残念…
2016-12-02 | 日記
立山でまた雪崩による犠牲者が出てしまった。
しかも未来のある若者が自然の脅威にのまれてしまった。
彼らが入山した日に自分も室堂に入ったので、おそらく1番バスで見かけた彼らだろう。
JANの報告を見たが、視界のない悪条件時にしかも相当深いラッセルであったはず。
ルートミスらしいが、どうしてあそこへ行ってしまったのか。
とても残念でならない。
ご冥福をお祈りします。
また、ひとつ残念なことが。
2009年1月に積丹岳で遭難したボーダーを救助に向かった道警救助隊の
救助活動に過失があったとして損害賠償を求めた最高裁判決が出た。
要救助者は救助活動中に不幸にして亡くなられたが、
最高裁判事は、救助活動に過失があったと認定した。
これで裁判は確定してしまった。
先月に雪の積丹岳に登ったが、日本海に突き出た半島の山、あの山容であれば、厳冬期の風は想像を絶する。
しかも、稜線の南側は崖になっているので、巨大な雪庇ができるだろう。
極限に近い寒さと吹雪で視界も限られる中、命がけで救助活動をしていた隊員に仮にミスがあったとしても、過失が問えるだろうか。
裁判官は、山岳遭難者救助は警察の責務と言っているが、たとえ責務だとしても現場における壮絶な救助活動を知っているのだろうか。
裁判は法律論だからと片づけていいのだろうか。
この判決が山岳救助現場に、あるいは意識の低い登山者達に悪影響を与えないか危惧してしまう。
命を救おうと一生懸命活動している方々を間近で見ているので、とても残念な判決だ。
しかも未来のある若者が自然の脅威にのまれてしまった。
彼らが入山した日に自分も室堂に入ったので、おそらく1番バスで見かけた彼らだろう。
JANの報告を見たが、視界のない悪条件時にしかも相当深いラッセルであったはず。
ルートミスらしいが、どうしてあそこへ行ってしまったのか。
とても残念でならない。
ご冥福をお祈りします。
また、ひとつ残念なことが。
2009年1月に積丹岳で遭難したボーダーを救助に向かった道警救助隊の
救助活動に過失があったとして損害賠償を求めた最高裁判決が出た。
要救助者は救助活動中に不幸にして亡くなられたが、
最高裁判事は、救助活動に過失があったと認定した。
これで裁判は確定してしまった。
先月に雪の積丹岳に登ったが、日本海に突き出た半島の山、あの山容であれば、厳冬期の風は想像を絶する。
しかも、稜線の南側は崖になっているので、巨大な雪庇ができるだろう。
極限に近い寒さと吹雪で視界も限られる中、命がけで救助活動をしていた隊員に仮にミスがあったとしても、過失が問えるだろうか。
裁判官は、山岳遭難者救助は警察の責務と言っているが、たとえ責務だとしても現場における壮絶な救助活動を知っているのだろうか。
裁判は法律論だからと片づけていいのだろうか。
この判決が山岳救助現場に、あるいは意識の低い登山者達に悪影響を与えないか危惧してしまう。
命を救おうと一生懸命活動している方々を間近で見ているので、とても残念な判決だ。