山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

丹沢・大山

2015-11-13 | 2015山登り
山域山名:丹沢山系・大山(神奈川県)
期  日:2015年11月6日(金)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:日向ふれあい学習センター300m(8:40)→見晴台(9:25/9:30)→大山1252m(10:20/11:00)→見晴台(11:30)→日向キャンプ場(12:00)
<天候:快晴>

埼玉北部に住んでいると、丹沢は「近くて遠い山」だった。電車なら新宿に行ってから私鉄に乗り換えなくてはならないし、車なら入間や八王子市街の大渋滞地域を通過しなければならなかった。

そんな訳で今まで丹沢に行ったのは、高校時代に小田急線でヤビツ峠から塔ノ岳、10年ほど前に小川谷、一昨年に北丹沢焼山と、たった3回だけだった。

が、それも昨年の圏央道延伸で、グッと近くなった。桶川北本ICから相模原や県央厚木ICならたった80キロ足らず、登山口まででも100キロそこそこの距離になった。

夕方から用事があってもサクッと帰れるようになったで、大山を登ってきました。


日向ふれあい学習センター奥の駐車場に車を置く。




見晴台と阿夫利神社を結ぶ登山道は、崩壊した補修工事で今日は通行止め。




文字どおり九十九曲。




阿夫利神社。




見晴台。




登山道は完璧に整備されている。







湘南の海。




箱根山の奥は伊豆半島の万三郎岳か。




大山川と高取山。




紅葉を楽しんで、




大山山頂へ。







箱根山地獄谷から上がる噴煙が見える。




神社の反対側(トイレの裏で初めは分からなかった)に回ったら、ワォ~。




やっぱり冨士を眺めなくては。




丹沢主脈。見事な展望台だ。




見晴らしがいいから、電波塔がたくさん。




埼玉が見えるかな。北本からは、冬にはきれいに大山が見える。




厚木、座間あたりか。




見晴台の先から、ふれあいの森キャンプ場ルートで下山。




バンガロー。




日向から大山を眺めて帰りました。




登山口から北本まで1時間半でした。近い!






赤城山廃線探訪

2015-11-09 | 2015山登り
山域山名:上州・赤城山、長七郎山(群馬県)
期  日:2015年10月31日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:利平茶屋森林公園1000m(9:35)→廃線跡(10:10)→鳥居峠1400m(10:20/10:25)→長七郎岳1578m(10:50/11:10)→小沼(11:20)→鳥井峠(11:40)→利平茶屋森林公園(12:30)
<天候:曇り>

赤城山東面の中腹から鳥居峠まで、その昔、鉄道が走っていた。
東武鉄道が昭和32年7月に開通させた「赤城登山鉄道」である。

東武グループは、桐生駅~赤城駅~水沼駅~利平茶屋間に路線バスを運行し、利平茶屋~赤城山頂駅(鳥居峠)を赤城登山鉄道ケーブルカーで登り、赤城大洞~中央前橋駅を登山道路(赤城有料道路)でつなぐ赤城回遊ルートを完成させ、赤城山をリゾート観光開発した。




しかし、前橋側の便がよかったため、東面は寂れていき、昭和42年11月に運行休止、翌年廃業と、赤城登山鉄道はわずか10年しか運転されなかった。

鳥居峠から線路跡を見下ろしたことはあったが、山麓駅側からは見たことがなかったので、利平茶屋から廃線マップ片手に登ってきました。


利平茶屋森林公園の駐車場から出発。他にハイカーは1パーティか。




こぎれいなキャンプ場があるなんて知らなかった。




キャンプ場にある案内。ちゃんとケーブルカー跡も描かれている。




利平茶屋駅跡。昔の駅舎はない。




標高は1030m。




階段式のホーム。




保存されている訳ではないが、駅跡のベースはほとんどそのまま。




100mほど戻って、登山口から山に入る。




斜面の下には線路構造物が見える。




登山道は線路から離れて、急な斜面をトラバース気味に付けられていた。




崖の下を抜ける。




廃線跡に合流。




ちゃんと電線も残っている。




登山道は、廃線跡を横断して南側斜面に付いているが、この階段を登る。




錆びたレールは、廃止された跡に設置された工事用モノレールのものらしい。登山道が交差した下部に、天然水の採取場を作った時のようだ。




昔は、こんな光景が見られた。




運行休止する直前に生まれたばかりなのでチャンスはなかったが、一度乗ってみたかった。




赤城山頂駅。




山頂駅ホームも昔のまま。




山頂駅の駅舎は、レストランで利用されている。




結構洒落れている。




天然水コーヒーが売りのようだ。




その天然水は、登山鉄道の中間付近にある御神水。モノレールを使ったのは、この水は引くためのようだ。




廃線探訪は終わり、関東ふれあいの道を辿って長七郎山へ。




この山に登ったのは、小学5年生の林間学校以来だ。




小沼湖畔に下りる。湖面に黒檜山が映る。




地蔵岳にも、赤城山ロープウェイが架かっていたが、これも廃止された。今は雪もそれほど積もらなくなったが、昔はロープウェイを使った山スキーができたようだ。
一昨年2月の関東大雪の時は、花見ヶ原から黒檜山東面を滑ったので、そんなチャンスがあったら、地蔵岳から長七郎山ミニツアーをやってみよう。




わずかに大沼も見える。




鳥居峠から林道を歩いて、登山道で下山しました。




現在はほとんどなくなってしまったが、渋川から伊香保温泉を経由して榛名山まで登山電車が走っていたし、軽井沢から草津温泉にも3時間半で結ぶ軽便鉄道が走っていた。人も世の中ものんびりと暮らした、古きよき時代だったのかもしれない。



苗場山&赤湯温泉

2015-11-08 | 2015山登り
山域山名:越後・苗場山(新潟県)
期  日:2015年10月24日(土)~25日(日)
参 加 者:みやぶー、はしけん、くりペア
行動記録:
10/24 熊谷(6:15)=苗場スキー場P(8:10/8:45)=バス&ドラゴンドラ=田代スキー場(9:20)=第2高速リフトTOP1478m(9:35)→棒平(10:35/10:45)→神楽ヶ峰2029m(11:15)→苗場山2145m(12:05/12:40)→シラビソ廊下→フクベノ平1570m(14:05/14:20)→赤湯温泉山口館1050m(15:25)<泊>
<天候:晴れ>

気温もグッと下がった晩秋は、やっぱり秘湯の温泉にのんびりと浸かりたい。
一昨年に紅葉見物でドラゴンドラに乗った時に、これを利用すれば車を回収する手間もなく、お手軽な苗場山周回ルートが取れることを知り、赤湯探訪に行ってきました。


ドラゴンドラで田代にひとっ飛び~。




日本最長の5481m。まさに空中散歩ですね。




夏は観光地の田代スキー場。




高速リフトを乗り継ぎ、まずはゲレンデを歩く。




オオシラビソの棒平を行く。




苗場山。




眼下の沢を見下ろす。お花畑沢という洒落た名前だが今は晩秋だし、
山スキーヤー3名は春のルート偵察に余念がない。




祓川コースとの分岐。田代ルートはドラゴンドラが運行する秋限定です。




神楽峰から一旦下って、苗場山を目指す。




急な尾根を登り切れば、大湿原に出る。




これが苗場山頂湿原。遠くに佐武流山と岩菅山。




さすが百名山。多くのハイカーが休憩中。




苗場山山頂。実はすぐ背後には、ヘリ荷下げを待つ大きな資材がたくさん置かれている。




湿原の休憩スペースで昼食を取って赤湯へ向かう。途端に静かな山道となった。




晩秋の風情たっぷりだ。




シラビソ廊下。




苗場の壁と神楽峰。




深穴の大岩。




フクベノ平。山スキーで残雪期に訪れてみたい。いいルートができそうだ。




コルから紅葉の昌次新道を下る。







サゴイ沢を渡る。




昔の案内。




赤倉林道分岐。







急坂を下りると、




清津川。




増水したらダメでしょう。




やった~山口館だ。







すぐさまチェック。




部屋は別館の2階。ひと風呂の前に、




乾杯~!!!




いいね~。明治にタイムスリップしたよう。




お風呂は3か所。




源泉はみな違う。




夕飯前の男湯は、玉子湯と薬師湯。







玉子湯は温めだが極楽~。




紅葉と温泉、最高です。




お隣の薬師湯。こちらの方がお湯は熱い。昔はこのお湯が内湯だったらしい。




温まったら、ランプのお部屋に戻る。




本館の食堂に下りて、




美味しい夕飯を頂く。今日は紅葉シーズンの土曜日ということで2回戦でした。




食後に一番熱い青湯でたっぷりと温まり、満腹とホカホカで少しうたた寝…。

再び、食堂で消灯の9時までチビチビやりました。










夜に前線通過してスコールのような雨と風が屋根を叩いていたが、畳みの布団でぐっすりと爆睡しました。



10/25 赤湯温泉(9:30)→鷹巣峠1184m(10:20)→林道終点(10:50)→<計8㎞>→苗場スキー場P(12:40)
<天候:曇り>

起床時間を決めずに、みんなが目が覚めたら食堂へ。我々が最後でした。




開湯したのは明治30年。発見は猟師らしい?




山口館が混むのは紅葉の10月で、ほとんどの方は赤湯往復とのこと。とっても綺麗なので納得。

温泉を開いた祖父の昌次さんが新道を作った経緯、平成に入って今の本館と別館を建て替えた苦労話し、春の赤湯周辺のルート状況など、たくさん聞かせてもらいました。


たまには、こんな時間を過ごすのもいいもんだ。最近はロングのハードな山行が多すぎか。




皇太子も来たようだ。親父さんと息子さんも若い。




ここにも田中陽希さんのサインが二つ。去年は苗場山、今年は佐武流の時に赤湯に寄られてます。
放送後はたくさんハイカーが来るらしい。




もちろん、朝風呂へ。




時間は女性タイムだが、他にお客がおらず、日帰り客が上がって来る前なので、許可をもらってはいってます。




極楽だ~。




では、赤湯をあとに。




手前が青湯、奥が玉子湯。




対岸には整地されたテン場あり。次はテントで来るのもいいかも。




鷹ノ巣峠までは100mの登り。




鷹ノ巣峠。




赤倉山には新雪が見える。時々、谷にも冷たい強風が吹き降りていた。




きれいだ~。




林道終点。







一般車は小日橋のゲートまで。




あとは8㎞林道を歩く。




平標山にも霧氷が付いている。




苗場スキー場ゲレンデを抜けて。




こんなに近くに名湯があるんだがら、たびたび訪れよう。




朳差岳

2015-11-06 | 2015山登り
山域山名:飯豊連峰・朳差岳(新潟県)
期  日:2015年10月19日(月)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:奥胎内ヒュッテ340m(6:00)→足の松登山口470m(6:40/6:50)→姫子ノ峰740m(7:25)→滝見場(8:00/8:10)→ヒドノ峰1080m(8:30)→イチジ峰1265m(9:00)→大石山1562m(9:35/9:50)→鉾立峰1573m(10:20)→朳差岳1636m(10:45)→朳差小屋(10:50/11:20)→大石山→(12:10/12:30)→滝見場(13:40/13:50)→足の松登山口(14:50)→奥胎内ヒュッテ(15:30)
<天候:朝小雨、曇のち晴れ>

午後10時過ぎに奥胎内ヒュッテ脇の登山者用駐車場に到着して仮眠。
午前4時に起きた時には満天の星空だったが、みるみる曇天となってフロントウィンドウに小雨がポツポツ。


乗り合いタクシー5時30分発に合わせて奥胎内ヒュッテ前で待ったが…




帰りに撮った案内版。




ヒュッテの人に聞いても、平日も運行しているはずで、特に予約はいらないはず…の返事。
このエリアは携帯通じず、6時まで待っても来ないので、林道を歩くことにした。
(なら、5時には出られたので最初から歩けばよかった)




林道は、奥胎内大橋(ダム建設のために作られた)を過ぎると砂利道に。




頼母木大橋からの足ノ松沢。




林道歩きは40分ほど。これなら500円払ってタクシー乗るメリットはあまりないか。




尾根に取り付く手前の御田平。うっとするほどの美しいブナの森。




足の松尾根はいきなりの急登。紅葉は満開。




一発目の急登を登り終えた姫子ノ峰からの大瀬戸川。




曇天だが、この紅葉が楽しませてくれる。




唯一のかわいい岩場。




滝はまったく見えず。




ガスってきた。寒冷前線通過中か。




2発目の急登。これが長かった。




稜線の大石山へ。風も強く寒い。




鉾立峰。これがなかなか立派な峰だった。(下山時に知った)




少し薄日が差す。鉾立峰北面。




避難小屋を過ぎれば、




朳差岳の頂きへ。飯豊の縦走路から見た時、この頂きには絶対に立ちたかった。




大蔵尾根をトレースする西俣ルートは通行止め。




きれいな小屋の内部。




水場の情報。まだ取れるようだ。




小屋をあとに下山へ。川入からのソロ縦走者と会う。この時期に全山縦走とは気合いが入っている。
今日会ったのはこの方だけ。




大石山を下り始めたら、一気に雲が消え始める。今日たどった足の松尾根は優しい尾根だ。




北側の足ノ松沢を挟んで対峙するアゴク峰は屏風のよう。







大石山も姿を見せた。




鉾立峰。




紅葉回廊を下る。










大石山と門内岳の中間にある地神山。










英三ノ峰。




下山時は滝がばっちり。




足ノ松沢の大滝。




胎内尾根は圧倒的な険しさ。昔は夏道があったらしいが、今は廃道。




急坂を下りると御田平へ。







足ノ松沢橋から大石山が見えた。




奥胎内ダム建設のため、大型ダンプがひっきりなしに行き交う。




二王子岳北方稜線の三光山あたりだろうか。




奥胎内ヒュッテへ到着。




温泉ではないが、窓外の景色がよかった。




ロビーの山情報。今年の紅葉は最高だったらしい。ピークは9月28日。




田中陽希さんは時の人だな。




念願果たせて満足。




北陸に来たら、やっぱりこれ。新発田一心寿司へ。




さすがレベル高し。




愛車はまるで新車のようだ。しっかり28万㎞も走ってます。






二王子岳

2015-10-31 | 2015山登り
山域山名:下越・二王子岳(新潟県)
期  日:2015年10月18日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:二王子神社260m(11:15)→一王子神社(12:00)→定高山994m(12:25)→三王子神社(13:20)→二王子岳1420m(13:30/14:00)→二王子神社(15:45)
<天候:曇り、山頂は快晴>

土曜日は遅くまで飲み会だったので、自宅を出たのは6時過ぎ。
今回は明日の朳差岳がメイン、今日は道中の山に登る予定で関越道を走る。
リミットとしていた午前11時に登山口に入れそうなので、新発田から二王子岳に向かう。

駐車場はほぼいっぱい。ちょうど下山して空いたスペースがあったのでそこに駐車。




二王子神社脇の空き地も満車状態。




二王子神社でお参りしてから出発。




登山ポスト。




大きな杉林をしばらく行く。







一王子小屋を過ぎるときれいな紅葉の路へ。







低層の雲上に出たら、二王子岳が見えた。







遠くには五頭連峰。




オレンジの山頂小屋が見える。




気象観測施設。




その脇の奥ノ院。




ここまでノンストップで来た。




広い山頂。




青春の鐘を鳴らしました。




二王子からの飯豊は本当に素晴らしい。

明日登る朳差岳。




地神山から、門内岳、北股岳。




奥大日岳。




眼下には見事な紅葉。




絶景を満喫して下山。










ほとんどの登山者は下山していました。




昔から登ってみたかった「二王子さま」。里山というには気高い下越の名山でした。




ここまで来たら、やっぱり日本海の夕陽を眺める。




深層湯温泉・紫雲の郷で温まって、ラーメンで腹を満たして、奥胎内に車を走らせる。

明日も下越の名山、朳差岳へ。