アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

住大夫×吉右衛門 対談 伝統から未来へ 

2007年12月25日 | 歌舞伎


日経ホール     12/17(月)  

伝統から未来へ 
 文楽と歌舞伎、江戸時代から継承されている
 日本の伝統舞台芸術の第一人者による対談
   → 日経アドネット

竹本住大夫×中村吉右衛門 

500名入るホールに、わいのわいの~。
おば様達は、
歌舞伎の話しをピーチクパーチク。
初老の男性が
「草々は」とか「小草若は」とか…
レレ?それって”ちりとてちん”やん。
まるで、
ほんまもんの落語家の話題みたい。ククク。

着物姿の竹本住大夫の前には、
黄色と薄いピンクのバラ

スーツ姿の中村吉右衛門の前には、
濃いピンクと淡いピンクのバラ

なんか、イイ雰囲気だよ。
ウッシッシ♪
夢のツーショットだよ。

こんな場所は苦手…という吉右衛門。
緊張気味な御顔だ。
住大夫は余裕ちゃうかなぁ。
だって、トークで笑わすの得意やん♪ククク。

奇しくも、2人は養子同士
へぇぇ。そんな共通点があったとは!

初代吉右衛門の舞台を誉める住大夫。
ナマ観してるんだよね。嗚呼、羨ましい。

文楽&歌舞伎の合同公演
S34年『日向嶋景清』

WOOOO!
吉右衛門の大奮闘をNHKでOAしたよ。
 熱烈レポ →還暦からの挑戦

ほれほれ、
当時珍しかったカラコンを使ったって。
「赤い目を開くんです。良かった」
そう言う住大夫は、スタッフとして参加。

吉右衛門は当時15歳。萬之助の名で出演。
「兄は器用なんですが、私は不器用」
だから、先代綱大夫に何度も教わってー
終演後に”綱大夫は偉い!”と言われたんだって。
グフフ。
面白いこと言うよぉ、吉右衛門ったら♪

文楽のまんま、歌舞伎俳優が演るという。
「床の息と気合がスゴカッタ…」
こりゃ~25日間はやれない。(公演は2日間)
そう思うくらいの真剣勝負!

「ラストは、兄と私が走ろうとする父を、
後ろから引き止めるのですが、ものスゴイ力で…」
15歳と17歳でも支えきれない初代のパワー。

客席は、スタンディングオベーション!!
2人はその空間を共有していたんだね…。

S16年とか17年の歌舞伎公演。
そのチラシを持参したのは住大夫。
残してるっつ~のがスゴイね。

昔は、歌舞伎と文楽に交流があったんだって!
稽古をつけることもあり。公演の総見もありー。
キョエェエ!!そういうのイイ♪

吉右衛門は10代から背が高くて
なんと178cm!
そのせいで猫背になっちゃったって…。

女性週刊誌用のインタビューでの、
兄弟エピソードとか。

住大夫から質問「東宝ではどうやったの?」
さすが!歌舞伎界の歴史を知ってはるなぁ。
「泣かずとばずで」
いいなぁ、こういう吉右衛門って♪

若い頃は、一日着物で過ごしてみたり。
体作りもする歌舞伎俳優。
何事も普段が大事。
「大変な仕事でっせ。俳優にならないでよかった」
幼い頃、チョロっと夢見たことがあるという住大夫。
客席の笑いを誘ってまっせ~♪

そ~して吉右衛門を褒める!
「オベンチャラちゃいまっせ。古典は吉右衛門でっせ」

いや~私もそう思ってるねん。
住さんと一緒や~♪

「播磨屋!」客席から声が掛かって、
ハニカミ王子な吉右衛門♪

芸の話しになると、
直ぐに実技に入る住大夫。

客席も聴き入っちゃって。
あ!吉右衛門もおもいっきり聴き入ってるよ。
後半はメモを取って、真剣そのもの。

スライドを見ながらトークで盛り上がる!

熊谷陣屋
 ”今年の収穫~演劇・舞踊”に選ばれた作品
 (日経新聞12/17夕刊に掲載)
寺小屋・俊寛

ちょっくら書いてみようと思ってたんだけど
「来年1月中旬に、日経に掲載予定」
っつ~事なんで、そっちで楽しもうぜ。

言葉の話しになって、住大夫が
「”きちえもん”ってどう発音しますか?」 
吉右衛門が、自分の名を言ってみるー。

 きちえもん

フムフム。フツー私もそう言うヨ。
ちゃいまんのか~?住さん。

 きちえ (”も”にアクセント)

それ大阪弁とちゃいまっか~?

あっ、吉右衛門が一生懸命練習してるヨ。
いいなぁこういうとこが好き♪

指導の内容など、
後世へ芸を伝える者ならではの悩みを共有ー。

「好きやったら、もっと好きになれ」
若手へのエールを送る住大夫。

「地方の小学校に行っても、上手い子がいます」
お!今年もやった”舞台芸術体験”のことだね♪

あちこちに才能が散らばっている。
誰でも活躍出来る土壌を、こちらで早く作ってあげたい。
キャ~!吉右衛門。
静かな物腰の中に、熱いハートを秘めてるぞ!

変わらざるものと、変えるべきもの。
伝統から未来へー

住大夫は、「2時間持つかなぁ」
そう心配してけど、10分延びてるっちゅうの。
ああ、幸せな時間だった♪ありがと~♪
もっと聞きたかったよぉぉ。

外に出ると、大手町のオフィス街。
向こうに見えるは工事現場(画像見てネ)
ここにも未来があるんだ…。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいっ、 (しろくま)
2007-12-25 20:10:25
住さんと吉右衛門さんの対談、とにかくすごいですね。

お二人のもう一つの共通点、といえば同じ年に芸術院会員に選ばれたことでしょうか。
返信する
でしょ~! (かしまし娘)
2007-12-26 16:25:54
しろくま様、まいど!
これセッティングした人は偉いです!

>同じ年に芸術院会員に選ばれたことでしょうか
へえ!そうなんですね!知らなかった~。やっぱり何か縁があるんですよ、あの御2人は。
私もまたどこかで、その縁にちょっくら乗っかりたいです(笑)
返信する
対談?! (うさ吉)
2007-12-26 23:58:53
かしまし娘さんこんばんは、お久しぶりですー。
いつのまにこーんなおもしろそうな対談がぁぁ
ぁ?!全然知りませんでしたよー。

>後半はメモを取って、真剣そのもの
住さまの前では吉さまも生徒さんですねぇ。

>古典は吉右衛門でっせ
うれしいお言葉ですワ。私もそう思います。うんうん。

日経新聞、とってない、、、。が、なんとかして読まねば!
ご紹介ありがとうございます♪

返信する
そうなんです! (かしまし娘)
2007-12-27 12:47:18
うさ吉様、まいど!
お久しぶりで~す♪

>住さまの前では吉さまも生徒さんですねぇ。
グハハ。そうそうその通り。

やっぱり古典は吉右衛門ですよね、ね、ね♪♪

日経新聞、私もガンバッテチェックしなくっちゃ。
返信する
ゴージャス♪ (ムンパリ)
2007-12-28 00:31:11
かしまし娘さん、日経アドネットのこのシリーズ、
たまりませんねー。
私が行った住大夫さんの「文楽の夕べ」もコレです。
> ハニカミ王子な吉右衛門♪
きゃー、カワイイ。この顔、なんとなく想像つきます。
お二人の様子が伝わるレポにニマニマしちゃいました~。
返信する
夢か現か… (かしまし娘)
2007-12-28 08:24:16
ムンパリ様、まいど!
>「文楽の夕べ」
そうなんですか!!”日経アドネット”の事など何も知らず…(苦笑)
今回は情報を頂いたのです。めっさラッキーでした♪♪♪

> ハニカミ王子な吉右衛門♪
カワイかったですよぉ。
NHKのインタビューで見せる顔はキリリとしてるんですが、あの日の御顔は違ってました。
ナマで会うと、その人が醸し出す空気まで吸い取れる(吸血鬼か!)からクラクラきますね。
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