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ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

神保町 ジャニス閉店の悲しみ

2018-09-04 23:38:56 | 余話
神保町のレンタルCDショプ「JANIS」(本店)が11月をもって閉店となるそうです。

移転してまださほど経っていないのに、まさに寝耳に水の衝撃でした。

「JANIS」のホームページには、SINCE 1981とありますので、37年間の長きに渡って我々音楽好きの耳を満たしてくれたことになりますね。


私は多分、中学生の頃からお世話になっていますので、かれこれ30年以上ですね。本当にありがとうございます。

正直な話、私の音楽体験の8割はジャニスと言って良いほどお世話になっていました。

特に若い頃はね。


だってYouTubeはおろか、ネットそのものが無い時代ですよ。

音楽、特に洋楽を聴きたければラジオを聞くかレコードを買うしかなかったんです。

でも少ないお小遣いではなかなかレコードは買えません。

そこでレンタル・レコードです。


初めてジャニスを訪れた時の緊張は今も覚えています。

当時、神保町には他にもレンタル・レコード店はいくつかあったんですが、そのなかでもジャニスは大人っぽいと言うか、独特の雰囲気だったんですよね。


私は若い頃、ヘヴィ・メタルや、パンクが大好きだったので、その手のレコードを借りまくりました。

普通のレンタル・レコード店は国内発売されている有名なものしか置いてないのですが、ジャニスには輸入盤もある。

しかもマイナーなやつ。スラッシュメタルとかハードコアパンクとか。日本のインディーズものとか。

こんなの私以外に誰が借りるんだろう?みたいな。

でもみんな借りるんですよ。マニアックな方々が借りに来るんです。それがジャニス!!

レコードの裏には感想を書く紙が貼ってあって、マニアな方々と言いたい放題に感想を書き合うのが楽しかったですね。



便利な世の中にはなりましたけど、失うものもたくさんありますね。

出来ればあの頃に戻りたい…。


私にとって青春とは、ジャニスに通うことでした。ジャニス様、長い間、本当にありがとうございました。