ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

昔のアルバムを開いて・・・

2016-11-21 23:34:41 | 家庭生活
土曜日の夜。

夕食後、家族でテレビを見ていたら
カヌーをしているシーンが放映されていたんです。

主人が

「カヌーやったよな?夏休み、旅行に行った時だったよな。
ケン太がいくつの時だったっけ?」

カヌーやった!やったね!
とその時の状況を思い出したはいいけれど、

ケン太がいくつの時だったかは思い出せない。

毎年、夏はどこかに行っていたからね。
何時だっただろうね~

「ちょっとアルバムで確認してよ」と主人。

げ!!

何枚あると思っている?
気の遠くなる話だけど・・・

「持ってきて。探すから」と主人は諦めない。

写真を一覧印刷したアルバムがあるので、
それを持ってきて探すことに。

あった、あった~

その時の思い出話に花が咲く。


それから3人で写真を見ていきながら

ここも行った!
ここにも行ったね!

ケン太、この時はかわいかった・・・など

しばし、当時を振り返り、懐かむ。



小学校5年の夏休み。

京都に行ったのです。
ケン太が鞍馬寺に行きたいと行ったので・・・

そのアルバムを見ている時だったか、
その前だったか

気が付くと、ケン太がいませんでした。
自分の部屋に戻っていったのです。

実は、この京都の旅行の後、9月からケン太は不登校になったのですが
この時、すでにケン太の異常行動が始まっていて
旅行中もいろいろ問題が起きていました。

ダダをこねたり
もう家に帰らない・・・と言ったり

ほんの些細なことにいちいち過剰反応していました。

「この時、大変だったよな・・・」と主人がポツリと。

私にも思い出したくない記憶が蘇っていました。


その後の写真は

伸びきった髪・・・
うつむき加減・・・

笑顔もどこか引きつっている。

家の中ばかり。
枚数も少ない。

不登校の時・・・

その当時の写真を、主人も私も無言で見ていました。

主人がただひと事

「かわいそうにな」と。


6年になって学校に行くようになってからは
笑顔の写真がたくさん出てきました。

友達に囲まれているケン太の姿がそこにありました。



ケン太が途中でいなくなったのは、

もしかして、その先を見たくなかったから?

それとも偶然?

わからないけどね。

どうだろうね。



でも、ケン太が一緒に見ていたら、

なんか見にくいね。

いなくてよかったけどね。


実は私の中で、主人の「かわいそうにな」という言葉のことを考えていました。

かわいそう・・・
かわいそう・・・?

確かにかわいそうなことしたなと思う。
反省もしている。

でも、今、そう思うことは
ケン太に失礼なような気もしてね。

「かわいそう」って思うのは、
ケン太を哀れに思っているということだよね。

親がケン太を哀れにしてはいけないんじゃないかと。

それに、ケン太は今、自分のこと、かわいそうだなんて思っていないと思うよ。

だから、そう思うのは違うのだろうね。







思い出の写真たち。





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