キョエ~!!これ見てっこれ ↑
ああ、ドッッキドキ~!!
完璧に物語を創ってしまってる~。
そーよー、仁左衛門っ!ア~ンド玉三郎っ!よー。
そんじょそこらのコンビ歴じゃないことを物語るショット。
磁石のN極とS極。ピッタンコ。隙間ナシ。
誰も引き裂くこたぁできないわさぁ。
これと夜の部の2種類が、特大ポスターで売ってたでっっ!
その値も3000円っっ!
さすがは商売人の町大阪っ!アッパレ~。
TVで放送された「勘三郎襲名披露」の顔合わせ。
俳優が、思い思いの場所にいる中で、見つけたっっ。
仁左衛門と玉三郎。
ふつーに立ってるだけなのに、めっちゃお似合いやん!卒倒~ッ!
長身な2人は、素顔同士でも雰囲気アリアリ。
もちろん、互いに意識しているわけがない。
自然体で、こんなに出来上がったビジュアルでいいのか?
恐るべしコンビ歴30年余っっ!!
昭和44年にカップル誕生
出逢った時は共に20代。
細身の長身で背格好も釣り合っている。
歌舞伎大好きの現代の若者としての感性が似ている。
父同士も若いころ、青年歌舞伎で修行した仲良しであったこと…。
もっと大きなことは芝居に賭ける情熱が
同じだったことではないだろうか。(番附より)
宝塚でもカップルの出逢いはとっても重要。
ビジュアルはモチロン、雰囲気、実力、etc。”バランス命っっ”
麻実れい&遥くらら。剣幸&こだま愛。
紫苑ゆう&白城あやか。香寿たつき&渚あき。
続々と誕生するヅカコンビの中でも、
私のお気に入りはこれくらいやし。
そやから、ほとんど異動のない歌舞伎界で、
ゴールデンなカップルを観れるこの時代って、ラッキーやで!!
当時を振り返って、仁左衛門は
「喜の字屋(勘弥の屋号)のおじさんからまるで自分の子どものように、
玉三郎さんと兄弟のように扱っていただいた。
だから、お互いに言いたいことが言える。けんかもよくしました。
正直言って、ほかの役者さんだと、なかなかそうは(笑)」
側で玉三郎は
「私の方がずいぶん言いたいことを言わせてもらったかも(笑)。
でも、そのおかげで次はああしようとか、こうしたいとか、
お互い事前にあまり打ち合わせしなくとも、
舞台に立つと、すーっと役に入っていけるのですよ」
とほほ笑む。
「コンビの大切さ、息が合うというのはそこじゃないかな。」
仁左衛門が相槌を打つ。(番附より)
『花街模様薊色縫(さともようあざみのいろぬい)/十六夜清心(いざよいせいしん)』
土地が限定されてはまずいので、鎌倉。
ってことになってるけど、
ど~みても江戸の話さ。べらんめぇ~。
所化と遊女の恋愛。
いけないことではないかいなぁ。
いかにも黙阿弥やないかいなぁ。
女犯の罪で寺から放っぽりだされた清心(仁左衛門)。
心機一転、京へ行って修行しなおすゾ!
一方お相手の十六夜(玉三郎)は、清心が心配で廓を抜けてきた。
月明かりに照らされて…
清心 や、十六夜ではないか
十六 清心様か。
清心 あ、悪いところへ(ト行こうとするを、捉えて)
十六 逢いたかったわいなあ。
√ 縋る袂もほころびて、色香こぼるゝ梅の花、さすがこなたも憎からで、
こら~!!男~!!
もう女のこと見捨ててるやんかぁ。
「子供が出来たからもう働けないぃ。私、死んじゃう~」
こーなったら清心とて、どーしよーもない
「一緒に~」
せ~の!ドッボ~ンっっ。
でさ、十六夜は贔屓の俳諧師白蓮(弥十郎)に命拾われるんや。
清心は、泳げるから、勝手に平泳ぎかクロールになるんやろな。
死なれへんねん。
「あかん、死ななあかん。十六夜は逝ってしまってんから」
も~1回!袂に石いれて、いっせぇの~で~!
…あかん~。
嗚呼、逡巡する仁左衛門ってええわ~。楽しいわ~。
寺小姓・求女(孝太郎)が癪に苦しみヨタヨタとやってきた。
こいつが持っている50両の金に、目がクラクラくらんだ清心。
十六夜の供養。そ~して、その父へも金を渡せれば…。
殺ってしまいましたぁぁぁぁ。
財布の紐が首に巻き付いて、清心が引っ張ると求女が呻く。
暗闇だから恐怖倍増~。
そのお金。実は清心に届けようとしてたのにねぇ。
その若衆、十六夜の弟やねんで~。南無~。
ややや、殺してまで取ろうと思ったわけやない。
血塗られた金が供養になるわけもない。
水では死ねへんかったけど、脇差でやったら死ねるっ!
いっせ~の!
清心 しかし、待てよ。今日十六夜が身を投げたのも、
またこの若衆の金を取り殺したことを知ったのは、
お月様とおればかり(略)
1人殺すも千人殺すも、取られる首はたった1つ(略)
こいつあめったに死なれぬわぇ。
√ たちまち替わる清心がこれぞ悪事の双葉にて、
後にはびこる鬼薊、話草とぞ、
どこが”清い心”やねん、清心さ~ん。
修行が足りへんかったなぁ。煩悩108つ。有り有りやね。
十六夜と擦れ違ったのも気がつかず。清心、人生リセット!
白蓮の囲われ者になっちった十六夜。
名前も変わって、本名のおさよ。
目立ってきたお腹と、位牌に唱えた念仏のことを、
白蓮に問いただされた~。
包み隠さず打ち明けて、尼になります~。諸国行脚~。
出家したお父ちゃん(寿猿)の手で剃髪~。
妾宅を覗きにきた本妻(笑三郎)も、もらい泣き~。
おさよは本妻と義姉妹になって、旅立ったよ。
♪さよなら~皆様~さようなら~御機嫌よう~♪(by宝塚歌劇団)
ウホホ~イ。つんつるてんの玉三郎~色っぺぇぇ。
こっからが、またまたウホホ~イ。
ジキルからハイドに変身した清心。鬼薊(あざみ)の清吉ってんでぃ。
なんと!2人は再会っっ。
孝玉コンビが出たことで(その前は海老玉コンビだったけど)、今の勘三郎効果ほどではないにせよ、随分若い人に歌舞伎が人気になって、その功績は◎!スラーッと伸びた肢体に顔の美しさ、本当にお似合いの二人です。あー松竹座行きたいけど、26日までか。無理だー。
「十六夜清心」って言うと、何年か前海老蔵がやったのを思い出します。それが、スキャンダルの直後だったもので、どうしても芝居と現実を重ねてしまって、やってるほうもやりにくかっただろうけれど、そう考えると観てるほうも落ち着かなくて、困った。
昨日、観てきたばっかりなので、かしまし娘様の活き活きした書きっぷりを読みながら、舞台がクッキリ蘇ってきました!!
(*ーー*)
それにしても、あのポスターの二人からは、全然想像だにしなかった展開と結末に、私は目が点になった後、大喜びしちゃいました♪
歌舞伎って、懐深く間口も広い。
何でもありでオッケーなのかも?!
(^^)v
拙いなりに私も何とか感想、上げたいと思います。
踏ん張ります!
p(^^)q
追伸(という書き方も変ですが・笑)
宝塚ゴールデンコンビを挙げてくださったので、その方達の舞台姿も反芻してホッコリさせていただきました。
(*^^*)
そういえば、エリザのガラコンが始まりましたね。
ポスター高いですね。仁左衛門丈のカレンダーも高くて…
陣屋の鳩とは違いますが、鳩居堂の銀座店の2階へのぼる階段の壁に
似たような鳩が向かい合った形で鳩が描かれてますよ。
そーなんです。おもわぬところで見つけちゃいました。
”喜の字屋”という屋号は今誰も継承していないから、なんだかピンと来ないのです。
玉三郎とて芸養子だから「面影があるわね」なんて言葉も出てこない。
あ!本屋で「桜姫東文章」の戯曲を発見!
国立が通しで以前演ったものらしく、若々しいジャッキーの写真もあったけど、そこに勘弥の姿が!(写真沢山挿入されてました)
動く勘弥が見てみたい!エエ加減に歌舞伎チャンネルでやったらんかい!
midori様 fortheday様
おもわぬところ(宝塚のコンビ名)に反応してくれて嬉しいです!
タータンとアッキーは、アッと言う間に去ってしまって、「今は大人のカップルに目を向けるファンが少ないんだなぁ」とションボリしたもんです…。
退団公演のショー「バビロン~浮遊する摩天楼~」が大好きですぅぅ。
鳩居堂へ鳩探しに行きますね(笑)
”本当の養子”のことを”芸養子”というのかと思ってました。失礼しました…(;^_^ )
芸養子って言葉ないんでしょうか??
色々と”養子”について教えて下さいませんか?
他力本願ですみません…m(_ _)m
色々有難うございます。
そうですか”芸養子”って奥が深いのか浅いのか微妙ですね~。
東蔵のことも大谷桂三のことも知らなかった~。
きちんと養子に入った人に比べたら日陰の道ですねぇ。
もっとバックアップしてもらって、どんどん力を発揮してくれるといいのに…。
また、ポロッと教えて頂けると嬉しいです(^O^)
思いのほか長くなってしまったので
2つにわけました。
十六夜清心の方も是非TBさせて下さい。