VA / OH HAPPY DAY
『Best Traditional Gospel Album』部門にノミネートされたコンピレーション・アルバム「OH HAPPY DAY」。まず参加メンバーが凄い。アル・グリーン、ジョス・ストーン、アーロン・ネヴィル、メイヴィス・ステイプルス、クラーク・シスターズ、ロバート・ランドルフ、パティ・グリフィン、ジョニー・ラング、ジョン・ボン・ジョビ、マイケル・マクドナルドなどなど。これにさらに全米各地の教会聖歌隊が加わるという豪華さ。曲目も「I Believe」や「Oh Happy Day」などのゴスペル・ナンバーに限らず広くソウル/ロックの名曲を取り上げています。ジョン・ボン・ジョビなんてボン・ジョビの曲歌ってるしね。さて、このアルバムがトラディショナルなのか?という疑問はさて置き、まずこの部門のノミネート作品は以下の通り。
Ashley Cleveland / God Don't Never Change
Donald Lawrence & Co. / The Law Of Confession, Part I
(Various Artists) / Oh Happy Day
The Williams Brothers / The Journey Continues
Vickie Winans / How I Got Over
この中で気になるのはアシュリー・クリーヴランドですね~。彼女もサザン・フィーリング溢れる良い声してしてますよね。あとTHE WILLIAMS BROTHERSは黒人3人組のコーラスグループのようですが、試聴してみましたらなかなか良かったです。
さて、本題の「OH HAPPY DAY」です。ジョニー・ラングによる「I Believe」からスタート。ジョニー・ラングというと若きブルース・ギタリストなイメージがありますが、前にもゴスペル部門でグラミーにノミネートされていたように思うので、今はゴスペルの人なんですかね? それはそうと彼が弾く骨太なギターが格好良いです。共演のFISK JUBILEE SINGERSの分厚い合唱も圧巻。
良心的なアメリカン・ロック・バンド、3ドアーズ・ダウンはブラインド・フェイスの「Presence Of The Lord」。前半は割とストレートなカヴァーなれど、後半にSOUL CHILDREN OF CHICAGOが入ってくると一気にゴスペル色を増します。このクワイアにはリード・ヴォーカリストが居まして、多分子供なんでしょうが凄い歌を歌う!痺れまくりです。この曲は個人的なハイライトの一つ。
セイクレッド・スティールのロバート・ランドルフは、アーバン・ゴスペル姉妹のクラーク・シスターズとの共演でスティーヴィー・ワンダーの「Higher Ground」を、ジョン・ボン・ジョビはTHE WASHINGTON YOUTH CHOIRをバックに自身の「Keep The Faith」を。これも案外良いんですよ!アル・グリーンはヘザー・ヘッドリーとのデュエットでインプレッションズの「People Get Ready」。アル・グリーンの渋い歌声が染みます。そしてマイケル・マクドナルドは「Storm Before The Calm」でアップテンポに弾けます。これ自作曲ですか?熱いです!
そしてやはりこの中で最もゴスペルらしいのはメイヴィス・ステイプルス。流石に深い歌声ですね。曲は「Waiting For My Child To Come Home」で、私はよく知らない曲ですが、THE CONSOLERS というデュオによる古いゴスペル・ソングのようですね。デュエットはカントリー界からパティ・グリフィン。メイヴィスとのデュエットだと、妙に可愛い声に聴こえてしまいます。そこがまた良いんですけどね。
そして個人的なハイライト第2弾がアンジェリック・キジョーが歌うボブ・マーレーの大名曲「Redemption Song」。レゲエ+アフリカ+ゴスペル。なんか大地の恵みと言うか、この地に生まれてきたことの喜びと言うか、心に染みる勇気をくれるような歌声とアレンジです。素晴らしい!!
そして個人的ハイライト第3弾! アーロン・ネヴィルの「A Change Is Gonna Come」。もうこの人の歌うこの曲は何度も聴いてますけどね。何度でも素晴らしいものは素晴らしい。しかも今回はバックにMT. ZION MASS CHOIR という聖歌隊が付いている。さらにジム・ホーンの率いるホーン隊がまた良いんです。アーロンは相変わらずのゴールデン・ヴォイスだし。うっとりです。
クイーン・ラティファの「Oh Happy Day」に続いてジョス・ストーンとBUICK AUDRA のデュエットで「This Little Light Of Mine」と、最後はゴスペルの定番曲で締めてますね。このBUICK AUDRAという人はよく知らないのですが、どういう人なんでしょうか? セッション風なラフな録音がなかなかいい雰囲気を醸しています。
ガチガチにゴスペルに拘らない作りから、反ってゴスペルの素晴らしさを身近に感じることが出来る作品。そして大物達の歌唱や共演もさることながら、クワイアの魅力を感じさせてくれる一枚です。それとこの面子では不利なのではないか?と思われたジョン・ボン・ジョビとマイケル・マクドナルドの健闘に拍手です!
ちなみにこのアルバムからロバート・ランドルフとクラーク・シスターズの共演による「Higher Ground」が『Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals』部門に、ジョニー・ラングの「I Believe」が『Best Gospel Performance』部門にノミネートされています。
『Best Traditional Gospel Album』部門にノミネートされたコンピレーション・アルバム「OH HAPPY DAY」。まず参加メンバーが凄い。アル・グリーン、ジョス・ストーン、アーロン・ネヴィル、メイヴィス・ステイプルス、クラーク・シスターズ、ロバート・ランドルフ、パティ・グリフィン、ジョニー・ラング、ジョン・ボン・ジョビ、マイケル・マクドナルドなどなど。これにさらに全米各地の教会聖歌隊が加わるという豪華さ。曲目も「I Believe」や「Oh Happy Day」などのゴスペル・ナンバーに限らず広くソウル/ロックの名曲を取り上げています。ジョン・ボン・ジョビなんてボン・ジョビの曲歌ってるしね。さて、このアルバムがトラディショナルなのか?という疑問はさて置き、まずこの部門のノミネート作品は以下の通り。
Ashley Cleveland / God Don't Never Change
Donald Lawrence & Co. / The Law Of Confession, Part I
(Various Artists) / Oh Happy Day
The Williams Brothers / The Journey Continues
Vickie Winans / How I Got Over
この中で気になるのはアシュリー・クリーヴランドですね~。彼女もサザン・フィーリング溢れる良い声してしてますよね。あとTHE WILLIAMS BROTHERSは黒人3人組のコーラスグループのようですが、試聴してみましたらなかなか良かったです。
さて、本題の「OH HAPPY DAY」です。ジョニー・ラングによる「I Believe」からスタート。ジョニー・ラングというと若きブルース・ギタリストなイメージがありますが、前にもゴスペル部門でグラミーにノミネートされていたように思うので、今はゴスペルの人なんですかね? それはそうと彼が弾く骨太なギターが格好良いです。共演のFISK JUBILEE SINGERSの分厚い合唱も圧巻。
良心的なアメリカン・ロック・バンド、3ドアーズ・ダウンはブラインド・フェイスの「Presence Of The Lord」。前半は割とストレートなカヴァーなれど、後半にSOUL CHILDREN OF CHICAGOが入ってくると一気にゴスペル色を増します。このクワイアにはリード・ヴォーカリストが居まして、多分子供なんでしょうが凄い歌を歌う!痺れまくりです。この曲は個人的なハイライトの一つ。
セイクレッド・スティールのロバート・ランドルフは、アーバン・ゴスペル姉妹のクラーク・シスターズとの共演でスティーヴィー・ワンダーの「Higher Ground」を、ジョン・ボン・ジョビはTHE WASHINGTON YOUTH CHOIRをバックに自身の「Keep The Faith」を。これも案外良いんですよ!アル・グリーンはヘザー・ヘッドリーとのデュエットでインプレッションズの「People Get Ready」。アル・グリーンの渋い歌声が染みます。そしてマイケル・マクドナルドは「Storm Before The Calm」でアップテンポに弾けます。これ自作曲ですか?熱いです!
そしてやはりこの中で最もゴスペルらしいのはメイヴィス・ステイプルス。流石に深い歌声ですね。曲は「Waiting For My Child To Come Home」で、私はよく知らない曲ですが、THE CONSOLERS というデュオによる古いゴスペル・ソングのようですね。デュエットはカントリー界からパティ・グリフィン。メイヴィスとのデュエットだと、妙に可愛い声に聴こえてしまいます。そこがまた良いんですけどね。
そして個人的なハイライト第2弾がアンジェリック・キジョーが歌うボブ・マーレーの大名曲「Redemption Song」。レゲエ+アフリカ+ゴスペル。なんか大地の恵みと言うか、この地に生まれてきたことの喜びと言うか、心に染みる勇気をくれるような歌声とアレンジです。素晴らしい!!
そして個人的ハイライト第3弾! アーロン・ネヴィルの「A Change Is Gonna Come」。もうこの人の歌うこの曲は何度も聴いてますけどね。何度でも素晴らしいものは素晴らしい。しかも今回はバックにMT. ZION MASS CHOIR という聖歌隊が付いている。さらにジム・ホーンの率いるホーン隊がまた良いんです。アーロンは相変わらずのゴールデン・ヴォイスだし。うっとりです。
クイーン・ラティファの「Oh Happy Day」に続いてジョス・ストーンとBUICK AUDRA のデュエットで「This Little Light Of Mine」と、最後はゴスペルの定番曲で締めてますね。このBUICK AUDRAという人はよく知らないのですが、どういう人なんでしょうか? セッション風なラフな録音がなかなかいい雰囲気を醸しています。
ガチガチにゴスペルに拘らない作りから、反ってゴスペルの素晴らしさを身近に感じることが出来る作品。そして大物達の歌唱や共演もさることながら、クワイアの魅力を感じさせてくれる一枚です。それとこの面子では不利なのではないか?と思われたジョン・ボン・ジョビとマイケル・マクドナルドの健闘に拍手です!
ちなみにこのアルバムからロバート・ランドルフとクラーク・シスターズの共演による「Higher Ground」が『Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals』部門に、ジョニー・ラングの「I Believe」が『Best Gospel Performance』部門にノミネートされています。