5/25(月)ソワレ
シアターコクーン L列上手
もぎりでチケット切って、
チラシを貰って、
客席へ行こうと足を向ける…と…
遠くから眩しいライトが!
オレンジ色に吸い込まれる様に
階段を昇って奥へ…
舞台はマネキンが並ぶショウウインドウ。
それを照らす光りだったのかぁ。
雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた
作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄
出演:鳳蘭/三田和代/真琴つばさ/中川安奈/
毬谷友子/ウエンツ瑛士/古谷一行/他
5/6~5/30
渋谷Bunkamura シアターコクーン
19:00
開演時間ジャストに、舞台奥の明かりも点いて
百貨店の買い物客が動きだす…。
客席ではまだ喋ってる人もいるし…。
”5分押し”がフツーなんだから、
ペチャクチャもいいけど…。
そうそう、さっき近所のサラリーマンが
舞台装置を見て
「初演もこうだった!」って嬉しそうだった♪
この公演、大人なムード漂ってんのヨ。
中年カップルもそこここに。
19:05
照明がきつくなって、いよいよー
白いシルクハットに、白いスーツの男たち。
5人が中央階段を降りて来て…
ダンス&ソング!!
ブッ飛びぃぃいい。ここ百貨店じゃないの?
…やっぱりそうなんだ。
でも、階段の上に真っ白いドレス姿の
女性が立って、
朗々と台詞を言ってるんだけど…。
嗚呼、
”ロミオとジュリエット”演ってんのか!
彼女こそ
石楠花歌劇団トップ娘役・風吹景子
その凛とした乙女の声の持ち主は、三田和代
『リチャード三世』でお会いしたのが1月
再びお目にかかれるとは♪
あのリチャードの母上とは別人だわ♪
また惚れ直したぁ。
少女歌劇団が戦火で散り散りになって…
どうも三十年は経ってるみたいよ。
なのに、彼女の時間は止まっているー。
さっきの男たちは「バラ戦士の会」っていう
親衛隊の成れの果て。
このいい歳したおじさんたちが、
イイ味だすんだぁ。
目元を青く塗って、真っ赤な口紅引いてさ、
彼女の世界で生きようとしている。
同窓会を企画したのも彼ら。
そうしてかつての団員たち。
29人のジュリエットが還ってきた。
女優たちのパンチ力にクラクラ~♪♪♪
どんな芝居観ても、
男優にイイのはいるけど、
女優にビビッとこなくてさぁ。
それがグググッッと団体で目の前にぃ~♪
演じる31名の女優たちは、蜷川演出初参加が多く、
円、昴、青年座、俳優座、文学座、民藝の新劇の他に、
宝塚、四季、ダンサー、蜷川スタジオなど出身者も様々。
平均年齢53歳!(パンフより)
しなやかな演技力とタップリな存在感に、
ドップリ浸かって。ああ極楽♪
毬谷友子の歌がまたすっげ~の!
なんのって!ラリラリ~。
カーテンが揺れて風が吹いたり、
繊細なセットは何も言わないのに、何かを物語る…。
遠くでデモ隊が騒いでたり。
ピッピッって笛の音聞けば「安保粉砕」(だよね)
まるでテント芝居…。
あの時代の猥雑さを感じて…。
アングラが演ったなら…
ウエンツの女装も、
違う役回りに見える気が…。
トップ男役・弥生俊(鳳蘭)がついに登場!
でも…
黒いサングラスに隠された彼女の眼は…。
俊の妹とバラ戦士の会との
金が絡んだインギンなやりとり。
そして彼女の告白…。
ツレちゃんの目となってピッタリ寄り添う
まるで双子の様な。
そんなステキは役をゲットしたのは真琴つばさ。
元タカラジェンヌ同士だっ。
これ、この役を
とうこちゃん(安蘭けい)に演って欲しかったよぉ。
どんなツーショットになっただろう…。
どんな口調に、どんな声に、どんな表情に…。
妄想爆走したぁ。
遂に歌劇団で公演をやっちゃうことに!
ロミオを演じるのは
夏子というモダンダンサー。
バラ戦士の会メンバーの義妹(中川安奈)
ダンスはイマイチだけど、
ロミオの台詞はたいしたもんだヨ。
急に稽古を止めて
「百歳の老婆を見るような目付きをしてる」
そう怒る景子。
若い夏子に嫉妬して…。
でももしかして…正気なのかも…。
死んだマネより生きたマネ
「13歳の輝くばかりのジュリエットだとあたしを信じさせて!」
嗚呼、演じるのに
なくてはならない虚構の世界…。
で、煮詰まっちゃって休憩に。
この後どうなるの…
「誰か剣を!」
颯爽と皆の前に姿を現す俊。
も~こっからは
鳳蘭と三田和代の世界♪
そのオーラとパワーのトルネードに
グルングルン巻き込まれて
涙ドッバ~~~~~
歌劇の夢の世界をいとも簡単に、
ここに連れてきてくれるツレちゃん♪
最近テレビのトーク番組で見た時は、
まさか舞台でお会い出来るなんて夢にも…
しかも、黒燕尾姿っっっ♪
永遠にツレちゃんはヅカ明星だぁああ。
そうしてここにも、永遠の明星が。
三田和代
鈴が鳴るようなまろやかさとその輝き♪
四季時代とじぇんじぇん変わってなぁい♪
このツーショットを拝めただけで大満足じゃぁああ
ジュリエットが横たわっている
その姿を見たロミオはー。
現実の世界でその後…
ロミオも…ジュリエットも…
2階から
重たい物が地面に叩きつけられた音ー
真っ赤な衣装を着たジュリエットたちが
思い思いに動き、喋るー
この美しさと悲しさにも
涙涙ドッバ~~~~~
井上ひさしの言葉も好きだけど、
清水邦夫もイイ♪耳に残るぅぅ。
なんてったって、題名がウマイよねぇ。
階段の上で叫ぶ夏子
「動け!動け!まずは自分の歌をうたえ!」
この台詞は、
”アジテーション”という言葉が生きていた時代に、
観客に突き刺さっただろうか…。
今の私の心にも十二分にグッサリなんだけど!
あの時代の泥臭さと、
シアターコクーンの華麗さを、狂気が包み込み、
うねるエネルギーがそれらを取り囲むー
嗚呼、しびれるように幸せ♪
蜷川幸雄渾身の力を込めた再演とみた!
カーテンコールのBGMは清志郎!
またまたひとつの時代の象徴を、
グッと感じて…ポロリ
スタンディングオベーションに、
嬉しそうに笑うツレちゃん。
表情を変えない三田和代。
永遠に忘れないよぉぉお
アッパレじゃっっ!!
レポ → 行きたい 行って来た
↓に激しく反応してしばしフリーズ(笑)
自分が書いたんかと思いました!
>これ、この役を
とうこちゃん(安蘭けい)に演って欲しかったよぉ。
「雨の夏」でケータイで検索していて公演中にたどり着き、暫く読ませていただいておりました。
ワタクシ、ツレちゃんのファンでありながらもトウコちゃんにホレてしまい、約3年突っ走ってしまった者でございます。
ツレちゃんの隣に立つトウコちゃん…そんなステキなツーショットを夢見たっていいですよねっ♪
レポを読ませていただき、ますます見たくなりました・・・
とてもいい舞台だったんですよね。ツレさんはもちろん、三田さんも毬谷さんも生で見たかったなぁ~
どこかの劇評に「真琴つばさ、ついに女優開眼」と書かれてましたが、やっぱり彼女は役者なんですよね・・・
その役、とうこちゃんだとまた感じが違ったんでしょうね??
そんな想像を巡らせると、ますます見たくなりました(^_^;)
初めまして!ようこそ♪
激しい反応ありがとうございます♪
いや~嬉しいです。
夢みたってイイですよね。
並べば同じ星組トップスター同士♪
スッゲェスッゲェスッゲェ(妄想爆走中)
大先輩たちにもまれて女優としてデッカクなって欲しいので、
こんなイイ機会が、いつか本当に
瞳子ちゃんに巡って来て欲しいですよぉ。
ツレちゃんは本当にいつまでも鳳蘭!
こんな完璧なスターは彼女だけですね♪
OAしてくれるといいですねぇ。
私ももう1度観たいです!!!
ヅカファンが観るだけでなく、
その世界を知らない人でも入り込めるって感じの物語です。
名のある女優達も凄かったですが、
その他の海千山千の女優達が圧巻でした!!
いつもの蜷川の座組じゃないところが私の心にグッときたのかも(笑)
え、あ、そうですか…その劇評は読んでないですけど。
なんていうか…硬い声って感じがしたので、それを
”情感派の安蘭けい”っていうので観てみた~い。と思ったわけです。
しかもツレちゃんとツーショットなんて、ブロマイド欲しいぃぃ(妄想爆走中)
ブロマイドといえば、
パンフのツレちゃん1人バージョンと、(あ、画像にも入ってますね。小さいけど)
三田和代とのツーショットバージョン!も~クラクラですぅぅ。
はぎおさんにも見せてあげたいよぉぉ。