ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「何も聞かないの?」

2021-06-14 22:19:38 | 思うこと



我が家のアナベルも満開になりました。
グリーンから白に変化していくのが、なんとも涼やかです。

その右に、なんていう名前か忘れましたが
去年、お隣さんから頂いた球根性の花も開花しました。
こちらは淡いブルーです。




奥の濃い~ブルーの紫陽花の上に元気な葉っぱがニョキニョキと。
紫陽花に覆いかぶさるように今はいりませんって(笑)





こちらは、近所の駐車場脇に咲いているアナベル。
カーブスの行き帰りに必ず通る道。
毎年、その美しさに目を奪われています
それで、我が家にも!と思ったのでした。

梅雨入りし、鬱陶しい季節になりましたが、キレイなお花に癒され、少しでも明るくいきたいですね!



さて・・・

ここにご紹介した「ひきこもり先生」ご覧になった方、いらっしゃいますか?

上嶋さん(佐藤二朗)と、奈々ちゃん(鈴木梨央)の最後のシーンに
二朗さんと同じく、鼻ズルズル、涙、涙です

奈々ちゃんの問題は、不登校もそうだけど、その前にネグレクト。
自分の存在価値を見つけられず、自ら命を断とうとしていた時に、偶然、通りかかった上嶋さんと出会う。

上嶋さんは、なんて話しかけていいのかわからなくて、でも、心配で、そっと横にいる感じ。
その距離感がとてもいいです。

印象的だった言葉は、奈々ちゃんの「何も聞かないの?」
そして、ポツポツと自身のことを話し始めた奈々ちゃん。


『夏休み明け、不登校13人を全員登校させる!』という目標を掲げ、動き出した中学校。

STEPルームの担任が、家庭訪問した時に、部屋から出てこない奈々ちゃんに、
部屋の外から話かけた言葉は・・・

「教室に行けないのなら、STEPルームに来ればいい。そこなら、出席扱いになるし、高校入試の準備もできる」

その時の、奈々ちゃんにとって、出席日数とか、高校入試とか、多分、どうでもいい問題だったと思う。
そこを整えても、奈々ちゃんを救えることにはならない。
全く的を得ていなかったと思う。

そもそも、奈々ちゃんはヘッドフォンをして鼻歌を歌って、先生の言葉を遮断していたのだけど。

でも、高校入試を諦め、絶望的になっている子はいるだろうと思う。
そういう子にとっては心が動く言葉になるのかもしれない。
間違った対応とも言えないのだと思う。

ただ、奈々ちゃんの場合、お母さんとは話にならなくて、奈々ちゃんの情報が入ってこない状態。
奈々ちゃんも会おうとしないし、話をしようとしないので、一方的に伝えるべきことだけ伝えるしかなかったのかもしれない。

でも、言いたいことだけ言うのは、危険。
これだけは言っておきたいとか?
それが的を得ていない場合、かえって子どもとの距離を広げてしまうことにもなると思う。

この人になら話せるかも・・・そう思ってもらえるような信頼関係をまず築くことからだと思う。

上嶋さんは、自分が人の力になれるなんて、全く思っていなかった人間。
自分はそんな資格などないと思っていた。

でも、だからこそ?奈々ちゃんは心を開いてくれた。

この先、どのような生徒が現れ、上嶋さんは、どのような接し方をするのでしょうか。
今後の展開が楽しみです。





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