昨日の朝日新聞夕刊に、「村上龍さん、電子書籍会社設立へ」という記事がありました。
作家の村上龍さんが、独自の電子書籍会社を設立するのだそうです。
11月2日に発表されました。
新会社は、村上さんと、コンテンツ制作会社「グリオ」が出資する予定です。
作品の電子化にかかるコストを透明にし、売上配分もフェアにする会社をめざすそうです。
そのため、村上さんの作品を今まで紙の書籍として出版してきた出版社へ、取材協力などの共同作業や原稿のデータ化などへの費用として、一定の割合で対価を支払うということです。
-----------------
村上さん専用の電子書籍会社ということなのでしょうか。
朝日新聞のインターネット版には、もう少し詳しい記事がありました。
(「村上龍さん、電子書籍会社を設立へ 他の作家の作品も
http://www.asahi.com/culture/update/1102/TKY201011020225.html参照)
村上さんだけでなく他の作家の作品も扱い、よしもとばななさんの未発表短編なども販売するのだそうです。
新会社の名前は、「G2010」。
11月4日に、村上さんらが記者会見をする予定です。
小説・エッセーなどの場合、著作権者には原則的に売り上げの30%から50%を支払う。
「グリオ」は、電子書籍版「歌うクジラ」などを手がけた会社ということです。
ITmedia Newsにも、記事がありました。
(「ITmedia News 村上龍さん、電子書籍制作・販売会社を設立へ」http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/02/news081.html参照)
作家には、瀬戸内寂聴さんも含まれるそうです。
資本金は1000万円で、村上氏と「グリオ」が折半出資する。
『歌うクジラ』については、朝日新聞の11月2日版文化面に記事がありました。
(「現代の矛盾映す100年後 村上龍さん「歌うクジラ」」参照)
村上さんの最新作は、講談社から出版される『歌うクジラ』です。
100年後の日本は、不老不死が可能になり、誰を生かし、誰を殺すか選ばなくてはならない時代という設定だそうです。
題の「歌うクジラ」は、不老不死の遺伝子が、1400歳以上のクジラの研究から見つかったためです。
このクジラは、グレゴリオ聖歌のある旋律を繰り返し歌うと書かれています。
村上さんは、言葉の問題、経済、教育などの現実の社会問題に向き合い、発言を続けていて、今回も、紙の書籍の前に電子書籍で発売し、注目された ということです。
なぜ作家の方が、電子書籍会社を設立されるのだろうと思いました。
「歌うクジラ」の記事の最後に、電子書籍版での出版について、
「坂本龍一さんの音楽などを付け加えリッチコンテンツ化しています。電子書籍で利益を出すのは大変だが、このメディアで何ができるのかを示したい」と話されていました。
自ら出資し、会社を作ることで、電子書籍というものの可能性を自分で試してみたいと考えていらっしゃるようです。
作家の村上龍さんが、独自の電子書籍会社を設立するのだそうです。
11月2日に発表されました。
新会社は、村上さんと、コンテンツ制作会社「グリオ」が出資する予定です。
作品の電子化にかかるコストを透明にし、売上配分もフェアにする会社をめざすそうです。
そのため、村上さんの作品を今まで紙の書籍として出版してきた出版社へ、取材協力などの共同作業や原稿のデータ化などへの費用として、一定の割合で対価を支払うということです。
-----------------
村上さん専用の電子書籍会社ということなのでしょうか。
朝日新聞のインターネット版には、もう少し詳しい記事がありました。
(「村上龍さん、電子書籍会社を設立へ 他の作家の作品も
http://www.asahi.com/culture/update/1102/TKY201011020225.html参照)
村上さんだけでなく他の作家の作品も扱い、よしもとばななさんの未発表短編なども販売するのだそうです。
新会社の名前は、「G2010」。
11月4日に、村上さんらが記者会見をする予定です。
小説・エッセーなどの場合、著作権者には原則的に売り上げの30%から50%を支払う。
「グリオ」は、電子書籍版「歌うクジラ」などを手がけた会社ということです。
ITmedia Newsにも、記事がありました。
(「ITmedia News 村上龍さん、電子書籍制作・販売会社を設立へ」http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/02/news081.html参照)
作家には、瀬戸内寂聴さんも含まれるそうです。
資本金は1000万円で、村上氏と「グリオ」が折半出資する。
『歌うクジラ』については、朝日新聞の11月2日版文化面に記事がありました。
(「現代の矛盾映す100年後 村上龍さん「歌うクジラ」」参照)
村上さんの最新作は、講談社から出版される『歌うクジラ』です。
100年後の日本は、不老不死が可能になり、誰を生かし、誰を殺すか選ばなくてはならない時代という設定だそうです。
題の「歌うクジラ」は、不老不死の遺伝子が、1400歳以上のクジラの研究から見つかったためです。
このクジラは、グレゴリオ聖歌のある旋律を繰り返し歌うと書かれています。
村上さんは、言葉の問題、経済、教育などの現実の社会問題に向き合い、発言を続けていて、今回も、紙の書籍の前に電子書籍で発売し、注目された ということです。
なぜ作家の方が、電子書籍会社を設立されるのだろうと思いました。
「歌うクジラ」の記事の最後に、電子書籍版での出版について、
「坂本龍一さんの音楽などを付け加えリッチコンテンツ化しています。電子書籍で利益を出すのは大変だが、このメディアで何ができるのかを示したい」と話されていました。
自ら出資し、会社を作ることで、電子書籍というものの可能性を自分で試してみたいと考えていらっしゃるようです。