この三日、霧が立ち込めたということはない。
陽がまぶしいほど快晴の冬日だった。
サンマウル高の交流生とって、これからなにが起こるのか、
コトバはよくわからないし、一つひとつが霧のなかを歩いて
きた感じかなと想像している。これは、子どもたちだけでなく、
じぶんの実感かな。
鈴鹿で一泊して、二日目、アズワンコミュニテイの見学。
三日目は、朝から里山体験。
ゲストハウスの暮らしも、掃除、洗濯などはじぶんたちで
手分けしてやる。
ゲストハウスと、昼間の活動の拠点になる鈴鹿カルチャー
ステーションの往復は歩きにする。
道を覚えるのに、朝は本山照子さん、夕方はぼくがいっしょに
歩いた。
ジュノくん、ヨンミンくん、「チャジャンゴに乗りたい」
チャジャンゴというのは、自転車。
何回か聞いた。照子さんと相談して、「やってみようか」
きのう、四人に自転車を用意した。
四日目から、自転車で動くことになる。
二日目のアズワンコミュニテイ見学。
鈴鹿カルチャーステイションからカンパニー、はたけ、
お弁当屋さんなど歩いてまわった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/74/b1/229e62e49126ec90dbc03a51ff2027b5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/99/99cf012a22ba2c478201d76990370372_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/29/f8/276f1d553301fc0e77f0f63ea9b0d4d5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/1b/3153ec08d4bc83bda2996f94483623d0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/23/8e/707045cc5b0b9d19308cef59edebf88f_s.jpg)
お昼ごはんは、コミュニテイハウス江口さん宅で。
うどんだった。「おいしい」と連発。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/33/0f/dfa1b573d0374a4f41b9def95a7536a5_s.jpg)
お店では、竹本さんが案内してくれた。
地域通貨”リンカ”。
「これって、どういうこと?」
シン・ウンソルさんが質問した。
ジュノくんも、ヨンミンくんも、ジョンスさんも、
「?」「?」。
竹本さんが説明した。熱がこもっているなあとおもった。
「いずれリンカも要らない、そういう社会を目指している」
「これは、すごいことだ」とユン校長が、子どもたちに
ハングルで語り始めた。
お店のなかが、たちまち話し合いの場になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/eb/69e54138e5629b05e8124d8b402afb08_s.jpg)
このサンマウル高の交流では、毎日午後3時から、2時間ほど
”SCSタイム”という企画がある。
二日目は、八重樫知美さんが受け入れて、”ワッフル”づくり。
喫茶”ハイマート”に来るお客さんに、飲み物つきでお届けする
ところまでやった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/70/4b/df8726ef63a2c9444e06cec6a300200d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/70/bd/ef205154ca010ec97f01dd9d915ef977_s.jpg)
SCSタイムの今後の予定。
アートスクール・和太鼓・生け花・お茶会。
三日目、里山体験。
どんなことをするのか、交流生はほとんど描けていない感じ。
無理もない。
徳居町の里山に着いて、日常着のうえからヤッケをつける。
長靴にもはきかえる。
高崎広さん、中野豪さんがたき火をして待っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6f/2f/097129650af46d45370a26967da3b164_s.jpg)
シイタケの植菌。
ジュノくんとヨンミンくん、林のなかにブランコを見つけた。
喚声をあげて、ゆらりゆらり。
女の子は、もくもくとシイタケの菌をナラの木に打ち込んで
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/6a/fbdf5795866b75b72afb5d5235a50bba_s.jpg)
昼は、たき火の周りで、おむすびをほうばる。
中野豪さんが、焼き芋を作ってくれていた。
サツマイモは高崎さんの自家栽培もの。
「あまい」といいながら、ほくほく食べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/78/93/eadf536aabcefd410fddd4931f6314d3_s.jpg)
高崎さんが、「食べたあと里山を歩こう」と何度か言った。
「なにか、あるのかな?」とおもった。
高崎さんを先頭に、谷津田になっている里山の谷の奥へ
笹竹がまだ残る道を歩いていく。
ちょうど谷の向こうに棚田が見渡せる平らな場所につく。
日だまりになっている。なにか、ほっとする場所。
「ただいまから、えー、高崎さんの里山の小径(こみち)の
夢を話してもらいます」とぼく。
通訳はジュノくんとヨンミンくん。
交流生たちが、ぱちぱちと拍手。
そのあと、棚田の周囲の土手を歩く。
高崎さんが歩ける分だけ、笹竹やつるを刈り払い機で
切り開いているとはいうものの、ジャングルのなかの
探検のよう。(おおげさかあ?)
ジュノくんが道の端の杉の枯れ木をノコギリで伐った。
「ノコは、引いて伐るんだ」高崎さんが言った。
栗林が竹林になっているところに着く。
そこで、生け花に使うという細い竹を30本ほど伐る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/46/fb662b39b92cc062960e6e327119a8fa_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/10/67243e952b79a4ba5d92e5e1749d646f_s.jpg)
「高崎さん、ありがとう」
午後2時ごろ、里山から出発。
鈴鹿カルチャーステーションに着く。
ジュノくんと、ヨンミンくんは「寝たーい」
”SCSタイム”は、アートスクール”
岩田さんが、ひょうたんを用意していた。
なにが、はじまるか。
交流生たちは、興味深々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/4a/3af0d10376b9534566cae5c490424891_s.jpg)
こういう、あれやこれやから、この若者たちが、なにを感じるか、
これは本人たちに聞いてみないとわからない。
聞いてみても、彼らののなかで起きていることは、なかなか
とらえきれないかも。
霧のなかにいたと感じていたんだけど、そうかどうかは、
わからない。
じぶんが、やっと晴れたとおもいたいだけなのかもしれない。
陽がまぶしいほど快晴の冬日だった。
サンマウル高の交流生とって、これからなにが起こるのか、
コトバはよくわからないし、一つひとつが霧のなかを歩いて
きた感じかなと想像している。これは、子どもたちだけでなく、
じぶんの実感かな。
鈴鹿で一泊して、二日目、アズワンコミュニテイの見学。
三日目は、朝から里山体験。
ゲストハウスの暮らしも、掃除、洗濯などはじぶんたちで
手分けしてやる。
ゲストハウスと、昼間の活動の拠点になる鈴鹿カルチャー
ステーションの往復は歩きにする。
道を覚えるのに、朝は本山照子さん、夕方はぼくがいっしょに
歩いた。
ジュノくん、ヨンミンくん、「チャジャンゴに乗りたい」
チャジャンゴというのは、自転車。
何回か聞いた。照子さんと相談して、「やってみようか」
きのう、四人に自転車を用意した。
四日目から、自転車で動くことになる。
二日目のアズワンコミュニテイ見学。
鈴鹿カルチャーステイションからカンパニー、はたけ、
お弁当屋さんなど歩いてまわった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/74/b1/229e62e49126ec90dbc03a51ff2027b5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/99/99cf012a22ba2c478201d76990370372_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/29/f8/276f1d553301fc0e77f0f63ea9b0d4d5_s.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/23/8e/707045cc5b0b9d19308cef59edebf88f_s.jpg)
お昼ごはんは、コミュニテイハウス江口さん宅で。
うどんだった。「おいしい」と連発。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/33/0f/dfa1b573d0374a4f41b9def95a7536a5_s.jpg)
お店では、竹本さんが案内してくれた。
地域通貨”リンカ”。
「これって、どういうこと?」
シン・ウンソルさんが質問した。
ジュノくんも、ヨンミンくんも、ジョンスさんも、
「?」「?」。
竹本さんが説明した。熱がこもっているなあとおもった。
「いずれリンカも要らない、そういう社会を目指している」
「これは、すごいことだ」とユン校長が、子どもたちに
ハングルで語り始めた。
お店のなかが、たちまち話し合いの場になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/eb/69e54138e5629b05e8124d8b402afb08_s.jpg)
このサンマウル高の交流では、毎日午後3時から、2時間ほど
”SCSタイム”という企画がある。
二日目は、八重樫知美さんが受け入れて、”ワッフル”づくり。
喫茶”ハイマート”に来るお客さんに、飲み物つきでお届けする
ところまでやった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/70/4b/df8726ef63a2c9444e06cec6a300200d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/70/bd/ef205154ca010ec97f01dd9d915ef977_s.jpg)
SCSタイムの今後の予定。
アートスクール・和太鼓・生け花・お茶会。
三日目、里山体験。
どんなことをするのか、交流生はほとんど描けていない感じ。
無理もない。
徳居町の里山に着いて、日常着のうえからヤッケをつける。
長靴にもはきかえる。
高崎広さん、中野豪さんがたき火をして待っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6f/2f/097129650af46d45370a26967da3b164_s.jpg)
シイタケの植菌。
ジュノくんとヨンミンくん、林のなかにブランコを見つけた。
喚声をあげて、ゆらりゆらり。
女の子は、もくもくとシイタケの菌をナラの木に打ち込んで
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/6a/fbdf5795866b75b72afb5d5235a50bba_s.jpg)
昼は、たき火の周りで、おむすびをほうばる。
中野豪さんが、焼き芋を作ってくれていた。
サツマイモは高崎さんの自家栽培もの。
「あまい」といいながら、ほくほく食べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/78/93/eadf536aabcefd410fddd4931f6314d3_s.jpg)
高崎さんが、「食べたあと里山を歩こう」と何度か言った。
「なにか、あるのかな?」とおもった。
高崎さんを先頭に、谷津田になっている里山の谷の奥へ
笹竹がまだ残る道を歩いていく。
ちょうど谷の向こうに棚田が見渡せる平らな場所につく。
日だまりになっている。なにか、ほっとする場所。
「ただいまから、えー、高崎さんの里山の小径(こみち)の
夢を話してもらいます」とぼく。
通訳はジュノくんとヨンミンくん。
交流生たちが、ぱちぱちと拍手。
そのあと、棚田の周囲の土手を歩く。
高崎さんが歩ける分だけ、笹竹やつるを刈り払い機で
切り開いているとはいうものの、ジャングルのなかの
探検のよう。(おおげさかあ?)
ジュノくんが道の端の杉の枯れ木をノコギリで伐った。
「ノコは、引いて伐るんだ」高崎さんが言った。
栗林が竹林になっているところに着く。
そこで、生け花に使うという細い竹を30本ほど伐る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/46/fb662b39b92cc062960e6e327119a8fa_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/10/67243e952b79a4ba5d92e5e1749d646f_s.jpg)
「高崎さん、ありがとう」
午後2時ごろ、里山から出発。
鈴鹿カルチャーステーションに着く。
ジュノくんと、ヨンミンくんは「寝たーい」
”SCSタイム”は、アートスクール”
岩田さんが、ひょうたんを用意していた。
なにが、はじまるか。
交流生たちは、興味深々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/4a/3af0d10376b9534566cae5c490424891_s.jpg)
こういう、あれやこれやから、この若者たちが、なにを感じるか、
これは本人たちに聞いてみないとわからない。
聞いてみても、彼らののなかで起きていることは、なかなか
とらえきれないかも。
霧のなかにいたと感じていたんだけど、そうかどうかは、
わからない。
じぶんが、やっと晴れたとおもいたいだけなのかもしれない。
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