタンゴ”をピアノとのデュオで演奏している。



2020年のアルバム「トラヴェローグ」ではギターの大萩康司とのデユオで「オブリヴリオン」と「ブエノスアイレスの冬」を演奏している。

ただピアソラが人気があり、チェリストとして選択するのではなく、ここにはこのアルバムに至る思い入れがある。
それはまず選曲に表れている。2曲目”タンガータ”と曲名をみて、あれだと思う人は少ないだろうし8曲目”.スール:愛への帰還”というのは私も知らなかった。ここで書いてしまうけれど、この演奏が凄い。山中惇史にが編曲し「ウェールズ弦楽四重奏団」との演奏になるが、アルゼンチンの抑圧された人々を描いた映画音楽を、その感情が静から激へと移っていく様子が素晴らしい。
このほか曲の内容によって、三浦一馬のバンドネオンや山中惇史のピアノとえんそうしていて、一つ一つの曲との真摯な向き合いが感じられる。
チェロを演奏する人って結構群れて仲がいい。チェリストが何人も集まった演奏会もあり、大ちゃんとも何度かあっていて、とても面白い人との、そして真面目と感じている。だから対抗するとかの意識よりも高めあうという方が強いともうのだけれど、あることにきがついて、勘繰りだけれど面白い。
ピアソラの曲をユニークなアプローチで演奏する桜井大士(ヴァイオリン)橋本専史(チェロ)金森基(コントラバス)高木梢(ピアノ)が作った「EL CIELO 2020」というグループが出したアルバム。



こちら2020年に出たものでタイトルも何んと「ASTOR PIAZZLLA」そしてこのアルバムの1曲目が大ちゃんのアルバムの1曲目「鮫」と同じ選曲となっている。もちろん対抗しているわけではないし、素晴らしいアルバムだったので、感化された宮田大、このピアソラ・アルバムを作ってような気がしてしまうし、「鮫」はその回答のような気がしてならない。

どちらも素晴らしいアルバム、それもかなりなので、出来たら二つン並べて聞くことをお勧めする。

PIAZZOLLA / Dai Miyata

編曲:山中惇史(Tr.1, 2, 4-13)
三浦一馬(Tr.3)

演奏:
宮田大(チェロ)

山中惇史(ピアノ)/Tr.2, 4-13
ウェールズ弦楽四重奏団/ Tr.1, 4-8, 13
三浦一馬(バンドネオン)/ Tr.3, 6, 8

録音:
2021年4月サウンド・シティ世田谷
2021年8月小出郷文化会館(新潟)


1.鮫
2.タンガータ
3.言葉のないミロンガ
4.悪魔のロマンス
5.アレグロ・タンガービレ
6.ツィガーヌ・タンゴ
7.ヴィオレンタンゴ
8.スール:愛への帰還
9-12.「天使の組曲」
天使のイントロダクション
天使のミロンガ
天使の死
天使の復活
13.アディオス・ノニーノ



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どっちにドキドキ November Nocturnes / Hitomi Niikura

2021-11-16 20:26:40 | チェロ無難


生きたかったと思うコンサートがある。2021年1月23日にハクジュ・ホールで行われた新倉瞳さんのチェロ・コンサート。ショップで彼女の新譜があったので買ったらそのコンサートの録音だった。



お恥ずかしい話だけれど、彼女の舞台を見るとドキドキしてしまう。お名前通り瞳がキラキラしていて、輝いているのです。青年が初恋するような・・・失礼、音楽に対しての姿勢も素晴らしい。それが結晶したのが今回のアルバムではないでしょうか。
挨拶でご自身が書いてある通り”今回のアルバムは、「11月の夜想曲~新倉瞳 委託作品集(世界初演初録音)というとても立派なタイトルですが、もっとシンプルに表現すると、私が強く感じた「好き」がギュッと詰まったアルバムです”というとても素直な、気持ちが伝わる作品です。
このアルバム、新倉自身がファジル・サイ、藤倉 大、挾間美帆、佐藤芳明、和田 薫の5人の気鋭の作曲家に作品を委嘱して、その作品をせ世界初演したという気合の入った作品、彼女の人気をもってしてしかできないようなアルバム。
作曲家の方は挾間美帆以外は知らないのだけれど、すべての曲は(最後は違った)彼女の演奏を意識して作られているのでそこも素晴らしい。とはいっても最初の”11月の夜想曲”はタイトル曲ではああるけれど、一番難度が高く感じる。この曲だけはハクジュではなくてそれ以前に録音されているので、これがベースになったアルバムなのだろう。
続く作曲家、藤倉大の”スパークラー~チェロのための”はチェロのソロ、ここからはこちらにあってきて、続く挾間美帆になればマリンバとのデュオになって、これはJAZZがもちろんあるので聞きやすい。4曲の組曲で新倉がいた場所をテーマにしているけれど、彼女と場場所が情景的でさすがと思う。
続く佐藤芳明氏とはクレズマー音楽つながりで、すでに素晴らしいアルバムを作っている。今回は氏の作曲になるけれど、チェロとアコーデオンの素晴らしい出会いの再現になった。続く 和田 薫とは和太鼓の林永哲との共演、これはTVでも放映されたことがあった。チェロと和太鼓やはり新倉瞳だから出来たような気がする。
最後におまけみたいについたトラディショナルな”伝承曲”でマリンバ、太鼓、アコーデオンとの共演でクレズマー音楽になる。このおまけ良くつけてくれたと感謝したい。委託作品の全15曲と彼女の好きなこの1曲がまるで秤にかかるようにゆれて、彼女の素直な気持ちが伝わってくる。
という事で新倉瞳にドキドキするからではなくて、このようなアルバムが出たことにチェロをするこちらはドキドキした。

November Nocturnes / Hitomi Niikura

新倉 瞳(チェロ)
東京交響楽団(1)
飯森範親(指揮:1)
塚越慎子(マリンバ:3,6)
(アコーディオン:4,6)
林 英哲(太鼓:5,6)

録音時期:2020年3月21日(1)、2021年1月23日(2-6)
録音場所:東京オペラシティ(1)、ハクジュホール(2-6)
録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
SACD Hybrid

1. サイ:11月の夜想曲~チェロと管弦楽のための
第1楽章 終わりのない夜の夜想曲
第2楽章 孤独な夜想曲
第3楽章 夜歩きの夜想曲
第4楽章 心象の夜想曲
第5楽章 青い夜想曲
2. 藤倉 大:スパークラー~チェロのための
3. 挾間美帆:組曲『イントゥー・ジ・アイズ』
第1曲 サンフランシスコ
第2曲 デュッセルドルフ
第3曲 チューリッヒ
第4曲 東京
4. 佐藤芳明:2つの楽器のための2つのカノン
第1曲 寛容
第2曲 琢磨
5. 和田 薫:巫~チェロと和太鼓のための
6. ニーグン(伝承曲)

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クワエットの続き 1 OUTRAS CANCOES DE CINEMA / WAGNER TISO

2021-09-21 08:55:02 | チェロ無難


クワエット・コーナーという本2冊を楽しんでいるけれど、クワエットいう縛りから結構チェロを使っているものが多い気がする。持っているアルバムを探して久しぶりに聞いたけれど、このように表現されていいた。


Thirry Lang Lyobe

ピアノとテロという組み合わせに素直に耳が反応してしまうのは、それが上質な空間を作り出す最高の形だと思うからで、



Ketil Bjornstad/Svate Henryson Night Song

二人による、抑制された音の空間があまりに美しい。



Bobe Ferra Luar

ベボちピアニスト、リタ・マルコッチェとの掛け合いとマルコ・デシーモのチェロが、ロマンティシズムを掻き立てドラマチックなものにしている。

随分前に買ったものもあるので、チェロを演っていて久しぶりにきいたら、これがどれも大変良い。そこで知らないけれどチェロの記載のあるアルバム買ってみた。
ミルトン・ナシメントをサポートしてきたピアニストで映画音楽なども手掛けるヴァグネル・チゾという人でチェリストのマルシオ・マラードとともに蔵しかあるなアレンジを施した楽曲集とあった。深入りの珈琲のような円熟したコクのある私的なブラジル音楽とあった。
1996年から2010年までに彼が手掛けた映画音楽に新たなアレンジをしたものでジャズではない、これはチェロの括りになっている。
裏ジャケでも二人が映ってものになっていて、チェロが全面的にフューチャーされているのがうれしい。アンサンブルにはなっているけれど、項目ではデュオにはいっていて、ブラジル、もしくはアルゼンチンあたりのリズムをバックのチェロも嬉しいし、映画音楽という事もあって、曲にストーリー賀盛り込まれているようでそれも楽しい。



子のようにゆったりとした感じでチェロとピアノがながれているのは、とても気分がやわらいで、このアルバムに出会っただけで大正解だったけれど、それに気を良くして続けて注文したので、良ければ又紹介しよう。

OUTRAS CANCOES DE CINEMA / WAGNER TISO

Wagner Tiso (piano,accordion)
Marcio Malard (cello)
Kiko Prazeres (oboe)
Victor Biglione (guitar)
Daniel Guedes (violin)
Mingo Araujo (percussion)
Joao Baptista (bass)

O TOQUE DO OBOE (Background Cues)
O PRIMEIRO FILME VIDA DE MENINA
Diario de Helena
PAI FRANCISCO DUAS MULHERES
Fernanda OS DESAFINADOS
Choro Cromatico
MENTE PRA MIM
BOLERO DE LA DOULEUR
MIRANDA O GUARANI
Ouverture
TRISTE AMOR
CANCAO 1
CANCAO 3
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弦の変更

2021-07-20 09:07:11 | チェロ無難
冬に乾燥から弦がいっぺんにすべて緩んで、駒が少し浮いてしまった。どうやら駒がへたってきて交換時期のようだ。
交換には3時間ぐらいかかるので、この時期のばしていたのだけれど、お店の人はヤバイかもという。3カ月ぐらいごまかしているので再度応急処置をしてもらった。
ワクチンの2度目も済んだから来月に入ったら交換しようと思う。
弦も弓の毛も合わせて交換時期なので一緒にとおもっていた。
現在の弦の音で1弦(A線)の音だけ固く鳴るように感じるので先生に相談した。チェロを渡して弾いてみてもらった。これまで自分の楽器とこちらの弾き方の成果と思っていた。
A線の開放を鳴らすときなどそこだけなりすぎてしまうのできになっていた。弾き方ももちろんあるのだろうけれど、弦と楽器のマッチングもあるみたい。
これまで6年同じ組み合わせを使ってきた。



A線、D線 ラーセン・スチール弦 G線、C線 スピロコア・スチール弦

とても人気のある組み合わで、特にラーセンのA線は伸びやかで張のある音、高音部が良く鳴るので有名。ところがこのA線が金属的になってしまう。
A線自体が金属的になってしまう事はよくあるらしいが、ラーセンは柔らかくなるといわれるそう。それでも気になるのでそうだんしたら、先生にC線G線とおなじTHOMATIK INFELD社のヴェルサムをすすめられた。新しめの製品だそうです。 
もっと柔らかくなる弦もあるそうだけれど、それに変えると3弦、4弦との品位が違いすぎるとお店の人もいうので決定。



弦の交換はすぐできるので、急遽駒交換を待たずに変更。



返ってきてもちろん弾いてみました。確かに柔らかくなっている。
もっと驚いたのが2弦のD線、これがもっと変化が大きかった。こんな音今まで出したことないというほど柔らかく感じる。
決して嫌いな音ではないし、お店の人がいうようにうまくG線、C線と繋がって品位も良い。

実は師匠が産休にはいって、以前お世話になった先生が代講してくれている。その先生の勧めだった。これも縁できっとあたりだと思おう。
レッスンの方も初級のサボージニコフの教本が終わって、次からはドッツアーをやることになった。教本を購入したら弓の使用部分まで指示してあって、これしっかりできたらもう一段上がるように思えた。
鈴木メソッドの方も5巻、ヴィヴルディのチェロ・ソナタ1番に入る。
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チェロの演奏も聞きたい。 Mieczyslaw Weinberg 24 PRELUDES / Gidon Kremer

2021-06-24 09:17:17 | チェロ無難



自宅のCDの棚はアルファベット順に演奏者の名前でならべているけれど、チェロのアルバムは意図津、クラシック関連も一つにただ並べている。それぞれそれほど枚数がないからだけれど、クラシック奏者でただ一人、アルファベットの場所にある人がいる。
その人がバイオリン奏者Gidon Kremerだ。アウトル・ピアソラの曲を演奏しているアルバムが多いので買っているうちにたまりだして、そうなるとバッハとかも聞きたくなってそろいだした。



KREMERATE BALTICAとして来日した時には聞きに行くまでになっている。今回ショップで新しいアルバムを見つけたけれど、それはヴァインベルク(1919-1996)の曲を演奏したものだった。普通それぐらいでは買わないのだけれど、曲はヴァインベルクが無伴奏チェロのために作曲したプレリュード曲集でロストロポーヴィチに捧げらたものだというので買ってみた。

チェロの曲をバイオリンに編曲した演奏はバッハの無伴奏を全曲演奏したRachel Podgerのアルバムがあるけれど、バイオリンにかえることでとても華やかになって面白白かった。
さて今回聞いてみると、バッハと違って現代曲なのでとっつきづらいのはしょうがない。クレーメルが選択するのであるから曲として素晴らしいのだろう。もちろん素晴らしいというか聴かせる流れがあるのは解る。
バッハの無伴奏の場合は、曲自体を多く聞いてきたからバイオリンの音色を楽しんだけれど、今度は元演奏を聞いていないから比較できない。

聞いているうちにこの曲はチェロの曲で、やはりチェロで聞くのが良いのではないかと思いだした。チェロの音域と響き方で聴くともっと凄く感じる曲のように思う。
そちらも探してみるこちにしよう。



Mieczyslaw Weinberg 24 PRELUDES / Gidon Kremer

24 Preludes, Op. 100 (arr. G. Kremer for violin)
ギドン・クレーメル - Gidon Kremer (ヴァイオリン)

録音: December 2017, Paliesiaus Dvaras, Lithuania
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研究 バッハ 無伴奏チェロ組曲1番 メヌエット 2

2021-03-19 20:37:29 | チェロ無難
バッハ、無伴奏チェロ組曲1番のメヌエット、ポジションと指使いは決まったから、次は弓の使い方だけれど、これは普通にアップとダウンで特に変わった点がないけれど、譜面の理解の仕方、というか音のならし方で違いがあるようです。
ネットで演奏家が演奏するのをみていてアレッとおもったのですが、そえが最初の出だしのところの弓使い。
スズキでは最初の3音をスラーですので一弓でひきますが、演奏家のなかには3音目で弓を返している人がいる。
度の方も素晴らしい演奏なので、どちらも違和感などありませんが、それでも違いがデリはずです。
3音目で返せば当然3音目の独立性が強調されるのはずです。(演奏家なのでそこをはでにしないながら浮き上がらせている感じです)
それで持っているCDをきいてみたのですが、耳ではなかなか判断はつきませんが、ケスラ、藤森亮一、フルニエ、ヨー・ヨーマなどは3音をスラーで表現していて、これが大勢であるようです。ですがネットでチェロを教えている人の映像とかを見ると3音目を返している人は結構います。
ネットに残る映像、名手ペルニエが演奏しているのを見ると、なんと3音すべてをアップ・ダウンで表現しているのを見つけました。
耳で聞いてみてCDのエマヌエル・ベルトランド、アンナー・ビルスマ、髙橋剛志などもどうも3音目は返しているように感じます。
無伴奏チェロ組曲の狂の解説をするという大変な本を鈴木秀美氏が上梓しています。



これはチェロ組曲集の全曲の解説をしている本で、そこに全曲の楽譜がついています。

まずスズキ・メソッドの譜面を見てみましょう。



最初の3音がスラーです。
そこで鈴木秀美氏(同じ名前でわずらわしい)の譜面。



2音がスラーで3音目にはスラーが行っていません。CDの演奏は秀美氏はもちろんそうなっています。
弓遣いを決めなければ演奏が安定していきませんからこれはどちらかにしなければいけない。
一弓で3音弾くと3音目で弓の余裕がなくなって、うまくいかなくなってしまっていますから、返したいかなとも思いました。じゃなぜ3音がスラーなのかという事もかんがえると、スラーする良さもあるように感じます。
スズキの教本で練習してますから、これはスラーでしょうというのがふつうですが、その違いを理解したうえで決めたいので師匠に相談します。
とりあえず3音スラーの方がいいかもとおもいだしているのでそちらで練習していきます。
バッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜は2000年には24種類ぐらい出ているそうです。
アンナ・マグラレーナ・バッハの筆写や、バッハ自身の1720年の浄書などがのこっていて、いろいろな解釈があるので、演奏もいろいろになります。
鈴木秀美氏はアンナー・ビルスマ氏に師事していますので、ビルスマの演奏と同じ解釈になっているのです。
ここは3音スラーで弓使いを統一していく方がシンプルのような気がします。

あとメヌエット1と2のテンポですが、若干かえている人がいますが、秀美氏の説明書にはテンポにも触れています。
「メヌエットⅡは、しばしば全体としてとても柔らかく弾かれることがあります。それはそれで美しいのですが、そうすると・・・・全体的に平らになってしまうのです。それはもったいないことだと私は思うのですが、皆さんは如何でしょう?」
という事でⅠ、Ⅱは同じテンポにして、リピートのⅠの入り方を工夫して変化させるのがいいのではと思います。
これで、指使い、弓の返しなどが決まって、きました。練習は音符をピアノでとって、音程を確認しながらポジション移動のずれをなくす練習に入りました。

音程があったら表現になっていくので、弓の使い方の大きさとか、ヴィブラートを付ける場所などは須雄k氏考えながら行くことにします。




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