ベネディクト・カンバーバッチ＆ジョニー・リー・ミラーＷ主演！
2012年ローレンス・オリビエ賞の主演男優賞受賞作品
ナショナル・シアター・ライヴ フランケンシュタイン
英国の演劇を日本で観れるなんてぇぇ！！
全国十数館！たったの3日間づつ！
果たして映画館に駆け込めるんだろうか…ぁ。
なななんとBパターンが一般発売で大争奪戦っ！
これもカンバーバッチ効果なんだろうなぁ。ビックラ！
2014年2月21日（金） 
TOHOシネマズ六本木 スクリーン2 19時開演
ロイヤルナショナルシアター
フランケンシュタイン
脚本：ニック・ディアー
演出：ダニー・ボイル
出演／Bパターン
博士：ジョニー・リー・ミラー
クリーチャー：ベネディクト・カンバーバッチ
スクリーンの向こうから客席のざわめきが聞こえてきて…
これぞシアター・ライヴ！
『オペラ座の怪人 25周年記念inロンドン』や
『ジーザス・クライスト＝スーパースター イギリスアリーナ・ツアー2012』
あの時もそうだったもんねぇえ♪
あ、でもちょっと違う感じで始まったぞい。
最初にNT（ナショナルシアター）の紹介というか、宣伝がっ。
グハァ…字幕がついてないぞぉ…。
脳内フル稼働したけど…全部は判らんかったわ。アホ。
その次は、稽古場風景がっ。インタビューまで！
こっからは字幕があったよ。ホっとしたよ。
さぁ、いよいよ開演だぁ。
緞帳なんてなくって、場内が暗くなるだけで…。
大きく半透明な卵のようなものから、何かがボトリっと落ちてくる。
それは人間の形をしているのにグネグネ。ウギャァア！
ネバネバした膜を纏いながら、それは必死に身悶えを繰り返す。
天井にはワラワラと輝く巨大な光の束みたいなものが。
まるで天が落ちてくるかの様な存在感。
時々フラッシュをたく様に瞬間的に光るっ。
すると、地面に這うそれがパっと浮かび上がる。
映像として配信するために撮影されているから、
高い所や真横からも映って、
劇場の客席で観てる感覚にはなれないんだけど、強烈なシーンだぁ。
それは…”怪物”と呼ぶしか…ないよ…。
足が足として、手が手として動いていない…。
でも…どっかで見知っているような…。
ア！舞踏だぁぁあ！大駱駝艦だぁぁあ！
気持ち悪いという感覚じゃなくって、
身体全体を動かす美しさが同じだぁああ！！
魂の揺らめきとほとばしるエナジーが同じだぁああ！！
怪物は創造主である博士に捨てられる。
そそそんな物語なんだっけ！
映画…映画ね、観たことあるよ。
脳内再生は白黒だよっ。遠い記憶だよ…。
知ってるつもりだったのに…。
フランケンシュタインって博士の名前なのか！
怪物をそう呼んでるとばかり思ってたよぉ。
やっぱり知らんやん。私…ぅ。
怪物はその醜い容姿から、
行き交う人に忌み嫌われ叩かれ蹴られ…。
覚えた単語は、自分が浴びせられてきた汚い言葉だけ…。
切ないよぉ…。
もっと気味が悪い顔かと思ってたけど、全然そんな感じがしないのよぉ。
ネットで画像とか見るとギョっとするんだけど、
物語を追いかけている時は、なんとも感じなかった。
ただその動きや言葉というか発する声ね。
そういうもので怪物という生き物を表現してるのが…。妙にリアル…。
とある民家に辿り着いて、
盲目の元大学教授に色んな事を教わっていく。
これがさぁ、スポンジに水をふくむよぉに、
あっちゅう間に暗誦しちゃうんだぁぁああ。
季節は巡って、老人の息子夫婦が帰ってきて…。
目が見える人間に、心の曇った大人に、
怪物の純粋さは見えない…。
「妖怪人間ベム」と同じやね…。嗚呼…悲しい…。
絶望という怒りに任せて、怪物は家も人も燃やすっっ。
装置が…美しいんだぁ。簡素なんだけどその動かし方がっ。
舞台空間ってこんな風に使えるんやね！！ブっ飛びぃぃい！！！
怪物はついにフランケンシュタインに出会う！！
その姿に戦きながらも、創造主は誰でもない、
自分なのだという思いに心が震える博士。
そんな彼の自尊心を見透かしたかの様な怪物の願い事。
伴侶を作って欲しい！
そうそうそうだ。女性が誕生するんだよね。
しかも完璧な美しさを備えた…。
魂の入らないそのビーナスを愛でる怪物…。
でも彼の夢はそこで絶たれて…。
嗚呼ぁ…。怪物に同情するよぉ。
その後も博士の恋人が天使の様な心を寄せるんだけど…
でも、結局誰も幸せにはならない…。
たった2人で、極寒の地の果てで、
死に行くその瞬間まで、「振り向くな。先に行け。直ぐに追いつく」
怪物に声を掛け続ける博士…。
人はどこまで進化を続けるのか。
神の領域に踏み込むことが許されるのか。
そんな大きなことも考えさせられるんだけど、
このラストで、もっと身近な事について考えさせられたよ…ぅ。
ズ～ンっと心が沈んで行く感じなんだけど…。
NTの観客は違うのよ。そこここに笑いがっ。
なんでなんやぁ。日本人ビックリやぁあ。
英語のニュアンスとかじぇんじぇん判んないからなぁ…。
それにしても…格が違い過ぎるやないかいなっ。日本とはっ。
こんな上質なもんを英国人は観まくってんのね。
肉体を駆使して。言葉を紡いで。空間を変える。これが演劇なのだっ。
脳ミソバァァアアン！！！！
こてんぱんにうちのめされたぁああ！！！
もう他のどんな芝居も観に行きたくなくなった…。
引きこもりそうだわ…私
NTは去年創立50周年！養成所もあってワークショップもやるのだとか。
とにかく層がブ厚い御国なんだなぁ。
演出のダニー・ボイルは監督（スラムドッグ$ミリオネア）として有名なんでしょう。
映画をちゃんと観てないから知らないんだけど…（おいおい）
アレ？カンバーバッチ（SHERLOCK (シャーロック)）と、
ミラー（エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY）って
イギリスが誇る”シャーロック・ホームズ”繋がりじゃないかぁあ。キャァア♪
「いつかNTをナマで観よう」
英国留学経験ありの友達に誘われたよ。
とっても嬉しいけれど…。
字幕だけが私とNTを結ぶ赤い糸なのよぉお。
英語をもっと勉強しとけばよかったぁ。チクショー。
チケット完売で東京では急遽上演回数を増やしたんだって！
知らんかったぁ。
どちらのバージョンも行く気満々だったのに、
Aパターンはなんと大雪の日で敢え無くリタイア…ぁ。
払い戻しなんて東日本大震災以来のことだ…ぁ。 なんと！再上映決定っっ！
3月28日（金）～30日（日）
Aパターン
フランケンシュタイン博士：ベネディクト・カンバーバッチ／怪物：ジョニー・リー・ミラー
4月4日（金）～6日（日）
Bパターン
フランケンシュタイン博士：ジョニー・リー・ミラー／怪物：ベネディクト・カンバーバッチ
これがAパターンだっ。
W主演の違いをこの目で確認したかったのに…
ガビィィン…。この日程じゃぁリベンジ出来ないぃ。
まだ未体験の方は是非！是非！是非にぃ。映画館へレッツ！
”ナショナル・シアター・ライヴ“ラインアップ決定！！
4月『コリオレイナス』 トム・ヒドルストン主演
6月『ザ・オーディエンス』 ヘレン・ミレン主演
8月『リア王』 アカデミー賞監督サム・メンデス演出
10月『ハムレット』 ローリー・キニア主演
12月『オセロ』 ニコラス・ハイトナー監督演出
※いずれもTOHOシネマズ 日本橋ほかにて上映
ＷＯＯＯ～！！行くで行くで通うでぇえええ！！
『フランケンシュタイン』再上映決定！
『フランケンシュタイン』上映の舞台裏インタビュー
National TheatreオフィシャルHP
もしや「エミールと探偵たち」を上演してるんだね！
観てみたいぃぃ♪キャァア♪
National Theatre Live 50th Anniversary Encore Screenings: Frankenstein trailer 2
シャーロックホームズの冒険 毎週ワクワクが止まらない！ （2014.1.23記）
英国ナショナル・シアター・ライブ日本初上陸！ 舞台『フランケンシュタイン』 スクリーン上映 （2014.1.26記）
オペラ座の怪人 25周年記念inロンドン （2011.10.26記）
ジーザス・クライスト＝スーパースター （2013.1.23記）
大駱駝艦創立40周年公演 ウイルス （2012.7.18記）
～追記～
ウォー・ホース ～戦火の馬～ 来日公演！ （2014.9.7記）
マシューボーンの白鳥の湖 私の心にも舞い降りてしまった… （2014.10.20記）
NTL ハムレット またまた脳みそバァアアン！！ （2014.10.27記）
ビリー・エリオット ミュージカルライブ 脳みそバァアアン！！ （2014.12.19記）
ナショナルシアターライヴ フランケンシュタイン 2度目の体験！ （2014.12.20記）