仙川環 著
研究者としての将来に見切りをつけ、マレーシアで開業した直美。
彼女は僻地の村に赴き、民間療法で使われているものから医薬品の原料と
なるものを探す仕事を始めた。
しかし、彼女が日本に送った原料のせいと思われる病気が発生。
後輩が命を落としてしまう。
その原因を探るために再び訪れた村はなぜか消滅していた。
構成や展開はおもしろく、ぐいぐい引き付けられる。
背景の取材もよくされていると思う。
しかし、たったひとりでアジアの僻地へ乗り込む女性とは到底思えない
直美のいきあたりばったりさや、ガイドのボンゴがヒーローのように
現れてはピンチを救うというご都合主義さがどうも入り込めなかった。
直美のようなタイプの女性は、日本の企業ですら生き残るのは大変そうだ。
だからこそ海外にチャンスを求めた、というのだろうが、とてもじゃないが
治安が悪いと3日で殺されそうな危なっかしさ。
いや、私は海外でなんか暮らしたことないけど。
想像です。
という不満点を除いてもやはり面白いのは否定できない。
著者の医療ものはぜひとも今後も読みたいものだ。
研究者としての将来に見切りをつけ、マレーシアで開業した直美。
彼女は僻地の村に赴き、民間療法で使われているものから医薬品の原料と
なるものを探す仕事を始めた。
しかし、彼女が日本に送った原料のせいと思われる病気が発生。
後輩が命を落としてしまう。
その原因を探るために再び訪れた村はなぜか消滅していた。
構成や展開はおもしろく、ぐいぐい引き付けられる。
背景の取材もよくされていると思う。
しかし、たったひとりでアジアの僻地へ乗り込む女性とは到底思えない
直美のいきあたりばったりさや、ガイドのボンゴがヒーローのように
現れてはピンチを救うというご都合主義さがどうも入り込めなかった。
直美のようなタイプの女性は、日本の企業ですら生き残るのは大変そうだ。
だからこそ海外にチャンスを求めた、というのだろうが、とてもじゃないが
治安が悪いと3日で殺されそうな危なっかしさ。
いや、私は海外でなんか暮らしたことないけど。
想像です。
という不満点を除いてもやはり面白いのは否定できない。
著者の医療ものはぜひとも今後も読みたいものだ。
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