息をするように本を読む

初めて読んだ本も、読み返した本も、
ジャンルも著者もおかまいなしの私的読書記録
と、なんだかだらだら日常のことなども

不思議な建築 甦ったガウディ

2011-02-16 17:21:21 | 著者名 さ行
下村純一 著

初めてガウディを知ったのは、サントリーローヤルのCMだった。
これね。
http://www.youtube.com/watch?v=aWo1aNdn6fQ

これをyoutubeで見つけたときはうれし泣き。
もう二度と見られないとあきらめていたのに、神様、youtube様、UP主さまありがとう。

このシリーズに関しては「ランボー編」のほうを覚えている人が多いようだが、
私はガウディのとりこになった。

今もなお建築が続くサグラダ・ファミリアの魅力もさることながら、
このCMの映像の薄曇りな感じがぴったりくるカサ・ミラの屋上やグエル公園の雰囲気。
ひところ、図書館に通い詰めてガウディの写真集を飽きることなく見ていた。

この本はそれを建築写真家・評論家の目で語った一冊。
洞穴、肉体、樹木、物の塊というカテゴリわけで、ガウディ建築を解説している。
以前紹介したゴシックと通じるものがあり、実際にケルト文化の影響も感じられるらしい。

そうだった。いつかスペインに行き、ガウディの建築を見て回りたいと思っていた。
忘れはしなくても、あきらめていた夢だったけど、実現したいという気持ちになってきている。