ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

父親の威厳・・・続き

2024-08-26 23:37:36 | 思うこと
昨日の続きです。
 
 
子どもは王様、親は奴隷
 
もしまた同じようなことが起きてしまったら、またこの構図になってしまうかも?
暴力が下火になっている今、失墜してしまった親の立場を少しでも上げておきたい。
 
そんな思いでいた私。
 
ただ、主人に話しても「封建主義じゃあるまいし」と取り合わない。
 
上から押さえつけるとかじゃないんだし~
一目置かれる存在?
お父さんに聞かないとな?とか?思ってもらえる存在になれたらいいよね?
最低限、けん太が少し強く出ても、ひれ伏すことのない存在?
 
でも、結局、主人には無視されました。
「嫌われたくない」主人のままでした。
 
なので、私が、少しでも主人の立場をあげないとなと思いました。
 
例えば、けん太が「○○買っていい?」と聞いてきたとしたら、
「そうだねぇ~じゃあ、お父さんに聞いておくね」とか?
 
我が家は主人の稼ぎで生活できているわけですから、
お父さんの許可がないと買えないんだ・・・それとなく刷り込んでおきました。
実際は聞かないで、けん太に「お父さん、買っていいって言ってたよ」と言ったりしてましたけど
 
本当は、けん太に「お父さんに聞いて」と促すのが一番いいとは思いますが、
我が家のお父さん、けん太に甘いので、すぐ「いいよ」って言っちゃうので
私が主人に聞くと、いろいろ面倒なことになるしね
 
「聞いたことにする」が一番!(あくまでも我が家の場合です)
 
 
そんな時を過ごしてきましたが・・・
 
今は、「お父さんに聞いてみて~」と言ったりもします。
なぜ、それが言えるのかというと、けん太は決して、聞きに行きません
 
「なら、いいや・・・」となります。
諦めるというより、そこまで要求が強くなくなったような気がします。
 
昔は少しでも反対したら、何が何でも、自分が勝ち取るみたいな?
むしろ、物よりも、そこの意地みたいなものをぶつけてきたという気がします。
 
今はそんなことしなくてもよい?心の余裕が出てきたのだと思います。
 
 
そんなこんなで、主人の立場はある程度、回復できたとは思います。
 
でも、自ら自分を下げてしまう行為は今でも、ちらほら見受けられます。
 
 
食卓がそうなんです。
 
テレビが一番見やすい特等席があるんです。
 
食事中もテレビをつけている我が家なので
主人に、その特等席に座ってもらおうと、
食事の時は、そこに、主人の箸を置いていました。
 
でも、たまに、けん太が、そこの席にパっと座る時がある。
 
「そこ、お父さんの席だよ」と私が言うと、
主人が、「いいよ、いいよ」と、その席をけん太に譲ってしまう
箸も、主人が交換してあげちゃう
 
お茶碗を主人のところに置くと、けん太のところに「はい」と渡しちゃう
 
どこまで、けん太、ファーストなんだい!!
 
ただ、けん太の前で主人に文句を言うと、主人の立場を下げてしまうことになる。
それで、けん太のいない時、主人に言ったのですが「別にいいじゃない~」と返ってくる。
 
なので、食卓で、主人の立場を上げる作戦は、諦めました。
 
その特等席が、当然のように、けん太の指定席になりました
 
私はそれを気にしないようにしました。
主人がそこに座ればいいのに~という雰囲気を醸し出すと、
そう思っているのに、それを許してる?みたいになるので。
 
特等席なんてな~い!という雰囲気を醸し出すようにしました(笑)
 
 
特等席問題は解決・・・と思いきや、
 
昨日、お好み焼きを食べる時に、主人が文句を言い出しました
まだけん太が来る前です。
 
「俺、いつも思ってるんだけどさぁ。なんでここがけん太の席なの?俺、こっちでいい?こっちの方がテレビみやすいしさぁ」
 
はい?
忘れてるんですか?
 
「最初、そこをあなたの席にしたのに、自分でけん太に譲ったんだからねぇ~」って言ってやりました
 
私の話が聞こえなかったのか、聞こえないふりしているんだか知りませんが、それに対しての反応はなく(いつもない)
 
そこにドカッと座り、特等席を自分のものにしていました。
きっと、これからもそこに座るでしょう~
まあ、結果オーライですね
 
後から来た、けん太はこれまで主人が座っていた席へ座りました。
今日はここね?的な?
別に文句など言ったりはしません。
 
けん太が先に来たら、また特等席に座るかもしれませんけどね、それは知りません。
 
ただ、これからは、主人の箸を特等席に置いてあげようと思います。
 
 
父親が威厳を持つ・・・ってどういうことでしょうね
 
昔みたいな「とにかく親の言う事を聞け!」という頑固おやじとは違うと思います。
時代的にもね。
 
優しいパパでもいいと思うんです。
優しいから、舐められるわけではないと思います。
 
ダメなのは「甘くなる」ということでして。
「優しさ」と「甘さ」を履き違えるから問題が起きてしまう。
 
「正しい」ことと「間違っていること」
 
これがブレないことなのかなと思います。
 
言っていることと、やっていることが違ったり、
そんな矛盾がみえてしまうと、子どもは見透かしてしまう。
親の言う事なんて聞かなくていいや・・と、なってしまう。
 
一貫性を持って、子どもと接触すること。
それが大事なのかなと思います。
 
 
そんなことを偉そうにいえる我が家ではないのですが
あの頃には絶対に戻りたくない・・・という思いだけはあります。
多分、けん太も。
 
それが親子関係を支えてくれていると思います。
 
「失敗」ってしたくないけど、やはり一番、心に楔を打てるものなのかなと思います。
 
 
 
 
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