息をするように本を読む

初めて読んだ本も、読み返した本も、
ジャンルも著者もおかまいなしの私的読書記録
と、なんだかだらだら日常のことなども

英語となかよくなれる本

2012-10-30 10:21:06 | 著者名 た行
高橋茅香子 著

結論からいうとまったくなかよくなれてません。
本当に言語音痴としか言いようがなくお恥ずかしい限りなのだが、
そんな私があえて言う。
この本読んでみて、結構楽しい!

これまで出会った英語ができる人たち、それも仕事でがんがん使うレベルの人って、
日本語がとてもきれいなのが共通点だった。
もちろん例外もあるけど、会話に英単語が混じったりしない。
言語を行き来でき、それをなりわいにできるということは、頭の切り替えもきちんと
行われているのだなあと感心させられた。

著者はまさしくこのタイプ。
アガサ・クリスティで英語を学んだ彼女。上達のコツは好きなジャンルの本をどんどん
読むことだったという。そうすることで表現力が豊かになるらしい。
う~ん、とうなずけることばかり。
人一倍努力家で優秀な人であることは間違いないが、それ以上に楽しく学ぶ姿勢が
読むものをひきつけるのだ。

さらっと読めるボリュームだし、特にハウツーな感じもない。
なのに、身近なものを利用した手軽で効果的な勉強方法がぎっしり詰まっていて、
おすすめの本も紹介されている。
英語を勉強したいと口に出すのも恥ずかしい初心者でも、高年齢やり直し派でも
そんなに抵抗なく手に取れそうなものが多いのもうれしい。

と楽しく読んだのだが、私が英語をモノにする日は来そうにない。
こんな本に中学生くらいで出会えていたらなあ、と悔やむわけだが。
たまに好きな本を原書で読みたいなあと思うときはあるんだよね。
モノにする必要はないが、ちょっとわかる程度までの進化を目指そうではないか。
その前に寿命が尽きそうであるが。

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