山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

熊トレ総会&鉄砲木ノ頭ハイク

2016-12-12 | 2016山登り
12/10土曜日は、所属する熊トレの総会で河口湖へ。


素晴らしい天気と冨士。




相当、風が強そう。




総会はいつもの若富士さんで開催。

記念すべき20周年なのだが、人間と同じく年数を重ねていくといろいろ不具合が出てくるのが世の中の常。

会費未納や山行管理、緊急連絡先の問題、新役員の人選で紛糾。
いろいろ思うことあって自分は15年続けてきた事務局長退任を1年前に宣言していたのだが、後任も決まらず…でがっかり。
結局1月例会を臨時総会とすることでその場を納めたが、さて、どうなることやら。。




気を取り直して乾杯♪





総会記念ハイク・鉄砲木ノ頭

山域山名:冨士北麓・鉄砲木ノ頭、高指山(山梨県)
期  日:2016年12月11日(日)
参 加 者:総勢13名
行動記録:山中湖交流プラザ(9:50)→パノラマ台(10:15/10:30)→鉄砲木ノ頭1291m(11:00/11:15)→切通峠(11:55/12:05)→高指山1174m(12:35/13:20)→山中湖交流プラザ(14:20)
<天候:快晴>


会運営は暗雲立ちこめているが、見事な快晴。







交流プラザに車を駐めて出発。







これは犬ブナらしい。







パノラマ台。







展望がいい鉄砲木ノ頭(明神山)へ。




南アルプス白峰三山もバッチリ。今日は強い冬型で上越は大雪だったらしい。










高指山も抜群の眺め。




冬冨士を眺めると、いつも、日本人でよかった~と思ってしまう。




終始、冨士山を眺めながらのハイクでした。







稲包山

2016-12-09 | 2016山登り
山域山名:上越国境・稲包山(群馬県)
期  日:2016年12月3日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:奥四万湖800m(8:00)→赤沢峠1400m(9:10/9:20)→稲包山1597m(10:40/11:25)→赤沢峠(12:20/12:30)→奥四万湖(13:15)
<天候:快晴>

山スキーにはまだ積雪不足なので、今日は偵察も兼ねて上越国境稜線の稲包山へ。

たまには坪足で登ってみようと、まだトレースしていない四万温泉ルートから取り付くことにした。


奥四万湖奥の登山口。




1200mあたりから雪がチラホラ。



ここまで人の足跡はなかったが。。これは。。。




白砂山。




赤沢峠。




浅間山。




赤谷川源流の東俣ノ頭。




登山道は動物たちも利用する。




雪を踏みしめて進むと、稲包山がやっと見えた。




積雪は20~30センチ。




2015年2月に引き返したダケカンバ。この上はつづらを2回折れれば山頂だが、厳冬期はたった15mが長い。




2015年2月上州側敗退記録


赤沢峠からのルートを振り返る。




稲包山山頂。




遠く奥秩父の上に富士山。




ここ数年通っている湯ノ沢源流域。




2014年1月西沢ノ頭

2014年2月稲包山(越後側)

2015年2月セバトノ頭

2016年1月西沢ノ頭


今シーズンは湯ノ沢源流の沢が埋まってくれるほどの大雪を期待したい。


苗場山と筍山。




平標山と仙ノ倉山。まだ雪が足らない。




エビス大黒ノ頭と万太郎山、右の稜線は東俣ノ頭と小出俣山。




至仏山。




上州武尊山と日光白根山。




眺めを存分に楽しんだあとは雪道を駆け下りました。




登山道から林道の先にある、しゃくなげの滝。




ダムから稲包山が見えた。




下山後は麓の四万温泉へ。







御夢想の湯。




熱いお湯は最高でした。







2016立山初滑り<その2>

2016-12-08 | 2016-17山スキー
山域山名:立山・浄土山、雄山(富山県)
期  日:2016年11月26日(土)~27日(日)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、Kino、かね
行動記録:
11/26 北本(4:00)=扇沢(7:40/8:30)=室堂2420m(9:30/10:15)→浄土山2831m(11:35/11:55)~一ノ越南方コル(12:05/12:30)→雄山2991m(13:30/14:10)~山崎カール2700m(14:20/14:35)~浄土沢2390m(14:50/15:00)→室堂ホテル立山(15:25)
<天候:快晴、午後高曇り>

先週に続いて再び立山へ。積雪も少し増えて、今日は快晴が約束されている…、とくれば待ちわびた狂者が扇沢1番バスに列を作った。







ダムから見上げる立山も一段と白くなった。




室堂ターミナルの扉を開けると、眩しいほどの銀世界へ。













今週末も山スキーヤーより登山者の方が多い。







一ノ越に向かう登山者。







まず1本目は浄土山のあの斜面へ。




雄山をバックに浄土山稜線を行く。




主稜線もすっかり冬景色になった。




先週と同じラインを選択。







浅めながらもシーズンファーストパウダーをゲット!













アイゼンで雄山に取り付く。




途中からは体を揺さぶられる烈風に煽られる。




雄山へ。




気温はマイナス10℃。




御前谷。




山崎カールを覗き込む。




大汝山と剣。




烈風地獄の社務所裏で滑降準備する。




容赦ない冬の洗礼。




尾根を回り込めば眼下には山崎カール。




風を受ける斜面はパウダーとハードバーンのミックス。




ローソク岩を眼下に。




パウダーゾーンへ。




至福のパウダーラン。




笑いが止まりません。




浄土沢周辺をトレースするガイドツアー。下部にもひとパーティ見える。




モレーン下は岩とブッシュを避けながら。







雷鳥も完全に冬毛に。




ホテル立山で乾杯♪今日は十分堪能しました。




11/27 <天候:雪>

朝から低気圧による降雪とホワイトアウト。




これでは危険極まりないので、今日の行動は中止。




昨日のパウダー感触を保存して、本格シーズンを待つことにしました。




2016立山初滑り<その1>

2016-12-04 | 2016-17山スキー
山域山名:立山室堂・浄土山(富山県)
期  日:2016年11月19日(土)~21日(月)
参 加 者:みやぶー、くり♂
行動記録:
11/19 熊谷(6:00)=扇沢(9:50/10:30)=室堂2420m(12:00/13:10)→雷鳥荘(13:40)
<天候:雨>

11月半ばまでは室堂の積雪は順調に増えて、恒例の立山詣ででシーズンイン…になると思っていたが、
週初めに土砂降りの雨が降り…、その後も雪と雨が交互と今年もダメか?…、
いやまだ30㎝もあるじゃないか!とイチかバチかのギャンブル気分で決行した。

一番バスに乗る必然性がないので、のんびりと埼玉を出る。扇沢には当然雪のかけらもなく強い雨が降っていた。
改札前TVの室堂ライブカメラを見ると、雨、気温2.5℃の文字が。これを見て上がるのを止めたスキーヤーもいた。




黒部平も。。




室堂に着いて外を見ると土砂降りの雨。。。




レーダーをチェックし、少し待てば雨域が抜けそうなのでしばし待合いで待機。




雨は上がったので、雷鳥荘に向けて出発。まぁ~雪はほどほど付いていて、絶望というほどではない。(最初の覚悟次第)




歩き出したら、再び降り出した雨と西風でビショビショに。




雷鳥荘に到着。




普段なら300名近いスキーヤーでごった返すのだが、ほとんどキャンセルで今日は50名。
それも登山者ばかりで、スキーとボード合わせて10本あるかないかだった。
この雪と天候では、みんなそうでしょう。


11/20 雷鳥荘(8:00)~称名川渡渉点2270m(8:05/8:20)→2520m(9:10/9:20)→山崎カール2660m(9:35/9:50)~称名川渡渉点(10:10/10:20)→雷鳥荘(10:35)
<天候:朝曇り後雨>

朝方は視界あり。稜線も雪が少ない。




とりあえず雷鳥平で雪の付き方を見て決めようと小屋下斜面を滑る。雪は凸凹ハードバーンに時々板が潜るソフトモナカのミックス。(ほとんど苦痛に近い)




称名川を渡渉して、一番雪付きが良さそうな山崎カールに向かう。小走り谷は雪上を土砂が流れた跡があった。













ここまで上がれば、それなりの斜面がある。積雪自体は少ないが、雨降ったあとに沈んだので意外と岩は隠れていた。




ガスが下りてきて、視界がどんどん悪くなってきた。山崎カール底2660mまで。




雪質はひどいが、これぐらいはちゃんと滑れないと一人前の山スキーヤーではない。







時間は早いが、渡渉して雷鳥荘に戻る。小屋に入ったらすぐに雨が降り出した。正解。




あとは温泉と暖かい談話室でこれしかないでしょう。今晩は18名とさらに閑散としていました。





11/21 雷鳥荘(7:55)~称名川渡渉点2270m(8:00/8:15)→浄土沢2500m(9:25/9:40)→一ノ越2705m(10:00/10:10)→浄土山2831m(10:50/11:25)~室堂(11:50)
<天候:快晴>

前夜の雨(最後はほんの少し降雪)が上がり、今朝は放射冷却で氷点下に冷え込んだ。







ガチガチ斜面を滑って雷鳥平へ。テントパーティはアイゼン脱着の雪上訓練中。




今日も称名川を渡渉。










今日は全山アイスバーン状態、シール登行はほんの少しで、すぐにアイゼンに切り替える。







浄土沢を詰める。













祓堂で浄土山東面を観察。




一ノ越。




浄土山と龍王岳。




雄山。




御山谷は雪付きが悪い。




今日は雪面が硬いので尾根ルートで浄土山を目指す。




今春に滑った龍王岳山頂ルンゼはがとんど垂直に見える。










剣をバックに。




浄土山山頂から五色ヶ原、薬師、黒部源流の山々。










では、この斜面をいただきます~。




硬いバーンにうっすら新雪が乗って、スキーがよく走りました。




最高!! やっぱり来て大正解♪






これだけ雪が硬いと地雷もない。







ターミナルまであっという間でした。




今シーズンもよろしくお願いします。



残念…

2016-12-02 | 日記
立山でまた雪崩による犠牲者が出てしまった。
しかも未来のある若者が自然の脅威にのまれてしまった。

彼らが入山した日に自分も室堂に入ったので、おそらく1番バスで見かけた彼らだろう。

JANの報告を見たが、視界のない悪条件時にしかも相当深いラッセルであったはず。
ルートミスらしいが、どうしてあそこへ行ってしまったのか。
とても残念でならない。

ご冥福をお祈りします。


また、ひとつ残念なことが。

2009年1月に積丹岳で遭難したボーダーを救助に向かった道警救助隊の
救助活動に過失があったとして損害賠償を求めた最高裁判決が出た。

要救助者は救助活動中に不幸にして亡くなられたが、
最高裁判事は、救助活動に過失があったと認定した。
これで裁判は確定してしまった。

先月に雪の積丹岳に登ったが、日本海に突き出た半島の山、あの山容であれば、厳冬期の風は想像を絶する。
しかも、稜線の南側は崖になっているので、巨大な雪庇ができるだろう。

極限に近い寒さと吹雪で視界も限られる中、命がけで救助活動をしていた隊員に仮にミスがあったとしても、過失が問えるだろうか。
裁判官は、山岳遭難者救助は警察の責務と言っているが、たとえ責務だとしても現場における壮絶な救助活動を知っているのだろうか。

裁判は法律論だからと片づけていいのだろうか。

この判決が山岳救助現場に、あるいは意識の低い登山者達に悪影響を与えないか危惧してしまう。

命を救おうと一生懸命活動している方々を間近で見ているので、とても残念な判決だ。