独白するユニバーサル横メルカトル

平山夢明　著

正直これを取り上げるのは迷った。
残酷、生理的嫌悪、拷問、暴力、そんなものを集めた集大成みたいな作品だからだ。
私はホラーやミステリは好きだが、グロは嫌いだ。
そして本書はグロのかたまりで、いくら素晴らしい文章であっても共感をもつことはない。

ものすごくシュールで特異な世界観はある。
でも方向性が違う。

とても人気のある著者でファンも多いようなので、きっとこれが好きな人も
たくさんいるんだろうなあ。
どうにもダメで残念だ。