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小津安二郎の「東京物語」が山田洋次脚本・演出×劇団新派で再演!

2024年02月09日 | 新派


オオ!三越の地下の入口に巨大な暖簾が!

山田洋次 脚本・演出で、
2012年1月に三越劇場、
2013年7月は南座ほか全国で上演。
2020年の再演予定が、
新型コロナウイルスの拡大で中止になって、
やっと上演に漕ぎ着けたのだぁあ!!



2024年1月 三越劇場
初春新派公演
東京物語
小津安二郎「東京物語」より
脚本・演出:山田洋次 
出演
平山とみ:水谷 八重子
平山周吉:田口 守
平山紀子:瀬戸 摩純
平山幸一:丹羽 貞仁
平山文子:石原 舞子
平山敬三:喜多村 一朗
加代:河合 雪之丞
金子庫造:児玉 真二
金子志げ:波乃 久里子



ロビーにはずらりとお花がぁあ。
あ、菊之助と卯之助から波乃久里子へ!
お隣は、美川憲一から水谷八重子へ!
そういえば、いつぞや客席で見掛けたことがあったなぁ。



こんなカラフルなお花も!

<あらすじ>
昭和28年の夏。尾道で暮らす老夫婦の妻・とみ(水谷八重子)と夫・周吉(田口 守)は離れて暮らす息子たちに会いに上京する。
開業医の長男・幸一(丹羽貞仁)は往診などで忙しく、上京した両親の世話を妻・文子(石原舞子)と幸一の妹・志げ(波乃久里子)に押し付けてしまう。
しかし、志げもまた日々の生活に追われており、幸一と志げは両親に熱海旅行を提案する。
とみと周吉は熱海に向かうが、旅館のあまりの騒がしさに早々と東京に戻ってきてしまう。
周吉は旧友と朝まで居酒屋で飲み明かすが酔いつぶれ、飲み屋の女将・加代(河合雪之丞)に介抱してもらう。
一方、とみは戦死した次男の妻・紀子(瀬戸摩純)のアパートに泊めさせてもらうことになる。
上京中、紀子の優しさに触れる二人だったが、実の子どもたちに蔑ろにされ寂しさを感じ、やがて尾道へ帰ることにする…。

去年、BS松竹東急で2013年南座公演のOAを観たもんで、
ストーリーはインプットされていたんだけど、
目の前で長男の家のセットを見ると、
細かいぃいい!美しいぃいい!!
これはテレビでは判らない凄さだよぉおお!!

老夫婦とその子供たち。
親に会えた嬉しさも束の間、それぞれの生活があるもんだから、
邪見にするわけではないんだけど、持て余してしまう…。
親の方も、開業医だからもっと広い家かと思っていたのに、
そうでもなくて期待外れだ。って旧友に思わずポロリ。
こういうのって、きっと客席全員が頷いているんじゃないかなぁ。

そんな中、さっきまで元気に喋っていた母親がっ!
客席から「アア!」という声が沢山漏れたぁああ。
これは運命のいたずらなのか…一家の状況は急展開!!

2人でワクワクしながら東京へ来たのに…
帰りは独りで…。
長男、次男は付き添うんだね…。

長女は「母親の形見分けに欲しい物がある」
悲しい中でも、しっかり…いや、ちゃっかりしているのは、
やはり女性だからなのか…。
これも客席で頷いていた人は多かったんじゃないかなぁ。

父が次男の妻・紀子に、母親がしていた時計を
そっと手渡したぁ。
ジ~ン…ぅぅ。

次男の妻・紀子役の瀬戸摩純様のお美しいことぉお。
変わらない素敵さは長男の妻・文子役の石原舞子ぉお。
そうして、
ちょっと重たくなった空気をかき混ぜるのが、
飲み屋の女将・加代役の河合雪之丞ぉお。
アハアハ

映画はたまたまBSでOAしたものをHDDに入れてあるから、
今度ゆっくり観てみよぉっと。

次回の公演が決まっているのが嬉しい♪
久保田万太郎の『螢』
川口松太郎の『喜劇 お江戸みやげ』
6月三越劇場
2本立てぇえ!!楽しみぃいい♪



初春新派公演
三越劇場
2024年1月2日(火)~26日(金)

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