ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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グラミー賞 受賞作品あれこれ

2012-02-13 23:33:59 | ルーツ・ロック
ADELE / 21

年に一度のお楽しみ、グラミー賞! 今年はアデル!アデル!アデル~!な一夜でした。『Record Of The Year』、『Album Of The Year』、『Song Of The Year』、主要3部門総なめを含む6部門の受賞。しかもノミネート6部門の受賞6部門という10割ですからね。強かった! あと主要部門は逃したものの、フー・ファイターズの強さも印象的でした。その分、レディー・ガガ、リアーナ、ブルーノ・マーズなんかは残念でしたね。

さて、そんな表舞台はさておき、「ルーツな日記」的に気になる受賞作品をピックアップ。



『Best Pop Duo/Group Performance』
Tony Bennett & Amy Winehouse / Body And Soul
エイミー、おめでとう! 厳密にはトニー・ベネットのデュエット作からということなんですけどね。



『Best Pop Instrumental Album』
Booker T. Jones / The Road From Memphis
これがポップ・インストなのか?という疑問はさておき、ブッカー・Tの受賞は素直に嬉しいですね。バックを務めたザ・ルーツにも拍手。



『Best R&B Performance』
Corinne Bailey Rae / Is This Love
コリーヌ・ベイリー・レイ「THE SEA」の2枚組デラックス盤にも収録されたボブ・マーリーのカヴァー。これは本当に素晴らしいカヴァー。



『Best Rap Album』
Kanye West / My Beautiful Dark Twisted Fantasy
計4部門を受賞したカニエ・ウェスト。今年も主要部門には縁がなかったようですね…。



『Best Americana Album』
Levon Helm / Ramble At The Ryman
ライ・クーダー、エミルー・ハリス、ルシンダ・ウィリアムスなど、大好きなアーティストが並んだ個人的激戦区。栄冠を手にしたのはレヴォン・ヘルムのライヴ盤。08年、ライマン・オーディトリアムにて豪華ゲストを招いて行なわれたライヴを収録。



『Best Blues Album』
Tedeschi Trucks Band / Revelator
ここも個人的激戦区。ノミネートされていたのはグレッグ・オールマン、マーシャ・ボール、ウォーレン・ヘインズ、ケブ・モ、テデスキ・トラックス・バンド。もう全員受賞して欲しかった!でもブルース部門というよりブルースっぽい部門って感じですけどね…。何はともあれ、テデスキ・トラックス・バンドの受賞に納得。


『Best Folk Album』
The Civil Wars / Barton Hollow
授賞式でのパフォーマンスを見て速攻で気に入り、早速今日買って来たこのCD。かなり良いです! ジャケ写通りの男女デュオ。結成は09年で、これが初スタジオ・フル・アルバムだそうです。『Best Country Duo/Group Performance』部門も受賞。



『Best Regional Roots Music Album』
Rebirth Brass Band / Rebirth Of New Orleans
今回、部門数が大幅に削減されてるんですけど、『ザディコ部門』が無くなって、変わりに出来たと思われるのがこの部門。ザディコの他、ブラスバンド、ハワイアン、ポルカと、雑多な音楽がノミネートされてました。受賞したのはニューオーリンズのリバース・ブラス・バンド!! このアルバムは最高です!!



『Best World Music Album』
Tinariwen / Tassili
砂漠のブルース、ティナリウェン! フェミ・クティの「Africa For Africa」もノミネートされてたんですけどね~。



『Best Historical Album』
Paul McCartney & Wings / Band On The Run (Paul McCartney Archive Collection - Deluxe Edition
この部門、大好きです。今回はウィングスの名盤「Band On The Run」のデラックス・エディション。これは話題になりましたものね~。


もちろんこの他にも色々と気になるところはあるのですが、全部書いていったらきりがないので今日はこの辺で。次回は印象に残ったパフォーマンスのことなど。