ある40代女性の生活

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丑丸逸人(うしまるはやと)さん: ホワイト(善玉)ハッカー 「デフコン」優勝 日本人初 パソコン自作

2010年11月25日 09時02分28秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「ひと 丑丸逸人さん(21) 米ハッキング競技で優勝した」という記事がありました。

ハッカーには、ホワイト(善玉)ハッカーという存在があり、その世界大会「デフコン」で、日本人の丑丸逸人さんが優勝したのだそうです。

パソコンのシステムに不正侵入をするのが「ハッカー」という印象があります。
専門の知識・技術を持ち、不正行為に警鐘を鳴らすのが「ホワイト・ハッカー」です。

丑丸(うしまる)さんは、パソコン歴は約5年です。

高校2年で、プログラミングに興味を持ち、パソコンも自分で作るようになりました。
大学で、ネットの安全性を研究する勉強会に参加し、「ホワイトハッカーってかっこいい」と思うようになりました。

ハッカーの祭典「デフコン」は、アメリカ・ラスベガスで毎年夏に開催されています。
埼玉の自宅から、オンラインで参加しました。

「勇士Q」「ucq」のハンドルネームを使用しています。

システムに不正侵入した人が、また侵入できるように作る「裏口経路」を見つける問題が7問出されました。
パズル感覚で答えたところ、8月の朝、主催者から「表彰式に出て」とメールがあり、優勝が分かりました。

ツイッターで呼びかけ、ラスベガスの会場にいた日本人に出てもらったそうです。

技術は、専門書を読むことで習得し、民間研究所の仕事も引き受けます。

手品、クロスワードパズルに凝ったこともあり、「トリックを知るのが好き」です。

人がしないことをしたい性分で、「ハッカーのイメージを変えたい」ということです。
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すごい世界の話です。

ホワイトハッカーの技術と知識は、「米国では企業や政府の貴重な人材になる」と記事にありました。

丑丸逸人さんは、どういう方なのだろうと、検索してみました。

「神楽坂一丁目通信局」に、「丑丸 逸人, 勇士Q, 数理情報科学科」と書かれているのが読めます。
(http://www.ed.kagu.tus.ac.jp/~tbn/midi/member.html参照)

クリックしてみました。

東京理科大学一部文化会の「神楽坂一丁目通信局」のサイトです。
記事で、ネットの安全性を研究する勉強会とあったのは、これなのでしょうか。

丑丸さんが、ハンドルネーム「勇士Q」として、MIDI部門の現役部員に名を連ねていらっしゃいます。

アメリカの「デフコン」も知らなかったので、「デフコン」で見てみました。

ウィキペディアには、

「(Defcon)とは、Defense Readiness Conditionの略。通常は戦争への準備態勢を5段階に分けたアメリカ国防総省の規定を指す」とありました。

デフコン5は、平和な状態(平時)。
デフコン1は、非常事態(戦争準備態勢)  だそうです。

ハッカーの大会の「デフコン」を知りたいと、「デフコン ハッカー」で検索しましたが、ニュースやホームページは見つけることができませんでした。

この検索をしていると、「現金はベッドの下に隠すのが一番。ハッカーは銀行ATMも操作できる」といった記事もあり、自宅のパソコンを操作して、お金を移動させられるハッカーもいると書かれていました。

丑丸さんは、高校時代にパソコンも自作とあったのが、一番驚きでした。


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文壇、画壇、楽壇: 権威→素人・市場が選ぶ 「本屋大賞」で30万部 手土産訪問→ネット投票

2010年11月25日 08時06分20秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「崩れゆく「壇」の権威 画壇も文壇も楽壇も 素人・市場 強める影響」という記事がありました。

芸術、文学、音楽の世界で、その道の権威の団体よりも、素人や市場の評価が影響力を持つようになってきているのだそうです。

文学の「文壇」では、芥川賞や直木賞といった文学賞は、大物作家が選考委員を務めてきました。

2004年に始まった「本屋大賞」は、全国の書店員が投票で選ぶ賞です。
今年は、約400人の書店員が投票しました。

4月に冲方丁(うぶかた とう)『天地明祭』が、今年の「本屋大賞」に決まりました。
この作品は、直木賞候補になりましたが受賞は逃していました。

「本屋大賞の受賞後に約30万部伸びた」(出版元の角川書店)

今年、直木賞を受けた3作品は、11~15万部。
『天地明祭』は、38万部です。

「選考もポイント投票制で透明性を重視した。その分かりやすさが、多くの人に受け入れられたのかもしれない」(本屋大賞実行委員会の浜本茂さん)

芸術の世界にも変化が表れています。

芸術界で権威が集まる「日本芸術院」は、1919年(大正8年)設立の、国の栄誉機関です。

非常勤の国家公務員として、毎年、国から250万円を支給されます。
会員は終身で、会員が亡くなると、総会後に、その部の会員が投票して新会員を選びます。

第1部(美術)、第2部(文芸)、第3部(音楽、演劇、舞踏)で構成されます。
現在、会員は105名です。

文化功労者に、日本芸術院の会員が占める割合は、かつては70%前後でした。
1990年代から減り始め、現在は文化功労者の芸術系6人中、会員は2人です。

安藤忠雄さんは、文化功労者で文化勲章も受賞しました。
日本芸術院の第1部への推薦を打診されましたが、断りました。

「第1部の会員は50人もいる。全員の家をあいさつして回るのは、しんどい。作品で評価してほしいのに・・・」(安藤さん)

歴史が古い第1部は、会員選考の前に事前運動をする人が多い伝統があります。

「人によっては、今年も、盆、暮れ、正月だけでなく、月に1、2度あいさつにやってきた。投票まで1カ月を切った10月になると、週に1度や10日に1度のペースに増えた」(ある画家)

名刺、老舗のお菓子、郷土の名産品、自分の作品、土下座して懇願する人もあるそうです。

「かつては(日本芸術院の)会員になったとたん、3割から4割は値段があがった。バブルのころは、2倍、3倍。でも今は、ほとんど値は動かない」(東京美術商共同組合副理事長の横井彬さん)

音楽の世界には、オーケストラの「楽壇」があります。

長く、NHK交響楽団が、中心になってきました。
1926年発足と歴史があり、給料も高く、公共放送の看板もあり、あこがれの存在でした。

現在では、日本オーケストラ連盟の楽団数は、1990年度の18から、2009年度は31に増えました。
東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などができ、レベルも高く、相対的に存在感が薄れました。

「複合芸術が広がり、新しいコミュニケーションの場が生まれ、形骸化した。いまや『壇』は消えつつある」(日本芸術院長で作家の三浦朱門さん)ということです。
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なるほど、そう言われれば、その通りだと読みました。

文壇に関しては、芥川賞で、そのことを感じました。

受賞する作品を読んでみると、かけた時間とお金に見合うだろうかと疑問に思う作品が選ばれるようになっていました。
(今ではなく、過去の選考です)

本を読めば読むほど、ためになる、いい経験を積むというのが通用しない。
読むことで、ネガティブな影響を受け、それなら読まないほうがいいとなりました。

話は飛びますが、裁判でも同様のことがありました。
事件の裁判で、弁護団が常識では通用しないような主張を繰り返して、被告を弁護していました。

専門家の集団が、いつも正しいとは限らないという印象を持ちました。

権威が薄れ、素人や市場の判断が強まったのは、なぜだろうと思います。

記事には、「高度消費社会の中で一般の人々も目や耳が肥え、文化を伝えるメディアはテレビ、携帯電話、インターネットと多様化し、国際化も進む」からと書かれていました。

「本屋大賞」は、書店の店員さんが投票すると記事にありました。

具体的にどうやっているのだろうと「本屋大賞」で検索してみました。

「本屋大賞」のホームページが最初に出てきました。
(http://www.hontai.or.jp/参照)

NPO本屋大賞実行委員会は、会費と寄付金で成り立っているのだそうです。
個人の賛助会員は、年会費5000円、団体の賛助会員は年会費10万円とあります。

会員になると、本屋大賞発表会に割引で参加できるようになるというのが、面白いと思いました。

投票できるのは、新刊を扱う書店の店員さん(パート、アルバイトも可)。
エントリーと投票は、ホームページかファックス。

選考期間は、今年度分がスタートしたばかりで、2010年11月~2011年4月

賞は3種類あり、
 「本屋大賞」 新刊(2009年12月1日〜2010年11月30日の間に刊行)の日本の小説
 「発掘部門」 ジャンルを問わず、過去(2009年12月1日以前)に刊行された作品
 「特別企画」 今回は、中学2年生に読ませたい本 「中2賞」

発想が自由で楽しい賞です。
特に「中2」は、若者の間で中学2年生は特別な時期として「中2病」などと表現されていて、タイムリーな感じです。

書店の店員さんだけが投票できるというのも、「発掘部門」など、一般の人も投票したい部門です。
書店の店員さんは、本好きな人がなることが多いのでしょうか。


「書店の店員」で見てみると、「キャリアマトリックス - 職業情報(書店員)」がありました。
(http://cmx.vrsys.net/I/CCS_i_01.php?occcode=04306&flags=000010&PHPSESSID=3参照)

いろいろな職業の仕事内容を紹介するサイトで、労働政策研究・研修機構が主催しています。

書店で、新刊の配架(棚に陳列)、販売、取次との配送が、主な仕事。

1日の流れは、荷受け→チェック→配架、開店→販売、注文→集計

返品も大切。
返品期限が全作品にあり、それを過ぎると返品不能となり、代金は店持ちとなる とありました。

本に返品期限があるとは知りませんでした。
だから、毎日チェックしていらっしゃるんですね。

「取次店や出版社の営業員と情報交換したり、新聞や図書情報誌をチェックしたり、また店頭でお客と話すなどして情報収集を行う」ともあり、やはりプロとしても、本(商品)のことは、詳しく知っておく努力をされているようです。



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