ある40代女性の生活

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『らくがき絵本』: 顔はりんかく、食べ物はお皿だけ 読者が自由に描く 五味太郎さん 360万部

2010年11月24日 09時14分32秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「描き足す楽しさ 20年 五味太郎さん「らくがき絵本」 17カ国に広がる 「一番いいところ譲ってる」」という記事がありました。

顔はりんかく、食べ物はお皿だけが印刷されていて、一番楽しい部分は、読者が自由に描いていい絵本が人気で、外国にも17カ国に翻訳され広がっているのだそうです。

この本ができるきっかけは、出版元であるブロンズ新社代表の若月眞知子さんが、ニューヨークに行ったことにあります。

母親と街を歩いていたら、本屋さんに分厚い書き込み式の絵本がありました。
お母さんは、「子どものときにもらえたら、ものすごく楽しかっただろうな」と言われました。

若月さんは、絵本作家の五味太郎さんに依頼し、
「子どものために、ではなく、子どもから参加できる本をつくりたかった」と意見が一致しました。

著者名は、続きは読者が描くという意味で、「五味太郎50%」としました。

最初は、「分厚すぎで売れない」と言われました。

2000年にフランスで出版されると、韓国、イギリス、アメリカ、スペイン、ドイツと広がり、累計360万部を売りました。

この絵本は、阪神大震災後の子どもたちにも喜ばれたそうです。
山の輪郭の絵は特に好まれ、心にため込んだ思いを発散するのに効果的だった  ということです。
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この『らくがき絵本』は出版されて、今年で20年になるのだそうです。

とても興味を感じました。

「かおをかきましょう」のページの写真がありました。

日本の女の子は、大きく口を開けて笑い、周囲にハートが飛んでいる絵です。

イスラエルの女の子の作品(「かおを~」はイスラエル語で書かれています)は、目が大きく、ほおがピンクの日本では見たことがない描き方になっています。

これは、よさそうです。

「さあ、自由に何でも好きなものを描きましょう」と言われても、素人は何から描き始めたらいいのか、分からない場合が多いです。

顔のりんかく、山の形、食べ物のお皿とフォークが白黒で描かれていて、そこに自由に描くのであれば、手がかりがあって始められます。

楽しそうです。

「らくがき絵本」で検索してみました。

ブロンズ新社の「らくがき絵本」がありました。
(http://www.bronze.co.jp/books/9784893090195/参照)

「ふくにもようをかきましょう」は、男の子がTシャツと半ズボン、と女の子がワンピースです。
「雪がふってきましたよ」では、ウサギが3匹、上を見上げています。

これは大人にもよさそうです。

価格は2,345円(税込)、368Pとあります。
360通りの絵があるのでしょうか。

これに直接書き込むのも楽しそうだし、これを自分なりに紙に書き写して、そこに色を塗ったり、いろいろ描き足していくのも楽しそうだと思いました。


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インフラ(水、原発、鉄道)輸出: ライバルは韓国、フランス 中小企業にも直結 景気を左右

2010年11月24日 08時32分19秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「インフラ輸出 競う官 成長へ日本も方針転換」という記事がありました。

インフラ(水ビジネス、発電、鉄道)の世界では、「韓国ショック」を受け、日本も政府が受注の後押しをする積極姿勢になってきたのだそうです。

近年、インフラ(上下水道、原発、高速鉄道)輸出が、経済の成長戦略の柱(重要な項目)として注目されるようになってきました。

昨年2009年に、原子力発電を、アラブ首長国連邦で受注したのは、韓国でした。
原子力発電では、本来は、日本やフランスが技術的には先進国です。

韓国では、国営の「韓国電力」が関連企業をまとめ、交渉窓口を1つにしました。
李明博大統領は、自ら、アラブ首長国連邦の皇太子に直接電話を6回もかけ、交渉を行いました。

60年間の運転保障もつけ、無理な安値受注とも言われますが、受注を成功させました。

ロシアは、ベトナムの原発2基の受注を勝ち取り、軍事協力とセットだったとされています。

日本とフランスは、先進国でありながら、受注に失敗してしまいました。

フランスは、フランス電力公社と、原発メーカー大手のアレバの足並みの乱れが敗因と分析しました。
フランス電力公社が、アレバの出資比率を引き上げ、「フランス原発チーム」の結束を高めました。

日本は、官民で「オールジャパン」体制を整えることにしました。
原発メーカー(日立、東芝、三菱重工業)、電力会社(東京電力など)、産業革新機構(官民共同出資)が手を組みます。

閣僚もトップ外交を行い、10月末にベトナムで原発2基の受注に成功しました。

「最初の突破口を開く点では、政府の支援は大変強力」(大宮英明・三菱重工業社長)ということです。
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インフラは、1件ごとの規模が大きいビジネスのようです。

記事に、2020年のインフラ市場の規模の表がありました。
(その分野で日本が行ってきたことも)

 水ビジネス 87兆円 
  (産業革新機構(官民出資)と三菱商事などが、オーストラリア2位の水道事業会社を買収)
 再生可能エネルギー(太陽光、熱、風力、地熱) 27兆円 
  (チェニジア政府と太陽熱発電の共同事業で合意)
 鉄道  22兆円
 原子力発電  16兆円  
  (ベトナムの原発2基を受注)

兆がつくと、国家予算規模になり、あまり実感が湧きません。


この記事の下に「タイ原発導入に協力 日本原電、公社と協定」という記事もありました。

「日本原子力発電」が、タイの発電公社と、新規導入の支援を行う技術協力協定を結んだのだそうです。
11月22日に発表されました。

ベトナムの原発を受注できたときも、この新規導入の技術協力からスタートしてうまくいきました。
カザフスタンでも、原発導入が可能かの調査を支援することが決まった   とあります。

昨日、テレビを見ていたら、東京の中小企業で働く方が、

「日本もどんどん政府がトップセールスをして、外国に負けないように日本の産業を売り込んでほしい。
日本は中国に抜かれ、このままだと韓国にも抜かれてしまう」と話していらっしゃいました。

都内の中小企業の方も、外国への産業売り込みと、直接、仕事に関係があるのだと、それを聞いて気がつきました。


「タイ原発~」の記事にあった「日本原子力発電」は、何だろうと思いました。

検索するとホームページがありました。
(http://www.japc.co.jp/参照)

社長さんのあいさつのページに、「1957年に原子力発電のわが国最初の事業化のために唯一の原子力発電専業の会社として設立されました」とあります。

会社案内パンフレットに歴史があり、1957年11月1日創立とありました。
昭和32年と、早い時期に設立されたのですね。

その後、1966年に東海発電所、1970年に敦賀発電所と操業が始まったとあります。

株も公開しているようで、1株当たり当期純利益195.15円(平成21年度)とも書かれていました。
(「事業概要」のページ参照)

ウィキペディアには、電力会社9社と、「電源開発」の共同出資によってできた会社とありました。

日本の国内では原発にはいろいろな意見があるようですが、対外国のビジネスとしては大きな役割を果たしているのだと感じました。


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