山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

静寂の野反湖・八間山

2016-01-30 | 2015-16山スキー
山域山名:六合村・野反湖、八間山(群馬県)
期  日:2016年1月23日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:和光原980m(8:45)→大楢(10:45/10:55)→野反峠1561m(11:50/12:05)→1828m(12:50)→八間山1934m(13:25)→1910m肩(13:35/13:50)~野反湖右岸1542m(14:10/14:20)→野反峠下(14:50/14:55)→和光原(16:20)
<天候:曇り後雪>

今日は寒気を伴った低気圧が午後に接近するので、視界はほとんど期待できない。といってまだまだ雪不足で、どこの山に登ろうか迷ったが、先週の南岸低気圧で関東北部は大雪が降り、国境稜線南面は逆に積雪が多くなったので、このタイミングではここしかないだろう。


国道405号は六合村和光原集落で冬季通行止め。やっぱりトレースはない。




ヘヤピンを廻って少し行くと、野反湖まで8キロの標識。10キロを覚悟していたので意外と近い。




山菜採り用の小屋?




作業道?、旧道?(国土地理院に記載されている路)入口。少しショートカット出来るので、迷わず入る。




兎トレースと行ったり来たり。




謎のキャタピラ跡。(途中の作業道脇道へ消えた)




国道に合流。この先は作業道とあまり大差ないので国道を行く。




野反湖まで3キロ。




1キロ進むとノクビ沢に下る道がある大楢。




ここで初めて小休止。




東側に夏道があるが、笹藪が埋まりきっておらず板が潜って始末が悪いので、諦めて車道を行く。




やっと展望が開けてきた。浅間山。




草津白根山。




眼下に和光原集落があるバーデ六合が見える。遠い。




あと1キロ。




ついに野反峠へ。




厳冬期にここに来たかった。誰もいない野反湖。素晴らしい。




まだ時間も早いので、ここは八間山山頂を踏んで、野反湖に向かって1本滑ろう。




野反湖は結氷。でも雪は少ない。




快適な尾根を登る。




まずは1828ピークを越えなければならない。




越えてみたら、八間山は立派だった。




八間山斜面に取り付くと、斜度も緩く雪崩れる条件はまったくないのだが、笹原との結合が悪く、時々足下からワッフ音が聞こえて、あまり気分がいいもんじゃない。




八間山肩へ。




ここから山頂までが藪が濃くて大変だった。特に雪面上に出たシャクナゲは勘弁してほしい。




いや~、ついに立ちました八間山山頂。長かった~。




30年くらい前の初夏に来たことがあるがまったく記憶にない。




この山域では、やっぱり白砂山が主役だ。




岩菅山は不気味な雰囲気。




肩まで戻ってシールオフ。




至福のターンを刻み、野反湖パウダーを堪能する。




エクセレント!




中間部は強風で雪付きが悪かった。




石を踏んで撃沈。




下部は笹地獄。例年並みの積雪量があれば、何のストレスもないだろう。




車道をラッセルして峠に登り返す。




しっかり雪が降り出した。さらば、野反湖。




作業道の登り返しを嫌い車道経由で下山したが、これも深雪でほとんど滑らず、疲労度UP。
結局は途中でシールを付けたので、時間的にはトレースを付けた作業道の方が早かったかも。


登りトレースに合流したらシールを取ってボブスレー。




ゲートでTheEND。




全行程20キロ超の単独フルラッセルだったが、静寂の野反湖訪問がかなえられて満足。
寡雪シーズンなりの楽しみはあるものだ。これも山スキー。




雪がしんしんとする和光原集落。




応徳温泉くつろぎの湯の硫黄泉でしっかり暖まって帰りました。