宮部みゆき 著
今と過去の関係はどうなっているのか、時間や場所を行き来することなどあるのか。
いろいろなことを考えてしまう短編集。
保健室の前で「あそぼ」とささやく子ども、夢に出てくる場所を探す依頼など
普通では大丈夫?という感じだが、著者の文章で読むとさして違和感はなく、
むしろ楽しく読める。
確かにこの世でないものが登場するシーンも多く、一般的な男性など
読むのを中断しそうな気がする。
ただ、これはファンタジーだと思うと微妙だが、そうでないとわりきれば
むしろすごい構成なのだ。
無駄も無理もなく、きちんと終りにピリオドを打って終了しているのだから。
ちなみに私は「たった一人」が一番好き。
夢が現実か、目先のそんなことよりも、夢がもたらす影響や時間軸の在り方に
想いを馳せるほうが楽しい。揺れる想いと幼い日の記憶と。
そして生きられる人と生き延びられなかった人と。
単に謎解きに終わらず、時空を超えた美しい物語に仕上げられている。
短編とは思えない重厚な読後感がすごい。
今と過去の関係はどうなっているのか、時間や場所を行き来することなどあるのか。
いろいろなことを考えてしまう短編集。
保健室の前で「あそぼ」とささやく子ども、夢に出てくる場所を探す依頼など
普通では大丈夫?という感じだが、著者の文章で読むとさして違和感はなく、
むしろ楽しく読める。
確かにこの世でないものが登場するシーンも多く、一般的な男性など
読むのを中断しそうな気がする。
ただ、これはファンタジーだと思うと微妙だが、そうでないとわりきれば
むしろすごい構成なのだ。
無駄も無理もなく、きちんと終りにピリオドを打って終了しているのだから。
ちなみに私は「たった一人」が一番好き。
夢が現実か、目先のそんなことよりも、夢がもたらす影響や時間軸の在り方に
想いを馳せるほうが楽しい。揺れる想いと幼い日の記憶と。
そして生きられる人と生き延びられなかった人と。
単に謎解きに終わらず、時空を超えた美しい物語に仕上げられている。
短編とは思えない重厚な読後感がすごい。
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