ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

訪問に来てくれても、会わない・・・

2021-06-02 23:58:05 | 訪問・面談
Mちゃんは高校の時に初めて不登校になりましたが、
小学校、中学校の時も、なかなか大変のようでした。

なので、私の中では、「意外」ではなく「ついに・・・」でした。

Mちゃんは、自分に自信がなくて、いつも下を向いていて、皆の前で発言することはできない。
喋っても、ほんとにほんとに小さい声で聞きとることがやっとでした。

ひとつのことを理解するのがなかなか大変のようで、先生がフォローされていました。
中学の部活は、吹奏楽で、フルートだったと思いますが、音が出せず、吹く振りでいいとなったようです。

学習障害もあったようで、高校の時、ほとんどが赤点だったとのこと。
提出物はかなりお母さんがフォローしていました。

Mちゃんは、お友達がほしいのですが、それもなかなか大変のようでした。

小学生の頃、お互いの家を行き来して遊ぶ友達がいましたが
そのお友達が、別の子も誘い3人になってしまうと、中に入れなくなってしまうようでした。
その別の子は他にも友達がいるので、たまにMちゃんとも遊ぶという感じだったようです。

高校に入り、いきなり洗礼を受けてしまったようです。
「これ以上休むと留年」を突き付けられ、転校してきたのです。


今のMちゃんですが・・・

以前は、ご飯の時以外は自分の部屋に籠っていたそうですが、
今は毎日、リビングにいるそうです。

ただ、リビングを我が物顔で使っている。
テレビも占領し、当然とばかりに、自分の見たいだけを見る。
他のことでも、どんどん我が強くなっているそうです。

お兄ちゃんは学生時代から独り暮らし。
今は結婚し、2歳のお孫ちゃんがいるそうです。
ただ、Mちゃんが嫌がるので、お孫ちゃんを実家に連れて来れないそうです。

我が強くなるのも、そうでもしないと、自分を保っていられないのでしょうか。
お兄ちゃん家族と会いたくないのも、今の自分を見られたくない・・・ということですよね。
ケン太も不登校の時、友達もシャットダウンしてしまったので。
罪悪感がそうさせるのだと思います。


少し動きがあると言ったのは・・・

数か月前に、訪問カウンセリングを依頼し、月に2回、お姉さん?がいらしているようです。
ただ、まだ一度も会えていないとのこと。

Mちゃんは自分の部屋から出てこないそうです。
お姉さんは部屋の外から、挨拶して来ていることなどを告げるそうですが、部屋からはなんの反応もなし。
お姉さんは手紙を書いて置いていくそうです。

その手紙は読んでいるようです。
読んだ形跡があるとのこと。

一度、お姉さんの訪問が急遽、キャンセルになったことがあるそうですが、
その時に、「来るって行ってなかった?」と言っていたそうです。

本当は、待っていたのかもしれませんね。

もしかして、訪問をキャンセルするのは、その反応を知るための手段だったりして?
今、そんなことを思ってしまいました。
考え過ぎかな?

今もまだ、会えていませんが、今は2階の自分の部屋に籠ってしまうことはなく、
1階に降りてきているそうです。

もしかしたら、今、リビングにいるのは、お姉さんが来るから?

訪問が始まってから、すでに数か月。

会えてはいないけど、拒否反応がないのは確かです。
訪問を待っていることも確かだと思います。
少しずつ「会える」方向に動いていると思います。

いつかお姉さんと会って、お話できるようになるでしょうか。
会ってお話して、一緒に散歩とか、買い物とか?行けるようになったらいいなと思います。

今、きっかけを作るとしたら、それしかないと思うので。

Mちゃんはずっと、友達がほしい。
一緒に出掛けたりしたいと言っていたそうなので、

親ではない、誰かとコミュニケーションを取れることがいいなと思います。

Mちゃんのお母さんが、

「そうなったらいいんだけど、いったい何年かかるんだろう~」
「この先のことを考えると、気が滅入ってしまう。メンタルを保つのがやっとだよ」

ほんとだよね
出口が見えないのって本当に辛い。

でも、Mちゃんが訪問を拒否していないのだから希望は持ちたいよ。
なんとか少しずつでも前へ進めますように。。。






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「埒があかない」と言われてしまった先生への歩み寄り

2020-02-11 23:45:37 | 訪問・面談
昨日の記事を書くにあたり、当時の記事をざっと読み直してみたんです。
その時に目に留まった会話・・・今日はそれを書き出してみます。

このブログはケン太が中2の春に書き始めました。
もうすぐ9年です。
よく続いているよね~

という話はいいのですが

ケン太がいよいよ学校に行かなくなり、先生が訪問してくださった時、
たまたま主人がいたのです。

先生はケン太と玄関の外で二人で話した後、私、主人もそれぞれ呼ばれ、個別に話をしました。

ケン太は、主人が呼ばれた時、
「どうして引き止めなかったの?パピィが入ると面倒なことになる。先生に何言うかわからない」と

主人が話終わって、リビングに戻ってきて「いい先生じゃない」と。
「今度から、ケン太が先生に言いづらいことがあったら、お父さんが代わりに言ってあげるよ。
先生にもそう言っておいたから」

ケン太は「いいから!先生に言いたくないから話さないだけだから!
言うんだったら自分で言う!」と反発。


そして後日、こんな話も・・・

「私はまだ若輩者ですが、学年主任はじめ、学校全体でバックアップさせていただきます。
って言ってたよ。すごく一生懸命でいい先生だな」

「・・・」 え??とケン太の表情が曇る。

「そりゃ、そうだよな。生徒が休んでいるんだから教科の先生だってどうしましょうって
相談したり、校長先生が職員会議にかけて対策を考えたりするんじゃない?」

「え・・そんな大事になっているの?」 と動揺を隠せないケン太。。。。

「そりゃ、そうだよ。休むっていうことは当然そうなるってことだよ。わかってなかったの?
それが嫌だったら学校に行けばいいんだよ」

「・・・」

「あと、スクールカウセリング受けてみたらって言ってたよ。火曜日に来ているんだって。
お父さんは、受けてみるといいと思う」

「いやだ。行かない」


どう思います?この会話。

目立つのが嫌いなケン太。
学校でこんな大変なことになっていると知ると、ますますケン太は学校に行けなくなると思います。
実際に行けませんでした。
そうやってプレッシャーをかければケン太が学校へ行くと思ったのかなぁ?
とても私はそうは思えませんでした。

それにスクールカウンセリング。
小学校の時に学校の勧めで受けましたが、外に出れないケン太は行くことなどできません。
そもそも、自分のことを知られたくないケン太がカウンセリングを受けるなんて、まったく想像できないことでした。
親だけのカウンセリングで約半年間、状況報告だけで終わってしまいました。
また同じことを繰り返し、時間を無駄にはしたくはありません。

スクールカウンセリングに難色を示したこともそうですが、
先生は私より主人の方が話が早い。わかる。と思ったのだと思います。

先生と意気投合した主人?
この時に先生が主人に「お母さんと話しても埒があかない」と言ったそうでして

先生を味方につけた?主人はその先生の言葉を得意げに私に言いました。
「あなたに任せておいたのが間違いだった。今度からは俺がやるから」とも。

「ケン太は目立つことが嫌いなので、そういうプレッシャーをかけないでほしい」
と主人にお願いすると・・・

「学校の対応は正しいです。カウンセリングは受けるべきだと思います」と。

私の方は、主人と話しても埒があかなくなってしまいました。

学校が間違っているわけではありません。
先生は一生懸命ケン太のために動いてくださっています。
ただ、先生と話したことをそのままケン太に言っていいわけではない。

ましてや、私を敵に回して、先生を味方につけて?
勝ち誇ったような態度。

それがケン太のためなのですか?


私は先生に面談をお願いしました。
そして学校に出向きました。

小学校の時の不登校の経緯や状況の報告。
カウンセリングを受けた時のこと?
主人の発言のこと。

詳しくは覚えていませんが、
主人にも理解してほしかったこと、先生に一生懸命、お伝えしました。
私が蚊帳の外になるわけにはいかないし、せめて「埒があかない」と思われてしまったことだけでも、
払拭したいと思ったので。

少し歩み寄っていただけたように思いました。
ほっとしたことを覚えています。


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パン2個持ちになりました。

2019-05-08 23:48:04 | 訪問・面談
主人がクリーニングに出すものをどっさり出してきました。
スーツ、コート類です。

夏物のスーツは全部、自分で洗いましたが問題なかったです。
冬物はどうなかぁと思ったのですが、洗えそうな物は洗ってみました。



これ、今日、洗ったものです。
結論から言えば、大丈夫でしたよ~

物によっては洗濯ジワがつくのですが、念入りにアイロンをかければ大丈夫です。
アイロンは1時間半くらいかかりましたが
クリーニング代節約と思ったら、頑張りますよ!

え~と~私も洗ってみようかなという方、自己責任でお願いします(笑)


アイロンの相棒として・・・



スーツの肩はこちらで。100均です。


コートとズボンの一部のを、クリーニングに出しに行きましたが、
夏は出さなかったので、ほぼ1年振りなんです。

でも、なんの迷いもなく伝票に私の名字が・・・
凄いなぁ~60代か70代のおばさまですよ。

最初の1回で、名前を覚えてくれて、ほんのたま~にしか行かないのに、
いつも、スラスラと名前が出てくる。

いつも感心します。
ああなりたいぁ~


さて、ケン太。

いつだったか、パンやおにぎりを持たせても残してくる時がある。
賞味期限がきれて処分することも。
カバンの中で潰れたおにぎりが、そのまま放置ということもありました。

勿体ないし、もう持たせない!と決めました。

しかし、今は、2個持ちしています

そもそも、パンとおにぎりを1個だけ持たせていたのは、
お昼休みはゲーセンにすっ飛んでいき、ギリギリまでゲーム。
じっくり食べる暇はないし、片手で食べられるものがいいとケン太が言ったからです。

しかし、最近はゲーセンには行っていないらしい。
食べる時間はあるということ。

パン1個だけじゃ、物足りなそう~と、外に食べに行ってしまうそうな。
結果、パンは食べずに終わる。
持っていることを忘れたわけではなかったようです。

それで、2個持たせたら、ちゃんと食べてくるようになりました。

私の勝手な思い込みでしたね。
なにせだらしないもので、これもか!ってすぐ結びつけちゃうんです。

その前にケン太が

「1個じゃたりない」
「2個用意して」

・・・って言えばいいんだけどね





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校長室の卒業式に出ます

2013-03-14 22:40:02 | 訪問・面談
火曜日に、担任の先生から電話がありました。

「卒業式のこと何て言っていますか?」と。

ケン太が「出ない!」「校長、教頭が来ても会わない」と宣言したので、
それ以来、私は何も聞いていません。

「う~ん。気持ちは変わっていないと思いますが・・・」と答えました。

すると・・・

「でも、○○君が聞いたら、ケン太はわからないと言ってたみたいです」

前の日に3人の友達が遊びに来ている。
その時に聞いてくれたんですね。
もしかして、そのために来てくれた?

「そうなんですか?じゃあ、ケン太にもう一度、確認してみます」



そして、ケン太に聞いてみると・・・

「卒業式って何すればいいの?」

ん??
前回と反応が違う。。。

練習をしていないからやることわからないと言う。

歌は口パクで構わないし、証書は前の人のやり方を見て
同じことやれば大丈夫だよって言ったんだけど・・・

しばらく悩んでいたけれど、踏ん切りはつかないようだった。

そして、校長、教頭が家に来るのは嫌だから
午後、校長室に行くと言った。

これ、先生の作戦、成功ってこと?



今日、先生が訪問してくださいました。

ケン太は寝ていたけれど、起きて先生に会いました。

「午前中の卒業式はどうだ?出れるか?」と聞かれて、沈黙が続く。

なかなか答えないケン太に

「出れる確率は100パーセント中、何パーセント?」と聞かれると
「10パーセント」
「それが50パーセントを超えることはない?」
「ないです」

「わかった。じゃあ、午後の校長室はどう?」
「午後、行きます」


明日の午後、校長室の卒業式に行くことになりました。


先日、女の子が書いてくれた手紙、
卒業式に来て・・・という内容だったみたい。

昨日はクラスの女子2人が先生へのメッセージを書いてと
持ってきて、ケン太は書いて渡した。(会ってはいないけどね)


何がケン太の頑なな心を溶かしたのだろうか。

でも、何かだね。

友達の想いなのかな。。。




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卒業が認定されない?

2013-02-26 21:46:32 | 訪問・面談
今日、また担任の先生がいらっしゃいました。

最後の集金日だしお届けしてもよかったのですが
先生が「行きます!」と言うので・・・

相変わらず、ケン太は会わず・・・
もう会う気はないのだろうな。
だって「先生来るよ」と言った時のケン太の顔が険しくて

玄関先でまた「卒業式」の話になる。

「午前中に卒業式が終わったあと、午後から校長室で第2卒業式をします。
その時に来れますか?
もし、その時に来れないとすると、その日の夕方にでも校長と教頭が
自宅を訪問して卒業証書を本人に渡すことになります。
学校側としては一応そういうことになっています」

「本人に聞いてみますが、まず第2卒業式は無理だと思います。
自宅を訪問していただいても会わないような気がします」

「もし、それでも受け取らなかったら、後日学校に来てもらうとか、
なんらかの方法で受け取ってもらうことになります。
卒業証書を本人が受け取らないと卒業が認可されないことになります。
卒業証書を受け取らないと、卒業か留年かどうか職員会議で判定することになります。
卒業証書のコピーを高校に送って、高校側が卒業を認定したりもするんです。
受け取らないとK校に入れなくなるかも・・・ケン太にそう言ってもらえますか?」

そんな話って本当にある?
どうしてもケン太に受け取ってほしいという先生の気持ちが
言わせた言葉じゃないかな?
留年はありえないし、K校に入れないなんてことはないと思うしね。

「・・・では、本人に言ってみます」とだけ返事しました。



ケン太に、卒業証書はなんらかの方法で本人が受け取ってほしいという
ところまでを伝えました。

卒業式も第2卒業式も両方出るつもりはない!
校長先生や教頭先生が来ても会わない!
卒業証書を受け取るつもりはない!
なぜなら、受け取らなくても義務教育なのだから卒業できる。
その受け取り方が学校の方針だとしても、その方針を無理に通すことなんてできないはずだ。
できないのなら方針を曲げるしかないだろ?

なんだか随分と攻撃的な言い方。
このところ「卒業」の話ばかりされるからイライラしてる?

留年会議?とか、K高に入れるかどうか・・・
なんて話はできなかった。

嘘は見抜くし、嘘まで言って動かそうなんてすると
かえってよくない方に向かいそう。

子ども魂?は通用しないよね





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