ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

ソクラテス問答法

2021-06-05 23:39:16 | 家庭内対応
今、注目されている、台湾の天才デジタル大臣のオードリーさん。

オードリーさんが親から受けていた「ソクラテス問答法」とはどういうものなのか?
というのをやっていました。

子どもが「朝寝坊しちゃった」と言ってきたら、なんと言いますか?

「早く寝ないからだよ」などといきなり否定してはいけない。

「ソクラテス問答法」の会話だと・・・

「どうして起きれなかった?」
「ゲームしちゃった」
「どうしてゲームを止められなかったのかな?」
「楽しくて夢中になっちゃって気づいたら夜遅くだった」
「時間に気づくようにするにはどうすればいいと思う?」
「寝る時間になったら時計が鳴るようにする」
「そうだね。良いアイデアだね」

子どもに自分で考える機会を与えてあげる。

「このように行動すべき」と押し付けるように教えてはいけない。
子ども助けて「支援」はしても「支配」はしない。


もし、小さな子どもがコンセントに手を伸ばそうとしていたら、なんと言いますか?


「触るな」とは言ってはいけない。
少なくとも、そのルールがある理由を説明すべき。
理由も説明せずに「ただ従わせる」ということは決してしてはいけない。

「コンセントに触れたら危ないよ」
「感電してしまうことでショック状態になってとても危険だよ」
親は結果や理由を説明することが必要だと思う。


オードリーさんへの質問コーナーでは・・・

「勉強が嫌いなんですが、どうすればできるようになりますか?」
(IQ180のオードリーさん、中学生で起業)

もし勉強をするのが嫌いなら、他に好きなことを探してみてください。
探してそれを練習して、どうやったら上手になれるかを理解してみてください。
そうすれば、好きになりつつ、そのことを学んでいることになります。
好きなものが見つからない時は、いっぱい休んで何もしないことです。


「いじめにあった時、どう対応しましたか?」
(小2でいじめにあったそうです)

児童心理学について本を読み、いじめてくる相手が「なぜ人をいじめたくなるのか」という構造を理解しようとした。
そして私は自分のことが好きになれたので、いじめを社会問題化し、新聞や本で取り上げられるようにしようと思いました。

いやいや、これ、小学校2年生の対応ですか?
凄いですね。


最後はこんなお話も・・・

「IQ(知能指数)」より大切な「EQ(心の知能指数)」

EQとは「感情をうまく管理し、利用する能力」ですが、今、ビジネスの場で注目されているようです。

少し前までは、仕事ができる人財の要件は、豊富な知識を持ち、頭の回転が速い人、つまりはIQの高い人でしたが、
働き方も人財も多様化している今、IQだけでは生きていけない時代になってきている。
ビジネスや生活様式が一変した、正解がない時代を迎え、私達一人ひとりが、どう生きるのかを考えなければならない。
そんな時代では、自分の感情を管理し、人の気持ちに寄り添ったマネジメントができる能力、EQが必要とのこと。

勉強しない我が子は、進級問題も出てくるので、心配ではありますけどね。
けっして我が子にそれだけを求めてはいけないですね。


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