アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

キャバレー

2010年01月24日 | ミュージカル・ダンス・舞踏


只今、日比谷は”小池修一郎祭
東京宝塚劇場&日生劇場
演出作品上演中ぅ。

だからってわけじゃないけど、
リックのカフェ”に行った翌日は、
”キットカットクラブ”へぇ。

日生劇場  1/10(日)  
 1階B列上手

ブロードウェイ・ミュージカル
キャバレー
 修辞・訳詞・演出:小池修一郎
 出演:藤原紀香 諸星和己 阿部 力
  高嶺ふぶき 戸井勝海 杜けあき 木場勝己 

金欠だって断ってたんだけど…。
B席だからと誘われ、行ってみれば
差し出されたチケットがっ
B列っっ。しかも1階っっ。
ウギャギャギャ~~~!
なんか違うよ!
ひえぇ!(友の声)
コラぁ、一緒に驚くなぁ。
金無いねんってぇぇえ。
…でも、もう後へは引き下がれないぃ。
リックのカフェに行こう。それでチャラや。
『カサブランカ』に誘っちまったぜ。

音楽監督は甲斐正人
ヘアメイクがCHIHARUとな!
そ~して振付がっっ。
『カサブランカ』も手掛けちゃってる
桜木涼介ぇ。
ヅカカラー爆発だぁ。

衣装は前田文子
リチャード三世
のロックな衣装にクラッときてから
気になっちゃって♪
ピーターパン』もそうだったなぁ♪

私の『キャバレー』初体験は
ミッキー(順みつき)尾藤イサオ

なんと!1982年なんだっ。
大阪からおのぼりさん状態で、
銀座をキョロキョロしながら博品館劇場に。
も~ワクワクして~。
…でも今となっては、
主題歌しか覚えてない(コラコラ!)

前3列は舞台脇を取り囲む様に、
テーブル&椅子席になっている。
客席も、もうお店の一部になってるのか。

舞台真ん中にデッカイ地球儀がぁ。
それがベリベリ~っと剥がれて、
ミラーボールに変身だ。

1929年、ドイツ・ベルリン
ひたひたと迫り来るナチスの足音を、
知ってか知らずか
今日もキャバレー”キットカットクラブ”は、
大賑わ~い!!

司会者・EMCEE(諸星和己)が
ピエロのようなメイクで登場~。

次々に紹介されるダンサー達。
なんだか男性ダンサーがキケン。
黒と白のピラピラレースで下着な衣装にドキドキ。

いつの間にか舞台中央が、
ガタゴト揺れる電車の中。

アメリカ人で小説家のクリフ(阿部力)は、
隣りに座った男性から住居を紹介された。

大家は杜けあき
下宿住人の娼婦は高嶺ふぶき
ヒャヒャヒャ~
退団後、舞台で観るのは初めてじゃぁ。
も~立派に”女優”じゃのぉ。

やがてクリフはすっげぇ女と恋に落ちる。
キャバレーの歌姫サリー(藤原紀香)!

ナマ紀香ぁ。ナイスバディだぁ。
歌にパワーがないけど、
ミュージカルの人じゃないもんね…。
台詞の口調が甘えたで色っぺぇ。
だからかしらん…
上瞼と下瞼が仲良くなって、
首がガクガクとぉぉ。
ハッッいかんいかん!
こんなに良席なのにぃ。勿体無いぃ。

一服の清涼剤は、
心優しい果物商・シュルツ役の木場勝己 

さり気なく舞台をあったかくするよぉ♪
歌も、こまつ座モードで、心がほんわかぁ♪

シュルツは大家のシュナイダー夫人と婚約
…するはず…が…ムムム。
商売繁盛なのはいいけれど、彼はユダヤ人…
「私だって、ドイツで生まれ育ったドイツ人。
嫌がらせなんて直ぐにおさまる」
そう言う彼の言葉が切なく響く…。

サリーが妊娠して、
クリフの肩には責任がドッサリ。
でも…仕事が…。

ちょいとした書類を貰ってくるだけで大儲け!
この話に乗ってはみたものの、
なんと
ナチスの片棒を担いじゃってたぁ。

こんなのイヤだぁ。
…もうアメリカに帰るよ。

一緒に行こうと誘われても、
サリーは頷いたりしない。

妖しい空気が充満するキットカットクラブ。
いつしか人々の衣装がナチスに!

ドピンクの襟巻きを優雅に巻いて、
サリーは今夜も歌う!

♪生きるってことはキャバレー♪

え…あ…歌詞が私が覚えてるのとは違う。
なんだか耳には馴染まんかった。

物語のラストは…
クリフが迷彩服で登場して戦場でー。

「ここ違うぞい」って友達が驚いてた。
ってことは新演出。

やっぱり誰もが
逃れることが出来なかった、
戦争という地獄に呑み込まれて…。

それでも、
混沌、猥雑、退廃の色が大人しくって、
ちょっとドップリ物語には浸かれなぃぃ。

イチバン盛り上がったのは、
ローラースケートの場面だったかも。
勿論、諸星!さっすが魅せるぜぃ。
とかいって
光GENJI世代じゃないんだけど(おいおい)

う~ん。
リックのカフェの方が私は好き♪
もう1度お隣りに行ってこ~っと。

1/7~29日生劇場
初日の模様 → コチラ  

カサブランカ (2010/1/21記)
ドイツビールで乾杯 (2010/1/25記)


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