アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

新派1年8か月ぶりの公演! 小梅と一重 その2

2021年10月26日 | 新派


→ その1

2021年10月14日(木)曇り 晴れ
新橋演舞場 11時開演 3階B席

花柳章太郎追悼と銘打ち、
故人を偲ぶゆかりの名作二本立て

11:00~11:40
小梅と一重
原作:伊原青々園
脚色:真山青果
演出:成瀬芳一
キャスト
宇治一重:水谷八重子
假名屋小梅:河合雪之丞
蝶次:瀬戸摩純
兼吉:田口守
澤村銀之助:喜多村緑郎
※喜多村緑郎が下行結腸憩室炎の為休演。
代役は喜多村一郎。16日から復帰

そうして遂に!
フラフラしながら
小梅(河合雪之丞)が
座敷にキタァアアア!!!
う…う…美しいぞぉおおお!!

もうねぇこの登場の仕方がねぇ。
店の人達がガヤガヤ言いながら、
出てくるのよぉおお。
オッ小梅が近くまで来てるんだな。
っていうのが客席に判るわけよぉおお。
で、その人混みの中から
ジャガジャン!!
QOO~!イイねぇえ♪

こりゃぁ大変だぁああ。
銀之助(喜多村一郎)&
蝶次(瀬戸摩純)を逃がさないとぉお。
ただでは済まないぞぉおお。
あ、どうにかこうにか逃げてったぁ。

座敷に残っているのは、
初対面同士の
一重(水谷八重子)と小梅。
空気がピリピリしてるよぉおお。
やがて衝立を挟んで睨みあうぅう。
こういう演出にグッとくるぅうう。



小梅が剃刀を手に衝立をぉおおお
バリバリバリッ!
破れたぁあああ!!
ハッシと小梅の腕を掴む一重。
カッチョエェエエ!!
一服の絵の様じゃぁあああ!!
舞台写真があったら
絶対に買うのにぃいいい!!

嗚呼、やっぱり一重は
厳しい言葉を
投げ掛けるわぁああ。
でもさぁ、きっと
小梅の気持ちが
判ってるんだよぉおお。
小梅は怒りに震えながら、
やがて悔し泣きぃぃいいい。

恋しい男なのに、
素直になれないもんだから、
お金でしか繋ぎ止めておけない…。
そうでしょぉお。
そうなんでしょぉお。
小梅姐さん…ぅううう。
私も泣いちゃうよぉおおお。
♪水割りをくださいぃ涙のぉ数だぁけぇ
あいつなんかあいつなんかあいつ~なんか
飲みほしてやぁるわぁ♪(byメモリーグラス)
小梅姐さぁぁあん、
スナックに行って
水割りガブ飲みして、
唄っちゃってくれぇえ!
私もタンバリン片手に合唱するぅうう!

グギゲケオォオオ!!
たった40分の一幕なのに、
台詞で何もかも表現するっていう
芝居じゃあないもんで、
妄想が広がりまくりだぁあ!!
ん~たまりましぇぇえん♪
アッパレじゃ!!新派!!
おわり

新派
新橋演舞場
2021年10月2日(土)~25日(月)
小梅と一重
その1 (2021.10.25記)
その2 (2021.10.26記)
太夫さん
その1 (2021.10.27記)
その2 (2021.10.28記)


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