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サゴでんぷん: インドネシアの食材 サゴヤシから パンケーキを焼いてお菓子にも主食にも うどんの打ち粉

2010年11月28日 14時02分38秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「食材 スラウェシ島(インドネシア) サゴでんぷん 香る伝統の主食」という記事がありました。

インドネシアのスラウェシ島では、米が普及する前はサゴでんぷんが主食で、ココナツと混ぜてパンケーキを焼き、主食やお菓子として食べるのだそうです。

記者の方が、スラウェシ島のマムジュで現地の人に作ってもらうことになりました。

材料を買っていくため、青空市場へ行きます。

「サゴでんぷん」(サゴヤシから取れる。白い粉)  1キロ 7千ルピア(約70円)
ココナツ  1個 4千ルピア(約40円)
カツオ  おかず用

ココナツを削り、サゴでんぷんと混ぜてタネを作ります。
(その間に、素焼きの皿を2枚、火で熱しておきます)

1枚の皿にタネを薄く式、その上にもう1枚を重ねて、はさみ焼きにします。

いい香りの「カルンパン」が出来上がります。

見た目は白っぽいパンケーキで、外はカリッと、中はもちっとしていて、おいしいそうです。

1人1枚、カツオのスパイス煮込みと一緒だと主食に、サトウキビ砂糖と一緒だとお菓子になるということです。
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でんぷんをパンケーキに、しかもオーブンやフライパンを使わず、お皿でできるところがいいと感じました。

「サゴでんぷん」で見てみると、最初に「グリコ栄養食品 たべもの事典 でんぷんってなに?」が出てきました。
(http://www.glico-foods.com/tabemono-jiten/material/02/index.html参照)

グリコが、でんぷんについて解説しているサイトです。

でんぷんを含む食品は、キャッサバ(タピオカ)、サゴやし、じゃがいも、とうもろこし、小麦粉、サツマイモ、コメが主なものだそうです。

サゴやしの「サゴでんぷん」は、うどん(生めん)にまぶしてある粉(うち粉)は、サゴでんぷんが使われていることが多いとあります。

意外なところで、日本でもサゴでんぷんが使われていたのでした。


2番目にはウィキペディアがありました。

文献に最初に出てくるのは、マルコ・ポーロの『東方見聞録』ではないかとされているそうです。

「スマトラには、幹に小麦粉が詰まった喬木がある。木の髄を桶に入れて大量の水を注ぎしばらく置くと、底に粉が沈殿する。この粉で作ったパンは、大麦のパンに味が似ている」と書かれているということです。

また、サゴやしの幹にでんぷんがたまり、1本で100キロが収穫できとありました。

木からでんぷんを取り出す作業が説明されていましたが、木を切り倒し、皮をむき、細かくし、水をかけながらもんで白いでんぷん液を出させるとあり、大変な作業のようでした。


今は、お金を払ってすぐ食べ物が手に入りますが、サゴでんぷんの記述を見ていると、作業と手にはいる食べ物の関係が今とは全く違って、これだと肥満になったりもしないだろうと思いました。


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