太田忠司 著
新聞の片隅に掲載された「奇談求む」の広告を見て、「strawberry hill」という
バーを訪れる人々。
彼らはそれぞれに不思議な話を語る。
どこにでもあるような路地にある小さなドア。そこには九つのスツールが並ぶ
バーがあり、その奥に本に囲まれた個室がある。
奇談蒐集家を名乗る男・恵美酒は、シガリロをふかしつつ話に耳を傾ける。
自分の影に襲われる男、鏡のなかに住む美女に恋する男。
運命を予言するマジシャンと出会った女。
どれもこれも秀逸な話と思えたが、すべてが美貌の助手によりあっさりと
解明されてしまう。
夢の中から現実に引き戻されるような。
そして最終章「全ては奇談のために」でさらなる現実を突きつけられるのだが。
う~ん、それぞれに面白いのだけれど、ここまでひっくり返すのなら
あとひとつ物足りない感じ。
いや十分にいいのだが、クオリティが高いだけに、残念な感じがしてしまう。
新聞の片隅に掲載された「奇談求む」の広告を見て、「strawberry hill」という
バーを訪れる人々。
彼らはそれぞれに不思議な話を語る。
どこにでもあるような路地にある小さなドア。そこには九つのスツールが並ぶ
バーがあり、その奥に本に囲まれた個室がある。
奇談蒐集家を名乗る男・恵美酒は、シガリロをふかしつつ話に耳を傾ける。
自分の影に襲われる男、鏡のなかに住む美女に恋する男。
運命を予言するマジシャンと出会った女。
どれもこれも秀逸な話と思えたが、すべてが美貌の助手によりあっさりと
解明されてしまう。
夢の中から現実に引き戻されるような。
そして最終章「全ては奇談のために」でさらなる現実を突きつけられるのだが。
う~ん、それぞれに面白いのだけれど、ここまでひっくり返すのなら
あとひとつ物足りない感じ。
いや十分にいいのだが、クオリティが高いだけに、残念な感じがしてしまう。