2024年4月
紀伊国屋ホール
さるすべり
作・演出 渡辺えり
出演 高畑淳子 渡辺えり
ダンス：松井 夢
演奏 鈴木崇朗（バンドネオン） 川本悠自(コントラバス)
劇場の入口前は、
開場を待つ人達で熱気ムンムン！！
紀伊国屋ホールは、
新宿にある紀伊国屋書店の4階の一角にあるんだよ。
なのでそこだけに人が集中する光景は、
ちょっと変な感じぃい。
年齢層が結構高いなぁあ。
と言っても、新劇ほどじゃないけどね。
50代～60代の夫婦や友達同士。
私みたいなお独りさま。
その中に埋もれるように20代の若者がッッ！
お祝いのお花が所狭しと置いてあるぅう！
ロビーには、
2人の等身大パネルに挟まれて写真撮影ができる！
1回500円！！
全額能登半島地震に寄付！！
いやぁ…寄付はしたいけど…これはちょっと…。
って思っている間にも、何人かの人がパチリ！！
終演後はその人の数がもっと多くなっておったぁあ。
侮れぬ！二大女優人気！！
2人が並んだアクリルスタンドが！！
500円！！
全額能登半島地震に寄付！！
これだこれだ！これ下さぁい。
客席へ入ると…
ん…椅子が…綺麗になっているじゃないかぁあ！
そういえば新しくなった。
って聞いたことがあったかも…。
いや、ねぇ、前はさぁ、
年期が入り過ぎてて、
真ん中がへこんじゃってて、
座り心地が悪かったのよぉお。
変形性股関節症を患っている時は、
足が痛くなってねぇええ。
もう二度と来ないぞい。
そう誓って何年経ったのだぁあ。
拙宅検索中…
2019年が最後だったぁああ。
5年ぶりかぁああ。
舞台上には、何やら色んな物が
ゴチャゴチャ置いてあるよぉおお。
開演時間の少し前から、
大道具さん達が現れて、
次々と何やら運び込んでいるぅう。
いずれこの中に、
2人が紛れ込むんじゃないのかな…ぁ。
注目して見ていると…
オオ！ビンゴぉおお！！
フフフ
デカイ物を動かしながら、
「若い頃はもっと動けたのに…」
みたいな話をする
渡辺えりと高畑淳子ぉおお！！
いつの間にか、老婆になる2人。
姉と妹の設定なんだけど…
どうも違うんだなぁあ。
「『八月の鯨』を演るっていうから、この仕事を引き受けたのに」
高畑淳子が渡辺えりに文句を言うぅう。
あ、虚構から現実に戻ったんだねぇえ。
「劇団民藝の「八月の鯨」を観たことがあるのよ。
奈良岡朋子さんと日色ともゑさんが素敵でねぇ」
渡辺えりがそう話すぅうう。
あ、私もそれ観たよぉおおお！！
拙宅検索中…
ウワァア！11年前の舞台だぁああ！！
70年代のアングラ劇団の名がバババッと出てきたりぃ。
“第七病棟”ぉおお！懐かしいなぁああ！
その後も時空を飛び越え、
あっちに行ったりこっちに行ったりぃい。
虚実ない交ぜぇええ！！
でもって、歌うぅうう！！
2人とも上手ぅうう！！聞かせるぅうう！！
そんでもって、1度だけ軽く踊ったぁああ！！
演劇なのに、時々ミュージカル！
高畑淳子が絨毯につまずいて、
ダイナミックに転けちゃったぁああ！！
これはハプニングだよぉおお！！
膝とか腰とか大丈夫かな…。
青タンだけならいいけど…。
何事もなかったかのように、
演技を続けていたけど…。
そんなこんなで
ごった煮な世界を突っ走るぅう！！
取り留めがにようにも見えるけど
底辺には『八月の鯨』があったよぉおお。
渡辺えりの、作・演出作品は初体験だったぁあ。
普通の戯曲作品には無いカラーが満載！！
渡辺えりワールドを堪能したぁああ。
衣装も可愛くって2人にピッタンコだったぁ♪
ノンストップの1時間30分！！！
渡辺えりと高畑淳子は
なななんとぉおお！！共に、
来年70歳なんだってぇええ！！
知らんかったぁあああ！！
え…ということは、現在69歳ぃいい！！
それであんなに舞台上を、
縦横無尽に暴れられるなんてぇえ！！
スッゲスッゲェエエ！！
二大女優のパワー全開だぁあああ！！
アッパレじゃぁあああ！！
ムッチャクチャ元気を貰ったぁあああ！！
ほら、今私って部署異動で
心が落ち着いてないからさぁあ。
嗚呼、楽しかったぁあああ！！
終演後の挨拶で、
平日の夜の部に空席があるらしく
渡辺えりが、
「SNSで＃さるすべり2024と書いて下さい。
こんなこと本当は言いたくないんだけど…。
赤字になると大変だから…」
そっかぁあ。外部出演じゃなくって、
自力で公演を打ってるんだもんなぁああ。
紀伊国屋ホール
2024年4月6日（土）～15日（月）
地方公演あり
劇団民芸 八月の鯨 （2014.1.14記）
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